アップデート : 2022-06-30
近年日本でもどんどん取り締まりが厳しくなっている飲酒運転。お隣韓国でも“飲酒運転”に対する認識がどんどんアップデートされつつあります。そんな中、飲酒運転によって人生が一変してしまった韓国芸能人たちがいます。今回は飲酒運転を引き起こした韓国アイドル・俳優・女優・歌手をご紹介いたします。
日本でも年々取り締まりが強化されている「飲酒運転」。
お隣韓国では、いったいどんな法律になっているのでしょうか?
韓国交通公団によると、韓国で飲酒運転をした場合、5年以下の懲役、または2000万ウォン以下の罰金が科せられます。
また、飲酒運転によってケガ人が発生した場合は、1年以上15年以下の懲役、または1000万ウォン以上3000万ウォン以下の罰金。
死亡事故の場合、無期、または3年以上の懲役刑を受けることとなります。
2019年06月25日には、飲酒運転の危険性と警戒心を高めるため、飲酒運転処罰基準が強化されましたが、依然として飲酒運転に対する認識が甘い人も少なくありません。
しかしそれと同時に、飲酒運転に対して厳しい目を持つ人も増えつつあり、芸能人が事故を引き起こした場合には、多くのバッシングを受けることとなります。
グループ脱退や芸能界引退を所望する声もあがり、場合によっては、再び表舞台に立てなくなることもあるようです。
2021年5月18日、元After Schoolのリジは、泥酔したまま自身の車を運転し、前方を走るタクシーに後ろから追突しました。
血中アルコール濃度が免許取り消し水準であったことや、2019年に「飲酒運転をする人間が許せない」といった趣旨の発言をしていたことから、世間からより強いバッシングを受けることとなりました。
2021年9月14日には、自身のインスタグラムライブで涙ながらに謝罪するも、リジに対する非難の声は止まず、現在も事実上の活動休止を余儀なくされています。
また、このちょうど1年後、親友であるキムセロンが飲酒運転で摘発されたことにより、再びリジの飲酒運転にも注目が集まるようになりました。
2022年5月18日、女優キムセロンは、自身の車でガードレールや変圧器などに数度衝突し、近隣店舗や信号機が停電するなどの大規模事故に発展。
キムセロンは現場から逃走しますが、その後まもなくして警察に取り押さえられました。
しかし、警察に対してアルコール検査を拒否したことや、インスタグラムのコメント欄を即閉鎖したことで、世間から厳しい視線を向けられることとなりました。
2022年5月19日、所属事務所は飲酒運転を認め、キムセロンは謝罪文を公開しましたが、復帰は厳しいとの見方もあるようです。
キムセロンは事故発生以前に数多くのドラマ・映画出演が決まっていましたが、現時点でSBSドラマ「トロリー」は配役交代、ウェブトゥーン原作のNetflixオリジナルドラマ「狩猟犬たち」は放送の無期限延期が決定しました。
2009年10月、元SUPER JUNIORのカンインは、飲酒運転によるひき逃げ事件を引き起こしました。
カンインは逃走を図ったものの、後に自首したことで減刑され、最終的には罰金刑に収まりました。
以降8か月の自粛期間を設けることとなりましたが、この期間を利用して兵役に行ったことにより、“逃避入隊だ”といった批判も多かったようです。
SUPER JUNIORの正規6集「Sexy, Free & Single」で復帰を果たすも、2016年5月24日、再び飲酒運転でコンビニの街灯に衝突。
血中アルコール濃度は免許停止レベルであり、この事件をきっかけにファンからも脱退を望む声が大きくなるようになりました。
その後も数多くの事件・事故に関わっていたことが認められ、最終的には2019年7月11日に、カンインはSUPER JUNIORを脱退しました。
関連情報:
この飲酒運転が発覚したことにより、2018年9月5日、所属事務所のプレディスエンターテインメントは“ハンドングンの活動を全面中断する”と発表。
その後、AB6IXなどが所属するBRANDNEWに移籍し、2022年には韓国人気番組「シングアゲイン2」に出演を果たしました。
しかし、ハンドングンが再び表舞台に立ったことに対し、不快感を示す韓国国民も少なくありませんでした。
当時Twitterでは「#음주운전(飲酒運転)」というワードがトップトレンド入りし、韓国の飲酒運転に対する見方が変わってきていることを象徴する出来事となりました。
2022年3月6日、ZE:Aのムンジュンヨンは一方通行を逆走し、対向車に向かってクラクションを鳴らしました。
対向車の運転手がムンジュンヨンの元に駆け寄ると、きついアルコール臭を感じ、警察に通報。
結果、免許取り消し水準のアルコールが検出され、即免許取り消し処分が下されました。
対向車の運転手が公開した映像には、ムンジュンヨンが警察の前で堂々と煙草を吸っている姿が映し出されており、コロナでマスク着用が義務付けられていた時期であったため、より一層大きな非難を浴びることとなりました。
さらに、その後もインスタグラムで“自身も対向車から恐喝を受けた被害者だ”と主張し、火に油を注ぐ展開に…。
実際に、対向車は金銭の要求を行ったようですが、ムンジュンヨンが2018年にも飲酒運転で摘発されていたことが明るみとなり、彼に対する批判が収まることはありませんでした。
年々飲酒運転に対する認識がアップデートされつつある韓国では、摘発された芸能人の活動復帰が難しくなっています。
ちょっとした気のゆるみや、大丈夫だろうといった甘い考えが、人生を一変してしまう大きな分岐点となることも…。
韓国のみならず日本でも、今以上に飲酒運転に対する認識がアップデートされ、一つでも多くの悲しい事故が無くなっていくことを心から願います。
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