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実話が元になっている犯罪・ホラー・サスペンス映画おすすめ10選!

アップデート : 2022-05-19

今回は犯罪・ホラー・サスペンスの韓国映画から、実話が元になっている物語を10選ご紹介していきます。「えー、あの怖かった映画が?」と視聴された方は驚かれること必須!まさか、実話が元になっているなんて・・。見ていない方はぜひ、ご覧になってくださいね。

犯罪都市

原題:범죄도시

邦題:犯罪都市

監督:カンユンソン

キャスト:マドンソク、ユンゲサン、チョジェユン、チェグィファ

公開日:2017年10月3日(韓国)

 

映画『犯罪都市』は映画のテロップでも紹介されていますが、2004年5月に起こったソウルの南西部にある衿川(クムチョン)警察署が扱った新興犯罪組織の事件がベースになっています。

 

【あらすじ】

舞台は2004年ソウル。

 

強力班(強行犯係)のマソクト(マドンソク)は、強面の刑事でナイフで脅しにかかるヤクザに対して素手でやっつける男。

 

ある日、ビリヤード場で毒蛇組の組員が刺傷される事件が勃発しますが、ソクト刑事はイス組の男を犯人として捕らえます。

 

彼の刑事としての役目はただ犯人を捕らえるだけでなく、ボス同士の仲裁をしてバランスをとっていくことでした。

 

そんな時、中国から乗り込んできたのが新興勢力の黒竜組。

 

ボスのチャンチェン(ユンゲサン)は、血も涙もない方法で毒蛇組を乗っ取り徐々に勢力を拡大。

 

面白くないのがもともと縄張りにしていたイス組や他の暴力団で、あわや黒滝組と全面戦争になりそうな事態に陥ります。

 

そこで、警察の強力班は黒滝組の組織を一掃する作戦を行うことにするのでした。

カエル少年失踪殺人事件

原題:아이들... (子どもたち…)

邦題:カエル少年失踪殺人事件

監督:イギュマン

キャスト:パクヨンウ、リュスンリョン、ソンドンイル、キムヨジン、ソンジル

公開日:2011年2月17日(韓国)

 

映画「カエル少年失踪殺人事件」は迷宮入りとなった実在の未解決事件。

 

1991年3月26日、韓国大邱(テグ)の城西(ソンソ)国民学校に通っていた5人の小学生たちが、全員行方不明になってしまうのでした。

 

事件なのか事故なのか、大掛かりな捜査が行われても何も手がかりはありませんでした。

 

この事件が再び動きだしたのは、事件発生から11年後の2002年9月。

 

少年たちと思われる白骨死体が見つかります。

 

死因は他殺とわかったものの、犯人が誰だったのかわからないまま時効が成立してしまいました。

 

【あらすじ】

"韓国三大未解決事件"の一つを映画化したサスペンス・ミステリー。

 

時効を迎えた事件の真相に迫っていくことに。

 

のどかな田舎町で事件は起こります。

 

「カエルを捕まえる」と言って出かけた5人の小学生が行方不明になのでした。

 

必死の捜索が続くも、何も進展しない事件。

 

そんな中、犯人像の分析を始めた大学教授、スクープを狙うテレビ記者、そして事件を担当する刑事たちの姿があるのでした。

 

それぞれが「カエル失踪事件」の真相を突き止めようと動いていくのですが・・。

あいつの声

原題:그놈 목소리

邦題:あいつの声

監督:パクジンピョ

キャスト:ソルギョング、キムナムジュ、カンドンウォン

公開日:2007年2月1日(韓国)

 

1991年にソウルで発生したイヒョンホ誘拐事件を題材にしたサスペンス映画。

 

最終的に誘拐された児童は、漢江の排水路で遺体となり発見されました。

 

しかし、犯人が逮捕されないまま2006年1月に時効を迎えた実話です。

 

【あらすじ】

愛情を注いで育てていたひとり息子が、誘拐されてしまった夫婦。

 

警察の必死の捜査にも関わらず犯人の正体はわからず、息子の身代金として1億ウォンを要求されるのでした。

 

犯人との接点は電話の声だけ。

 

脅迫電話は44日間にも及び、最悪の日々の中壊れていく夫婦の絆・・。

 

独特の犯人の声をカンドンウォンが演じたことで、話題となった映画です。

イテウォン殺人事件

原題:이태원 살인사건

邦題:イテウォン殺人事件

監督:ホンギソン

キャスト:チョンジニョン、チャングンソク、シンスンファン、コチャンソク

公開日:2009年9月9日(韓国)2010年9月8日(日本)

 

1997年4月、梨泰院(イテウォン)のハンバーガーショップで起きた殺人事件。


事件に関係した人たちの証言や調査資料をベースにして映画化した作品。

 

韓国映画「イテウォン殺人事件」はチョンジニョンが事件を必死で追う刑事役を熱演。

 

また、冷静な殺人容疑者をチャングンソクが演じました。 

 

容疑者の父親役はコチャンソク、オグァンロクがベテランの弁護士役で登場します。

 

【あらすじ】 

1997年4月3日、梨泰院のハンバーガーショップのトイレで発生した殺人事件。

 

殺されたのは大学生で、犯人は10代の韓国系アメリカ人2人。

 

容疑者は薬とお酒を飲んでいて、法廷でも反省していない様子で暴言を吐く始末。

 

果たして犯人は誰なのか、事件の真相は暴かれていくのか・・が焦点になっています。

おもちゃ 玩具~虐げられる女たち~

原題:노리개: 그녀의 눈물

邦題:おもちゃ 玩具~虐げられる女たち~

監督:チェスンホ

キャスト:マドンソク、イスンヨン、ミンジヒョン、イドア

公開日:2013年4月18日(韓国) 2014年3月8日(日本)

