ハングルでは추と表記しますが、韓国語には日本語の「つtsu」の発音がありません。
そのため「ちゅchu」となってしまいます。
そのため、例えば
靴(くちゅ)
に聞こえてしまいます。
音を伸ばす長音がない韓国語では、区別がつかない「おじいさん」と「おじさん」。
日本旅行でおじさんに間違って「おじいさん!」と呼んでしまう人も多いとか。
長音があるとないとでは大きな違いですね!
日本人にとって、聞いても区別が難しく発音でつまずくのが韓国語の平音(へいおん)、激音(げきおん)、濃音(のうおん)。
まずは違いを知ることが大切です。
同じ「か」にも、韓国語では3つの発音があります。
平音は「가」
激音は「카」
濃音は「까」
と表記します。
この3つ、日本人にはとても区別が難しいのです。
一番シンプルな形の平音は、母音と子音を組み合わせた文字をそのまま優しく発音すればOK!
가「カ」
日本語ではkaですが、実は韓国人にとっては「ガga」と聞こえることがあります。
そのため、韓国語の「가」はkaとgaの中間ぐらいで発音すると完璧!
平音よりもっと強い音で、激しく息を一気に出して発音します。
카「カ!!」
日本語のkaを強く発音すれば激音になります。
一瞬息を止めて音を出します。
까「ッカ」
実は濃音が一番発音が難しいです。それは、日本語で小さい「っ」が語頭にくることはないからです。
そんなときは、別の単語で練習を始めてみましょう。
例えば「そっか」
そっかなら発音は簡単ですよね!
この「そ」を省いて「っか」だけを残します。
一度喉を閉めて息を出すイメージです。
何度も繰り返し練習すれば、コツを掴むことができますよ!
平音、激音、濃音は繰り返し練習して慣れるしかありません。
順番にどんどん声に出して言ってみましょう!
가 카 까
カ(ガ) カ!! ッカ
다 타 따
タ(ダ) タ!! ッタ
基本的なハングルの書き方をマスターしたら、まずは自分の名前を書いてみましょう!
正しく書けるかチェックしてくださいね。
たなか はるか
다나카 하루카
타나카や다나까と表記されることも。
はやし じゅんいちろう
하야시 준이치로
はっとり けいた
핫토리 케이타
韓国語では長音の表記ができないので、そのまま書くか同じ文字を2つ並べて書きます。
例えば、
おおさか 오사카/오오사카
「おう」の場合は「오우」でもOKです。
例えば、
こうた 코우타/코타
また、韓国語には「つ」の発音がないので固有名詞を書くときは「쓰(す)」と表記することが一般的です。
例えば、
まつばら 마쓰바라(ますばら)
えっ!違う名前になっちゃった!?
日本人としてはとても違和感がありますが、あくまで外国人のハングル表記なのでこのようになります。
一度に全てのハングルを覚えることは難しいと思いますが、まずは表を眺めてみましょう。
そのあと1つひとつ手を動かして書いてみます。
なんとなく掴めたら、どんどん実践!
ハングルを読んでいきます。
とはいえ、いきなり長い文章を読むことは不可能ですので、できれば単語帳のようなものやアプリを使って1つひとつの単語を読んでみましょう。
このとき、意味まで覚えようとしなくて大丈夫。
まずはハングルの文字に慣れることからスタートです!
韓国にはハングルを簡単に覚える歌があります。
これをひたすら流せば、ハングルを覚えられるだけでなく耳から正しい発音を身につけられるというメリットも!
歌を自然に口ずさんでしまうぐらい繰り返し聞いてみてくださいね。