アップデート : 2020-10-14
朝鮮戦争を巡る発言に対し、中国で大炎上を巻き起こしているBTS(防弾少年団)。過去には歌手・イヒョリやTWICE・ツウィなども炎上騒動に巻き込まれました。そこには中国の愛国主義が関係しているのだとか?詳細をお届けします。
朝鮮戦争を巡る発言が、中国で騒動を巻き起こしているアイドルグループ・BTS(防弾少年団)。
騒動の発端は10月7日、「2020 Van Fleet Award」を受賞した際のコメントでした。
受賞コメントの中で「両国(韓国とアメリカ)が経験した苦難の歴史」という部分に問題があり、中国のネットユーザーたちから批判を受けています。
朝鮮戦争では韓国(南側)をアメリカを中心に結成された国連軍が、北朝鮮(北側)を中国・人民義勇軍が支援していました。
そのため、韓国人であるBTS(防弾少年団)のメンバーたちが「両国」と表現することは特に違和感がない、というのが韓国ネットユーザーたちの考えです。
しかし、この発言が「中国を侮辱している」「中国人の犠牲を無視するのか」という議論を巻き起こし、中国ではBTSを批判するためのハッシュタグまで登場。
これらの事態を重く見たためか、広告モデルとしてにBTS(防弾少年団)を起用しているサムスン電子や現代自動車などが中国市場向けの広告を一斉に削除。
さらにBTS(防弾少年団)がモデルを務めている一部の商品に関しては、オンラインショップで購入することもできなくなっています。
中国のネットユーザーたちによる炎上は、BTS(防弾少年団)だけに限りません。
今年8月には、歌手イヒョリがその標的に…。
MBCバラエティ「遊ぶなら何する?」で、タレント・ユジェソクと共に“仮想キャラクター”の名前を考えていたイヒョリ。
そこでイヒョリが考えたのが「中国名のマオ」でしたが、「マオ」という名前が中国の指導者・毛沢東を連想させるとして炎上。
結果的に問題のシーンが、VOD(動画配信有料サービス)から削除されました。
さらに2016年にはTWICE・ツウィも炎上騒動に巻き込まれています。
当時、ある番組の中で台湾の国旗を振っていたツウィ。
これを見た中国のネットユーザーたちが「ツウィは台湾の独立を支持している」と怒り、所属事務所・JYPエンターテインメントが謝罪する騒動となっています。
このように最近特に多い中国ネットユーザーたちによる炎上ですが、そこには愛国民族主義教育による影響もあるようです。
中国では現在、韓国文化やK-POPの人気がとても高い反面、より関心を持つ人が多ければ多いほど小さな発言が炎上につながってしまうこともあるのかもしれません。
韓国人は日本人に比べてお酒に強く飲む量も多いというのはよく聞く話ですが。今日はそんなお酒が原因でトラブルに巻き込まれてしまった(あるいは自業自得でそうなってしまった)韓国アイドル達の特集です!お酒は飲んでも飲まれるな、これが鉄則だとつくづく思います。