アップデート : 2021-02-16
アイドルグループには昔からセンターのメンバーがいるのが一般的で、グループのメインビジュアルを誇っていました。しかし、最近ではあえてセンターを作らないという女性アイドルグループが増えています。その理由とは?
女性アイドルグループがセンターを作らない「トータルフットボール」の時代へ突入しました。
まず、BLACKPINKを例に考えてみると「センターはジェニ?リサ?」とハッキリ分からないという方が多いはず。
実はBLACKPINKはセンターを固定していません。
コンサートのステージやミュージックビデオを見ても、誰かひとりのメンバーが中心になっているということがなく、全員が平等にスポットライトを浴びています。
また、ITZYや(G)I-DLE、TWICEにもセンターがいませんね。
楽曲ごとにセンターはもちろんメンバーたちの立ち位置も異なり、誰かひとりだけが目立ってしまうということはありません。
この方法はノーセンターやマルチセンターと呼ばれ、メンバー全員が注目されることによりグループそのものが成長することができると言われています。
また、昔のセンターポジションは基本的に「グループの中で最もビジュアルが良いメンバー」を選んでいましたが、現在は外見だけを重視するという傾向が少なくなったため全員が平等にセンターに立てるようになりました。
昔はグループのセンターを立てることはアイドルグループの必須条件とされ、過去には少女時代ユナ、MissAスジ、AOAソリョンなどがセンターに。
センターを固定することでそのグループに興味を持ってもらい、そこから他のメンバーたちの認知度もアップしていくというのが狙いでしたが、実は失敗に終わったグループもあります。
MissAはスジをセンターにしていましたが、結果的にスジだけしか知名度が上がりませんでした。
そして最後まで他のメンバーの知名度が上がらないまま、結局は解散。
また、AOAの場合はソリョンがセンターを務め、女優やテレビCMなどで活躍。
しかし、「AOAは知らないけどソリョンは知っている」という視聴者が圧倒的に多いのが現実です。
さらにセンターを固定することにより「全員が苦労しているのにスポットライトを浴びるのはセンターだけ」という不満も多く、結局は脱退や解散に繋がることも…。
それらの反省点を踏まえた上で、今後も女性アイドルグループにおいてはセンターを固定しないことが一般的になりそうです。
参考情報元:nate
韓国の芸能事務所からデビューを果たした日本人アイドルグループ・NiziU。また、Big Hitエンターテインメントも日本向けのグループを作ると発表しており、時代に合わせてKPOPアイドル育成システムも変化しています。今、アイドル育成に求められることとは?