アップデート : 2021-11-13
「韓国」を韓国語にすると「ハングク(한국)」ですが、英語表記は「KOREA(コリア)」という全く違った読み方ですよね?日本も英語にすると「JAPAN(ジャパン)」に変わりますが、なぜ、英語だと名前が変わるんだろうと不思議に思った事はありませんか?今回は、韓国が「KOREA」と呼ばれる理由に迫ります!
「日本(にほん/にっぽん)」が正式な呼び方なのに、なぜ「JAPAN(ジャパン)」なのか…
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
実は、韓国も同じです。
韓国の正式名称は「한국(ハングク)」ですが、英語表記は「KOREA(コリア)」になります。
ではなぜ、「日本(にほん/にっぽん)」が「NIPPON」ではなく、そして「한국(ハングク)」が「HANKOOK(ハングク)」 ではないのでしょうか?
今回は、なぜ韓国が「KOREA」と呼ばれるようになったのか、また、日本はなぜ「JAPAN」と呼ばれるのか、その歴史についてご紹介いたします!
まずは、日本がなぜ「JAPAN」と呼ばれるのか見ていきましょう。
日本が「JAPAN」と呼ばれるようになった理由は諸説ありますが、一番有力な説は「中国語の発音を元にした」というものです。
マルコポーロが、アジア諸国の様子を描いた「東方見聞録」には、日本は「ジパング(Cipangu)」という名前で紹介されています。
実は、マルコポーロが「東方見聞録」で日本について執筆する際、実際に日本に来たわけではなく、中国で見聞きした内容を描いたんだそうです。
当時、中国では日本のことを「ズーベン(ziben)」と呼んでおり、これを聞いたマルコポーロが「ジパング(Cipangu)」と書き記したようです。
こうして、日本は海外で「ジパング(Cipangu)」として広まり、最終的に「JAPAN(ジャパン)」という発音へ変化していきました。
それではなぜ韓国は「KOREA(コリア)」と呼ばれるようになったのでしょうか?
朝鮮半島は、最初から「韓国」という国名だったわけではなく、高麗(こうらい/コリョ)と呼ばれる時代がありました。
この高麗時代、벽란도(ビョクランド)と呼ばれる貿易港があり、アラビア商人たちが薬剤などを買いに来ていました。
しかし、アラビア商人たちには「高麗(コリョ)」の発音が難しく、わかりやすく「Corea」と表記した事が、韓国が「KOREA」と呼ばれるようになった始まりのようです。
また、「Corea」が「KOREA」に変化した理由は、発音だけではなく、日本の影響もあったといいます。
日本が韓国を植民地支配していた当時、ベルリンオリンピックが開催されました。
このオリンピック入場式で、「N」で入場する日本より、韓国が先に入場することのないよう「Corea」を「KOREA」に表記に変更したという説もあるようです。
ちなみに、なんで韓国は日本を「니혼(二ホン)」ではなく、「일본(イルボン)」と呼ぶんだろう?と思った方もいるかもしれません。
これは「日本」という漢字を韓国語で発音すると、「일본(イルボン)」となるからです。
逆に、日本が「한국(ハングク)」を「韓国(かんこく)」と呼ぶ理由も同じく、漢字の日本語読みです。
ちなみに、「韓流(かんりゅう)」と書いて「한류(ハンリュウ)」と読むのも、実は漢字を韓国語読みしているからなんですよ!
ここまで、日本はなぜ「JAPAN(ジャパン)」なのか、そして、韓国はなぜ「KOREA(コリア)」なのか、について詳しくお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
さまざまな歴史が、今の国名につながっていると思うと、とても興味深いですよね。
ぜひ、韓国人のお友達や、日本の韓国好きなお友達に、教えてあげてみてくださいね!
今回もご拝読いただき、ありがとうございました!
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