# 気象庁の人々
# 韓国気象庁
# 気象庁
# 天気予報
# 誤報
# ノルウェー気象庁
# 天気
# ソンガン
# パクミニョン
# 韓国ドラマ
# 韓国天気

クレームの嵐!?「気象庁の人々」で注目を浴びている韓国気象庁のリアルとは?

アップデート : 2022-05-04

ドラマ「気象庁の人々」で注目を浴びている韓国気象庁。予報を外してはクレームの電話がたくさん来るというシーンなどもありましたが、実際の韓国気象庁はどうなのでしょうか?今回は、韓国気象庁について、誤報や事件までそのリアルな実態を詳しくご紹介いたします。

韓国の気象庁ってどんなところ?

韓国の気象庁は、日本の気象庁同様、韓国の天気や気候を調査・観察し、今後どのような天気になるか予測する機関です。


韓国の気象庁は1990年12月27日に正式に設立され、現在は龍山に位置しています。


1984年に韓国気象庁の元となる“国立中央観相台”が設立され、その後名称の変更や移転を繰り返しながら、現在の気象庁が誕生しました。


現在も移転の話が進んでおり、2026年までに、庁舎を大田に完全移転する予定で進めているようです。

気象庁ではどんな仕事をしてる?

韓国気象庁では、主に韓国の天気や気温などを予想し伝達する予報業務のほか、さまざまな気象観測、地震や火山の調査・アラーム、気象産業振興、国際協力など多様な業務を行っています。


実際に、約30近くのチームで構成されており、台風センターや、海洋気象課、地震火山研究課など、それぞれが専門的に業務を遂行します。


また、“予報”と一言で言っても、現在から6時間以内の気象状況を予想し10分ごとに更新を行う超短期予報から、1~3か月後の気温や降水量を予測する長期予報に至るまで、さまざまな予報業務があり、その多忙さが伺えます。

韓国気象庁が起こした事故や問題って?

台風14号「セルマ」移動経路操作事件

1987年7月9日、超巨大台風「セルマ」が発生しました。


日本をはじめとする各国で、「セルマ」は朝鮮半島を通過すると予報を立てていたものの、韓国気象庁は一貫して“韓国は通過せず、沖縄を通過する”と発表。

 

気象庁を信じ、台風の備えをしていなかった国民も多い中、結果として「セルマ」は朝鮮半島に直撃。


死亡者・行方不明者345人、被災者は10万人を超える大災害となりました。


また、気象庁の失態はここまでに留まらず、台風通過後も“台風は朝鮮半島を直接通らなかった”と移動経路を改ざんして発表したようです。


数十年経過した今でも、それを信じている韓国人も少なくないそうです。

韓国気象庁の予報は全然当たらない!?

日本でも「天気予報は当たらない」と言われる事がありますが、韓国では日本以上に「韓国気象庁は当たらない」と言われています。


“韓国の気象庁よりも、田舎のおばあちゃんのほうが天気を当てられる”とまで言われるほどです。


実際に誤報もかなり多く、降水予報的中率は、なんとわずか46%。


日本の降水予報的中率は全国平均83%と言われており、韓国の的中率の低さが実感できますね。


また、当日の予報も右往左往したり、実況中継すら間違えてしまうことがあるんだそうです。

韓国気象庁の誤報

2017年8月の第一週目には、実況中継で雨が降っている様子を映しているのにも関わらず、雨が降らないと表示。


また、同月二週目には、午前9時から雨が降ると予報しましたが、結局その日1日雨が降ることはありませんでした。


2020年にも豪雨の予報を出したにも関わらず、雨が一滴も降らなかったり、30度を超える猛暑の予報に対し、実際は雨で20度前後の涼しい気候だったこともありました。


韓国気象庁は「朝鮮半島は気候予測が難しい」や「暑さなどは個人の感じ方の差がある」などと反論しており、より一層韓国国民の不信感を煽る状況となっています。

予報が全然当たらない原因とは?

ではなぜ韓国気象庁はここまで誤報が多いのでしょうか?


理由は比較的単純で、韓国の国土面積は日本の約4分の1と狭く、地形も複雑なため、精密な予報がかなり難しいというのが大きな要因となっています。


また、韓国は大陸と海洋の狭間に位置しており、気流の動きも活発であることから、世界的に見ても天気を当てるのが難しい位置であるようです。

韓国国民がノルウェー気象庁に亡命?

2020年8月、集中豪雨に見舞われた韓国で「ノルウェー気象庁」が検索ランキング1位に躍り出ました。


韓国の気象庁よりも、ノルウェー気象庁の韓国天気予報のほうが正確だと噂が広まり、ノルウェー気象庁の天気予報を参考にする人が続出。


「気象亡命族」という言葉が生まれるほど、話題となりました。


実際に、ノルウェーのアプリのほうが精度が高かったようで、多くの人が海外の気象予報を参考にするようになりました。

まとめ

ここまで、韓国の気象庁についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?


なぜ韓国で「韓国気象庁は当たらない!」とかなり批判的に言われているのか、謎は解けたでしょうか?


韓国国内では当たらないと話題ですが、最近では、韓国気象庁も年々精度をあげてきているようです。


韓国へ旅行される際は、韓国の天気予報だけでなく、日本や海外で発表されているものも参考にしてみるといいかもしれませんね。

関連記事