アップデート : 2020-12-17
話題の韓国映画「パラサイト 半地下の家族」はアカデミー賞、さらにはカンヌのパルムドール賞も受賞しました。この作品って実話なの?ジャパグリって何?まだ見てない人ももう見た人も!これを読んだらもっと観たくなる!見どころから小ネタまで!みっちり紹介ちゃいます♡
世界中で大旋風!話題の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』みなさんもう観ましたか?
功績から見どころ、出演者の紹介から話題のジャパグリまで!
最後までぜひ読んでくださいね~♪
第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールの受賞、
第92回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞しました。
非英語作品の作品賞受賞は史上初めてのことなんです。
また、アカデミー作品賞とカンヌの最高賞を同時に受賞した作品は、なんと65年ぶりだったそうです。
韓国で2019年5月30日に公開され、観客動員数は1,000万人を突破!
日本では2019年12月27日から一部の劇場で限定先行公開された後、2020年1月10日に公開されました。
映画では、韓国の現実社会が抱える『超格差社会』の現状がリアルに描かれています。
国民の上位わずか1%の超富裕層とその対極にある貧困層、韓国では所得格差が深刻な問題となっています。
そして映画のタイトルにもなっている『半地下』。
文字通り地上と地下の間に作られた居住空間なのですが、もともとは南北軍事衝突に備えて、防空壕や軍事転用のためとして造られた空間だったそうです。
その後、ソウルの都市化が進み人口が増加し、住居として使用、さらに半分は地下に潜っていることからカビや、映画のキーワードでもある悪臭の温床になるなどの悪条件から家賃が安く、貧困層が定着しているそうです。
現在も約40万世帯がこの映画にあるような半地下で暮らしているといわれています。
ポン・ジュノ監督は「格差が広がる中で富裕層と貧困層の共存や共生が難しくなりつつある」と今の韓国社会が抱える問題を指摘しています。
韓国と日本のポスター、比べてみて違いにお気づきでしょうか?
まず、出演者の顔に目隠しをするという今までにない斬新なポスターですね。
富裕層のパク家は白で貧困層のキム家は黒で目隠しをされています。
1枚目のポスター、富裕層の象徴でもある豪邸の庭で、ビーチボールやワインを片手にする姿が。
家の中にいる息子のダソンが不気味ですね…
脚はギテクの娘のギジョンのものではと予測されます。
またもう一枚のポスターでは、パク家は靴を履いていますがキム家は履いていなく、
ダソンの描いた絵画と水石と足が映っています。
ダソンの絵には元家政婦の夫が描かれ、脚は元家政婦のものだと予測されます。
2つのポスターに共通する脚は、殺された方のものと予測されます。
しかし、日本のポスターでは脚を消してしまっていたり、見えづらくしています。
ポスターを見て結末を予測してしまう事を避けたかったのでは?など諸説ありますが、なぜなんでしょう。。
そして映画『パラサイト』でのもう一つの話題が韓国B級グルメの『ジャパグリ』ですね♪
韓国のインスタントヌードルの(チャパゲティ)と、インスタントラーメンの(ノグリ)を混ぜて作ったものです。
映画の中でも、家政婦でもあるキム家の母が「8分で作らないといけない」という状況下でチャパグリを作っています。 筆者も何度も作ったことがあるのですが、パパっと簡単で美味しいんです!
では、簡単にあらすじをご紹介致します。
キム家の4人は、半地下のアパートに住んでいた。全員失業中で、低賃金の内職をしたりしてなんとか生活していた。
ある日、息子ギウの友人が英語の家庭教師をやらないかとギウに提案する。資格がないとためらうが、高い報酬のこともあり仕事を受けることを決意した。
ギウは大学生のふりをしてパク家の娘の家庭教師の仕事が決まる。
そこから次々にパク家へ雇われ、キム家の4人は全員が家族であることを隠しながら、パク家への就職に成功した。
ある日、パク一家はキャンプに出発する。留守は家政婦である母チュンスクに任され、キム家の4人は大豪邸で自分の家のように振る舞い、贅沢を楽しむ。
そんな中、解雇された元家政婦ムングァンがやってきて、地下に忘れ物があるから家に入れてほしいと言ってきた。地下室には夫グンセが居た。
キム一家とグンセ・ムングァン夫妻が揉み合いになっているところに、パク夫人から電話がかかってくる。大雨でキャンプは中止に、すぐに帰宅するという。
キム一家はグンセとムングァンを地下室に押し込み、慌ててパク家で豪遊していた証拠を隠蔽。
翌日パク一家は息子ダソンの誕生日パーティーに招待されるが、閉じ込めたままの夫妻が気がかりなギウは地下室を訪れる。が、逆にグンセに殺されそうになる。なんとか地下室を脱出するギウであったが、追いつかれ岩で頭を殴られて意識を失う。
その後、グンセはパーティーに突入し、娘のギジョンを刺す。ダソンは失神してしまう。ギテクがギジョンを助けようと急いでいると、パク氏はダソンを病院に連れて行くと叫ぶ。パク氏は車のキーを取り戻す際、思わずグンセの匂いに後ずさる。その反応を見たギテクは、衝動的にパク氏を刺し殺してしまう。
ギテクは事件後に逃亡が不可能であることを悟り、ずっとあの地下室に潜んでいる。
ギウは、いつの日か邸宅を購入して父親を解放するという「計画」を立て、必要な金を稼ぐことを誓う。