今や世界中で大人気のBTS。2019年の最新アルバム『MAP OF THE SOUL : PERSONA』は発売と同時に各国で1位を獲得しあらゆる記録を樹立しています。
しかしながら、BTSのこれまでの道のりはとても険しいものでした。
こちらでは「なぜBTSがここまで人気になったのか」をみていきたいと思います。
韓国と言えば3大事務所が有名ですよね。
スーパージュニア、少女時代、東方神起などを輩出した『SMエンターテイメント』
2PM、GOT7、TWICEを生んだ『JYPエンターテイメント』
BIGBANG、WINNER、iKON、BLACK PINKなどの『YGエンターテイメント』
「どこの事務所?」と聞くのはK-POPあるあるのひとつだと思います。
一方、BTSは『BigHitエンターテイメント』所属。
この事務所はJYPエンターテイメントで作曲家として活動していたパンシヒョクが設立した事務所です。
BTSとは切っても切り離せない存在でよく話にもでてくる「パンPD」とはパンシヒョク
のことです。
話がそれましたが、今でこそ3大事務所と並ぶ事務所になりましたが当初は弱小だったとか。
そのため、BTSはテレビなどのメディアに出ることがほとんどできなかったと言われています。
テレビなどの代わりに彼らが活用したのがSNSです。
今はSNSがテレビより活用される場合も多くなりましたが当初はまだテレビの時代。
その中でもYouTubeやブログなどを通じて積極的に、そして地道にファンとの距離を縮めてきたBTS。
その後、SNSの時代に入りVLIVEやtwitterなどを通してファンと交流することが一般化します。
当然それまでSNSを駆使してきたBTSは得意分野での活動で更にファンを獲得していきます。
最近ではSNS上で世界中のファンが参加できるイベントを実施するなど今後もSNSを通じた活動は広がりそうです。
はじめは恵まれない環境だったものの結果的に「BTSに時代がついてきた」というような構図になりました。
自ら作詞作曲を手がけるアイドルは少なくありませんが彼らの歌詞の特徴は「ヒットするまでの葛藤や社会に対する批判」などもハッキリ表現してきた、という点です。
これはアイドルとしてはとても珍しいことと言えます。そのため、「絶対成功しない」と言われることも少なくありませんでした。
しかしながら、こういった出来事も全て音楽にしてしまう才能があるのが彼ら。そして、更にすごいことは歌詞に込めた目標(東京ドーム、ビルボード、グラミーなど)は後に実現していることが多いということ。
絶対売れないと言われ、賞など遠い夢だったBTSが次々と夢を実現し今や世界が熱狂。
あらゆる賞を受賞していく…
こういったストーリーが人々に共感や勇気を与え、人気を呼んでいると考えられます。
BTSが歩んできた道のりは花道だけではありませんでしたが、彼らは音楽を通じて人々に寄り添い希望になっていると言えるのかもしれません。
アルバムを発売するごとにコンセプトやMVの世界観がとにかくすごいことで有名なBTS。
デビューしてから「学校シリーズ」「花様年華」「WINGS」「LOVE YOURSELF」とコンセプトを明確にしてきた彼ら。
MVは2015年から現在までつながっていると言われています。
また、2017年から始まった『Love Yourself』シリーズでは架空の花「スメラルドフラワー」を作り出し、この花の花言葉を「伝えられなかった本心」と設定。
アルバムの中にもこの花言葉をタイトルにした曲が入っているんです。
この花がBTSにとってどんな意味を持つのか、そして2015年から続くMVのストーリーがどのように幕を閉じるのか…
謎解きをするのもBTSの音楽の楽しみ方のひとつとなっています。
ビジュアル、音楽、ダンス、歌詞、MV、そして彼らが紡ぐ仮想のストーリーから現実のストーリーまで。
どこからでも楽しめるのがBTSの魅力と言えます。
BTSの魅力はなんといってもステージのすごさ。いかに熱をそそいでいるか2018年に公開されたBTSの映画『Burn The Stage』で見ることができます。
これは2017年のワールドツアーを追ったドキュメンタリーです。
映画はもちろんですが音楽番組に授賞式などひとつひとつのステージに込めた情熱がとにかくすごい!
どんなにスケジュールが詰まっていても毎回異なる演出のステージでファンを楽しませてくれる姿勢に驚きを隠せません。
特に年末の授賞式や歌謡祭では彼らのすごさを感じます。
今やビルボード200で1位を取得するなど、実力も影響力も大きいBTSですが
有名になったきっかけは何だったのか…見ていきましょう。
デビュー前から「防弾少年団」として公式YouTubeチャンネルやブログを通して活動をしてきた彼ら。
メンバーのテテは非公開練習生として最後の最後まで公開されませんでしたが、 2013年6月12日に「2 COOL 4 SCHOOL」を発売、
6月13日に「M COUNT DOWN」に出演し、公式デビューを果たします。
当時はラップを前面に出した楽曲が特徴的で、
この時に発表された曲「NO MORE DREAM」で各種音楽祭で新人賞を受賞することになります。