アップデート : 2023-06-10
「7年契約」が一般的なK-POPアイドルですが、所属事務所と契約終了するとグループ名が使えなくなり、グループ名を変更したり、最悪の場合は裁判を起こすことも…。今回は契約終了後にグループ名を変更したアイドルグループや、引き続き使っているアイドルグループの事情などをチェックしていきましょう♪
K-POPアイドルは基本的に「7年契約」が多く、所属事務所がそのグループ名はもちろん、ファンダム名やコンサートブランド名までを登録することが一般的です。
アイドルグループも会社にとっては「ひとつの商品」であるため、商標権を登録するのは納得ですね。
ガールズグループは7年の契約が終了した後にグループ活動をすっぱり辞めて女優に転身、または再契約をして活動を継続するケースがほとんど。
その一方で、ボーイズグループは全員が契約を終了しても「グループの形はそのまま残す」というケースが増えています。
ここで問題になるのが「グループ名」で、グループ名の商標権はメンバーではなく事務所が所有しているため、引き続きその名前を使えないことも珍しくありません。
最近では1990年代に人気を集めていたH.O.T.が、5年間の裁判を経て商標権を勝ち取ったことも話題になりました。
では早速、契約終了後にグループ名を変更したアイドルグループや、引き続き使っているアイドルグループの事情などをチェックしていきましょう。
事務所との契約が終わると解散や脱退という流れがスタンダードでしたが、ここ数年事務所が変わっても活動を続けるアイドルが増えてきています:)また、別の事務所に移っても引き続き活動ができるパターンも多くなっています!そんな「7年ジンクス」の希望の光とも言えるグループたちをまとめてチェックしてみましょう^^
K-POPアイドルの歴史の中で、グループ名を巡って所属事務所と商標権の紛争を経験した最初のグループが神話(シンファ)です。
神話は1998年にSMエンターテインメントからデビューし、7年後に契約終了に伴いGOODエンターテイメントに移籍しました。
その後、SMエンターテインメントはGOODエンターテイメントに商標権を貸与し、GOODエンターテイメントはオープンワールドという事務所と商標権条約を締結。
活動決定権なども全てオープンワールドが担う形になりましたが、オープンワールドが破産危機を迎えたことで商標権を自分たち(メンバー)が持つことを決意。
そのため元々の商標権を持つSMエンターテインメントに商標権の取り消しを請求しますが、その間に商標権の所有がオープンワールドの後続会社であるジュンメディアに移ってしまいます。
すでにこの時、メンバーたちは共同出資で事務所SHINHWA COMPANYを設立しており、2012年に商標権使用契約の解除を求める裁判を提起。
そして2015年に裁判所から「神話」の商標権の譲渡を認められ、現在はグループ名を使えるようになりました。
H.O.T.や神話のように長い年月をかけて商標権を手に入れたグループも多い一方、INFINITEはスムーズにグループ名の商標権を譲り受けています。
2023年5月、INFINITEはリーダーのソンギュが代表を務める「INFINITE Company」を設立。
その際、元々INFINITEを手掛けたWoollimエンターテインメントがグループ名の商標権を無償で譲渡することを発表しました。
またグループ名だけでなく、ファンダム名やファンミーティングのブランド名まで無償で譲渡。
Woollimエンターテインメント側は「INFINIEのメンバーは代表と所属歌手ではなく、自分にとって弟のような特別な存在」とし「20代前半の青春時代を『INFINITE』という名前で活動してきたメンバーたちだ。そのメンバーたちから、名前を奪うことはできない」と、商標権を譲渡することを決めたと明かしています。
関連情報:
デビュー当初から日本をメインに活動していた超新星。
コアコンテンツメディアからデビューし、契約終了後はマル企画に移籍していますが、マル企画では問題なくグループ名を使用していました。
そのためファンの間では「マル企画がコアコンテンツメディアの子会社だったのでは?」という声も。
そしてマル企画との契約終了をもって、まだ契約期間が残っていたソンモ以外のメンバーで「SVエンターテインメント」を設立し移籍。
しかし、ここで超新星という名前が使えなくなり、やむを得ず「SUPERNOVA」にグループ名を変更しています。
但し、現在もそのグループ名が浸透していないため、日本メディアのニュースでは「元超新星」と表記されることがほとんどです。
2022年12月末にYGエンターテインメントと専属契約を終了したiKON。
メンバー全員が契約を終了しましたが解散ではなく、そのまま全員で143エンターテインメントに移籍しています。
これはYGエンターテインメントで初めての事例ですが、なんとグループ名もそのまま維持。
なぜグループ名をそのまま使用できているのか、その理由については明かされていません。
しかし、このケースはかなり大きな意味を持ち、新しい事務所でも新アルバムを発表するなど順調に活動を続けています。
関連情報:
BEASTもグループ名を巡って所属事務所と争ったことで有名なアイドルグループです。
2016年11月、CUBEエンターテインメントとの専属契約を終了したBEAST。
するとプロフィール欄から「BEAST」という文字が消えてしまいました。
2017年2月にはCUBEエンターテインメント側が「2016年に脱退したヒョンスンに新人2人を加えて『BEAST』という名前で活動する予定」と発表。
その他の5人は「Around USエンターテインメント」を設立し、5人揃って移籍。
当初はグループ名を維持したいと考えていましたが「それができない理由は前の事務所との交渉がうまくいかなかったからで。これ以上引き伸ばすとファンに会うまでの時間がますます長くなると思った」とし、グループ名を「HIGHLIGHT」に変更しました。
なお“新星BEAST”についてはヒョンスンも何も聞かされていなかった状態で、現在までに活動はなし。
そのことから、CUBEエンターテインメントが「BEAST」の商標権を手放したくないために、急いで対策を講じたことが予想できます。
所属事務所と契約が終了した後、グループ活動が激減することが多いガールズグループ。
一方で、Brave Girlsは2023年2月にBraveエンターテインメントとの契約終了を発表しましたが、その2カ月後にメンバー全員がワーナーミュージックコリアと専属契約を締結したことを発表しました。
しかし、グループ名は「BB GIRLS(ブブゴル)」に変更。
商標権の問題でBrave Girlsというグループ名が使えなくなったのかは分かりませんが、前事務所ともとても良い関係性を築いていたため、新しい気持ちで再スタートしたいと考えたのかもしれませんね。
契約終了後にグループ名を変更したアイドルグループや、引き続き使っているアイドルグループの事情などをご紹介しました!
やむを得ずグループ名を変更するケースも多い一方で、やはりグループ名の変更は何かと大変な部分もあるようです。
まだ新しいグループ名が浸透していない間は「元〇〇〇」と記載され、ファン以外は「あれ?いつの間にグループ名変わったの?」「この人って元々〇〇〇にいたよね?」と疑問を抱くことも少なくありません。
今後もこのようなケースは増えると予想されるので、アイドルグループの契約終了後の動向を引き続き見守っていきましょう♪
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