アップデート : 2020-11-11
学生時代に韓国芸能人にいじめを受けていた事を暴露するハクトゥー運動(学=ハク+Me Too運動のTooをくっつけて作った造語)が今、韓国芸能界を揺るがしています。その告発が事実であることもあれば、事実でない場合も……。今日はハクトゥー運動の当事者になってしまった韓国アイドルについてまとめてみました!
今日は学生時代にいじめ問題や校内暴力を起こしたとして問題視された韓国アイドルについて、その真偽のほどを検証してみたいと思います!
まずは新人ガールズグループwoo!ah!のミンソから。
ミンソは2020年9月。
あるネットユーザーから『ミンソに校内暴力を受けた』との書き込みを受け、周囲からは釈明を求める声が上がりました。
ミンソの所属事務所であるNVエンターテイメントは、本人はもちろん周囲の人物への綿密な聞き取りによりこの書き込みは真実ではなく誹謗中傷にあたると判断。
投稿者が問題が大きくなる前に書き込みを削除していたこともあり、今後このようなデマの拡散やアーティストに対する誹謗中傷があった場合は法的措置をとるという立場を公にしました。
ガールズグループBerry Goodのダイェもまた、2019年インターネットコミュニティーに『学生時代にキムヒョンジョン(本名ダイェの本名)からいじめを受けた』と書き込みされました。
その内容というのが『授業中に頭を叩かれたり、ほうきで頭を撫でられたり、男子生徒の前で下着のひもを引っ張られたりした』というショッキングなもの。
ダイェの所属事務所は事実無根と反論しましたが。
被害者を名乗る人物の暴露はそれによりもっと激しいものに。
またこの問題を取り合げたメディアが『ダイェは学校で虐め加害者に対する懲戒処分を受けていた』と報道。
しかしそんな事実はなく、所属事務所は『悪質なデマに対しては名誉棄損で法的処置をとる』として応戦。
またダイェ自身も「被害者とおっしゃる方と小学生の時に些細な言い争いがあったことは事実であるものの、いじめや暴力を行使したことはなく、生活記録簿(学校生活全般におけるものが書かれたもの)はきれいであるとお話しすることができる」と釈明しました。
その後、メディアが訂正文を公開した事で問題に終止符が打たれた形になりました。
MOMOLANDのジュイにも2018年。
突然降ってわいたように学生時代いじめ加害者だったという話が持ち上がりました。
しかしこれに対しては、ジュイの同級生たちが『ジュイがいじめ加害者だったことなど全くなかった』と即座に否定してくれたため、事なきを得ました。
この時期はちょうどMOMOLANDの人気が急上昇してきていた頃。
突如人気者になったジュイに対するやっかみがデマを生んだのではないかと言われています。
事務所はもちろんこれ以上の悪意あるデマに対しては法的措置をとってゆくと強硬な姿勢を見せました。
(その後情報を拡散した2人から事務所宛に反省文が届き、善処したという報道もなされました。)
それにしてもジュイ、いい友達を持っていて本当に良かったですね。
元X1、現・DRIPPINメンバーのチャジュノにも2020年6月。
自称小学校の同級生を名乗る人物から、チャジュノに校内暴力を受けていたとネット上に書き込みがされました。
しかし真偽を問うネットユーザーからの書き込みが続くと、投稿は削除されたといいます。
チャジュノが所属するウリムエンターテイメントはこの書き込みをした人物を特定。
そして翌日には『チャジュノに対する名誉棄損と侮辱罪』で告訴したと明らかにしました。
事務所のすみやかな対処は、アイドルの心労を減らしファンにも安心感を与えてくれますよね。
元WINNERのメンバー、ナムテヒョンが学生時代問題児だったと告発されたのは2014年のこと。
ナムテヒョンは中学生時代。
『友人を殴って物盗った』
『仲間と群れてタバコを吸ったり暴力をふるったりしていた』
『あまりの傍若無人ぶりに強制転校を余儀なくされた』
と同級生だったという人物から告発されました。
WINNERのデビュー時期とも重なっており、当時はナムテヒョンに対し謝罪や反省を求める書き込みが相次ぎました。
しかしこの頃はまだ事務所がすぐに公式な立場を発表したり、相手を告訴するような時代ではなかったような気がします。
事態の静観の末、2016年ナムテヒョンはWINNERを脱退することを決めました。
理由は幼少期からの心理的な問題と公表されています。
このナムテヒョンのいじめ問題については特に解決を迎えないまま今に至っているという見方が多いようです。
ヒョリンが中学生時代の同級生にいじめ加害者であったと告発されたのは2019年の事。
SISTARも解散してもう数年経った頃。
なぜこのタイミングで?と思われた方も多かったかもしれません。
しかし『ハクトゥー運動』の流れがあったからこそ、このタイミングで告発に至ったともいえるでしょう。
初めヒョリンは15年も前の事なので記憶が定かではないと説明。
また告発者に直接会いに行きたいと事務所に提案しました。
一方告発者は一度は『直接会いたくない』とその提案を断ったものの。
その後ヒョリンと和解の機会を持ったといいます。
しかしヒョリンが当事者と和解した後も彼女のイメージダウンは避けられず。
『和解云々ではなく、実際いじめがあったのかをはっきりさせるべき』との声が多数上がることとなりました。
SF9のメンバーダウォンに対して、小中学校時代の同級生を名乗る人物からいじめ告発がTwitter上に投稿されたのは2020年7月の事。
その人物は『アイドルになっていると知って頭がぼーっとした。僕の幼い頃の思い出は君への恐怖と劣等感でいっぱいだ』と告発。
証拠として卒業アルバムを添えましたが、一部のネットユーザーからそれはいじめの証拠にはならないと反論を受けました。
ダウォンの所属事務所FNCエンターテイメントも『この主張は事実無根』と発表。
そんな矢先高校時代ダウォンと同級生だったという人物からも投稿が。
『小中学生の君走らないが、高校時代の君は決していい人間とは言えなかった』と高校でもいじめがあったことを暴露。
しかしこの人物も決定的証拠を持っていないことから、話に便乗しただけでは?と見る人も少なくありません。
(また卒業年度がダウォンと1年違うことも指摘されています)
結局のところどちらの真相も明らかになっておらず、進展もない状況となっているようです。
NCTテヨンの学生時代のいじめ問題は今までご紹介してきたものとは少し違います。
というのもテヨン(事務所)が『学生時代に行った良識のない行動、発言を反省している』とすでに反省の言葉を発表しているからです。(また拡散された噂に対し、事実と違う部分があることも事務所を通じ言われています。)
しかしテヨンは一部のアンチファンからは『グループ脱退』を要求される事態に。
またテヨンを訴えていた被害者のもとにテヨンのファンが嫌がらせをするなど二次被害を出したことも問題とされています。
事務所であるSMエンターテインメントは法的処置で対応すると発表しており、事態がどうなってゆくのか心配するファンも多いようです。
Block Bのパッキョンに突如過去のいじめ問題が持ち上がったのは2020年9月末のこと。
いじめ被害者とされる元同級生は『パッキョンは中学時代校内暴力をするメンバーの一人だった。校門の裏でお金を奪ったり、酒やたばこ、女子生徒へのセクハラ発言もあった。今成功して紳士的にふるまっている姿をテレビで見たくない』と告発。
ネット上ではあのパッキョンがそんなことをするとは思えないと彼を擁護する声が多く上がっていましたが。
パッキョンは学生時代の振る舞いが事実だったことを認め謝罪。
その騒動後すぐ、現役入隊する運びとなりました。