こんにちは。韓国在住のpbsm0109です!
少し前までは日本より韓国の夏は比較的涼しかったのですが、ここ数年は日本と変わらない厳しい暑さ💧
食欲も沸かないほど暑いときは、サッパリした冷たい冷麺が食べたくなります。
今回は、ミシュランガイド2019にも掲載されている絶品冷麺が食べられるお店をご紹介したいと思います♡
明洞からほど近い距離に40年以上も続く、老舗の冷麺屋さんが「南浦麺屋(남포면옥)」です。
朝鮮半島北部の平安道(ピョンアンド)は食の都と言われていますが、お店のご主人はその平安道の出身!
ソウル市の「伝統飲食店」にも指定され、韓国の人たちの舌を唸らせています。
こちらの冷麺の味の決め手は、お店のご主人が長い間ずっと守ってきた伝統の味とも言える
「大根の水キムチ(トンチミ)」にあります。
十分に熟成された水キムチのダシをスープに使用することで味に深みが生まれ、
またお店のオリジナルの味が出せるというわけなんです。
上品な味わいのスープは全部飲み干したいほど美味しい♪
韓牛の寄せ鍋(ハヌオボッチェンバン) という平壌の名物料理もこちらのお店で有名なんです。
チェンバンというお鍋に、お肉や野菜を特製のスープと一緒に煮込んで食べます。
見た目はプルコギみたいに見えますが、プルコギよりも上品で淡泊な味わいが魅力です。
忠武路の隣に位置する筆洞にある冷麺屋さんが「筆洞麺屋(필동면옥)」です。
2階建てのこのお店。もう50年も続いている老舗中の老舗なんです!
今のご主人はもう3代目になりますが、それでも冷麺の美味しい季節になるとお客さんがドッと押し寄せます。
ずっと世代を超えて愛される味を守り続けているんです。
筆洞麺屋の看板メニューはやっぱり「水冷麺」です!
そば粉80%の麺を使用していて、平壌式のすっきりした味わいのスープ♪
他のお店と違うスープのコクは、牛のスープに豚のスープも合わせている点にあります。
スープを飲み干す人も続出の冷麺です♪
辛いものが好きな人は人気のビビンネンミョンはいかがですか?!
こちらのお店のビビンネンミョンは、薬味がたっぷり入ったヤンニョムが特徴です。
見た目は真っ赤ですが、食べてみると意外と辛くないんです。
後を引く美味しさ♡
乙支路に位置する「又来屋(우래옥)」は、北朝鮮の平壌出身のオーナーが始めたお店です。
1946年に「西北館」という店名でオープンさせたお店は、
その後朝鮮戦争のために釜山に避難を兼ねて移転したそうです。
でも休戦後に再びソウルに戻りお店を始めました。
ソウルに「又来ました」という意味をお店の名前に込めて「又来屋」という名前で
お店を再スタートさせたという逸話があります。
伝統平壌式冷麺は江原道産の韓牛を100%使って24時間煮込み、冷麺のスープとして使っています。
麺は、そば粉とサツマイモのでん粉が7対3。この比率で麺を作ると食べやすい絶妙なコシが生まれます。
「又来屋(우래옥)」のビビンネンミョンは、ピリッと辛いのにすごくスッキリした味わい!
一緒に来た人が普通の冷麺を注文したら、少しスープ(ユクス)を分けてもらって
一緒に混ぜて食べると辛さも緩和されるし、ダシも効いて更に美味しくなるので試してみて♡
「ジョンインミョンオク(정인면옥)」は、韓国のグルメ番組として有名な「水曜美食会」で紹介されたお店!
水曜美食会で紹介される番組は名店ぞろいなんですが、放送後は更に行列ができました。
今も、平壌冷麺の代表店の1つとして安定した人気を博しています。
見た目はすっごくシンプルな冷麺です。スープの味も見た目は薄そうに感じますが、結構しっかりしたお味。
このシンプルなスープと口当たりのいい麺で勝負できるのは、長年のお店のこだわりがあるからです。