 

韓国映画「おもちゃ 玩具~虐げられる女たち~」は芸能界の性接待に切り込んだ真実の社会派作品。

 

現実に起こった悲劇をひとつずつ告発していく内容です。

 

この映画では、出資する企業等が得られずクラウドファンディングによって製作費が集められました。

 

主演を演じたマドンソクが熱血記者イジャンホを好演しています。

 

【あらすじ】

記者のイジャンホに届いたのは、自殺した女優からの書類でした。

 

そこに書かれていたのは、女優の死が芸能事務所の社長に深く関係していたことでした。

 

彼は担当の女性検事と協力して事件の真相を探っていくのですが、見えない大きな力が2人の行く手を遮っていきます。

 

彼女はなぜ亡くなったのか・・同じ悲劇を引き起こさないために秩序が乱れた芸能界の闇を暴いていく作品です。

トガニ 幼き瞳の告発

原題:도가니

邦題:トガニ 幼き瞳の告発

監督:ファンドンヒョク

キャスト:コンユチョンユミ

公開日:2011年9月22日(韓国) 2012年8月4日(日本)

 

光州の光州インファ学校(ろうあ者福祉施設)で2000年から2005年にかけて実際に起きていた入所児童に対する性的虐待の作品。(この学校は2012年に廃校になりました。)

 

さらにその真実を施設や地域が隠蔽していたことも明るみとなりました。

 

この映画によって事件が再検証され、通称「トガニ法」と言われる“障碍者女性や13歳未満の児童への性的虐待を厳罰化と公訴時効を廃止する法律”が制定されました。

 

また再捜査も行われ、当時は不起訴とされていた加害者たちは逮捕・起訴された作品です。

 

【あらすじ】

聾学校の教職員4人が5年もの間、聴覚障害者の女生徒達に性的暴行や非人道的な暴行を繰り返し働いていたのです。

 

カンイノ(コンユ)は美術教師で、恩師の紹介でこの学校に赴任してきました。

 

学校内で行われていた異常な光景を目にした彼。

 

彼は生徒たちや人権センターのソユジン(チョンユミ)達と一緒に、この異様な世界と戦おうと立ち上がるのですが・・。

ソウォン/願い

原題:소원

邦題:ソウォン/願い

監督:イジュンイク

キャスト:ソルギョング、オムジウォン、イレ、キムヘスク

公開日:2013年10月2日(韓国) 2014年8月9日(日本)

 

2008年に実際に起きた幼女暴行事件(ナヨン事件)をベースに作られた映画。

 

思いもしない暴行事件に遭遇した少女とその家族の苦悩そして再生が描かれています。

 

【あらすじ】

ある雨の日、学校に行っていた9歳の少女ソウォンは酔っぱらったおじさんに引きずられ暴行を受けることに。

 

ソウォンはこの事件で、身体と心に深い傷を負うことになるのでした。

 

彼女がいる病院にはマスコミが集まり、犯人逮捕のためには少女の証言が必要な状況。

 

性犯罪の被害にあった少女の家族もまた、絶望の淵に立たされることになるのでした。

 

両親は必至で娘を守ろうとするのですが、ある出来事で少女は父親に恐怖を抱くことになるのです。

 

彼女が犯人と父親を結び付けた記憶とは、また少女と両親は心の葛藤から立ち直ることができるでしょうか?

 

希望を見出すことができるのかが、映画「ソウォン/願い」のみどころとなっています。

ハン・ゴンジュ 17歳の涙

原題:한공주

邦題:ハン・ゴンジュ 17歳の涙

監督:イスジン

キャスト:チョンウヒ、チョンインソン、キムソヨン

公開日:2014年4月17日(韓国) 2015年2月10日(日本)

 

映画「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」は、2004年に実際に起きた女子中学生の集団暴行事件を題材にした作品。

 

この映画のイスジン監督は第35回青龍映画賞で新人監督賞を、主演のチョンウヒは主演女優賞を受賞しました。

 

【あらすじ】

中学生の時に集団暴行事件に遭ったハンゴンジュ。

 

17歳の彼女は元担任の母の家で新しい生活を始めます。

 

しかし、新しい学校には馴染めず、離れて暮らしている両親にも冷たくされるハンゴンジュ。

 

そんな時、彼女の歌声を聞いた同級生たち。

 

その歌がきっかけで、友だちが出来ていくことに。

 

やっと自分の居場所を見つけて立ち直ろうとする少女。

 

しかし集団暴行事件の影が再び彼女の心を傷つけていくのでした。

殺人の追憶

原題:살인의 추억

邦題:殺人の記憶

監督:ポンジュノ

キャスト:ソンガンホ、キムサンギョン、キムロェハ、ソンジェホ

公開日:2003年4月25日(韓国)  2004年3月27日(日本)

 

映画「殺人の追憶」は、1986年から6年間10人の女性が犠牲となった連続殺人事件が題材の作品。

 

動員された警察官は180万人、そして3000人以上の容疑者を調べても結局犯人が捕まらなかった未解決事件です。

 

田舎刑事をソンガンホが、ソウルの都会刑事をキムサンギョンが演じたことも話題となりました。

 

【あらすじ】

1986年にソウル近郊の農村で起きた若い女性の殺人事件。

 

彼女は手足を縛られ、強姦された後に殺されたらしいのです。

 

そして、その2ヶ月後にまた同じような女性の殺人事件が起きたのでした。

 

特別捜査本部が設置されることになり、刑事トゥマン(ソンガンホ)とソウルからきた刑事テユン(キムサンギョン)が出会います。

 

2人の捜査方針が合わず、結局ぶつかり合うことに。

 

捜査を続けていくと有力な容疑者ヒョンギュ(パクヘイル)に行き当たるのですが・・。

チェイサー

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