アップデート : 2022-09-28
BTSのRMやSUGAの音楽にも大きく影響を及ぼしたことでも知られている、韓国のヒップホップグループEPIK HIGH(エピックハイ)。今回はリーダー・タブロが深夜のラジオ番組で読み上げたメッセージ集「BLONOTE」について、その魅力をご紹介しましょう!
EPIK HIGH(エピックハイ)は、韓国を代表する人気のヒップホップグループ。
2001年にTABLO(タブロ)、MITHRA(ミスラ)、TUKUTZ(ディージェー・トゥーカッツ)の3人により結成されました。
グループ名の「EPIK HIGH」は英語の「epic」と「high」を組み合わせた造語で、「詩に酔いしれた状態」または「叙事詩的な偉大さ」を意味。
現在における社会問題などを痛烈に批判した風刺的な楽曲を特色とし、これまで「第20回ゴールデンディスク賞」を始めとした数々の賞を受賞。
IU、Heize、ZICO、SEKAI NO OWARIなど多くのアーティストとコラボしており、韓国で長く愛されているグループのひとつに数えられています。
TABLO(タブロ)とSUGAが作曲・編曲を担当し、MITHRA(ミスラ)が作詞を手掛けた楽曲「Eternal Sunshine」。
韓国語では「새벽에」と表記され、「夜明け」を意味しています。
多くの人に安心感を与えるような雰囲気で、夜明けに聴くのにおすすめの一曲です。
TABLO(タブロ)とSUGAが作詞に参加した楽曲「Song request」。
この曲は歌手イソラとSUGAのコラボ曲で、悲しみた辛さに耐えなければならない夜がストーリーの背景。
そんな時、ラジオ番組に「リクエストしたくなる曲」をテーマに制作されました。
ちなみにSUGAがラジオDJのような役割をしており、女性の気持ちに優しく寄り添う様子が伺えます。
2007年に発売された4集アルバム「Remapping The Human Soul」に収録されている曲です。
当時はアルバム市場が不況でしたが、それでも10万枚以上を売り上げヒット!
韓国エレクトロニカデュオ「Casker(キャスカー)」のボーカルであるユンジンとコラボをした曲で、誰もが一度は経験したことのある辛い別れを表現しています。
2012年に発売された7集アルバム「99」に収録されている曲です。
世界中から批判をされたり、攻撃をされても「分かってくれる人だけが分かってくれればいい」という思いを込めた一曲。
顔が見えないネット上での批判やアンチ攻撃に対する問題をテーマにしており、2016年には日本バージョンも発売されています。
2008年に発売された5集アルバム「Pieces, Part One」に収録されている曲です。
日本でも活躍した歌手ユンナとのフィーチャリング曲。
ユンナのアルバムにTABLO(タブロ)が参加したこともあり、この曲はリリースと同時に韓国の各種音源チャートで上位にランクインしました。
梅雨の時期になると今でも音源チャートにランクインする名曲であり、EPIK HIGH(エピックハイ)の曲の中で「最も早く作詞と作曲を終えた曲」と明かされています。
TABLO(タブロ)は1980年生まれの韓国系カナダ人。
ソウルで生まれた後、インドネシア、スイス、香港で暮らし8歳の頃にカナダへ移民。
スタンフォード大学大学院の英文学修士課程を卒業しているという秀才であり、2009年に女優カンヘジョンと結婚しました。
グループ活動の他ソロ活動も行っており、作曲できるジャンルの幅が広いことでも有名。
ロックからクラシック、バラード、エレクトロニカ、さらにアイドルのダンスミュージックなども制作することができる天才ラッパーとして知られています。
ちなみにTABLO(タブロ)は現在12歳になる娘さんを溺愛しており、過去に発売した楽曲において娘さんが初めて「パパ」と呼んだ音声を収録し話題を集めました。
過去にも短編小説集を発売したことがあるTABLO(タブロ)ですが、2016年に発売したメッセージ集「BLONOTE」は多くの話題を集めました。
この本はTABLO(タブロ)が自身のラジオ番組「TABLOと夢見るラジオ」の終わりに読み上げた短いメッセージをまとめた一冊。
1ページにつき1つの短いシンプルなメッセージが綴られており、読む人の立場によって感じ方が異なるのが特徴。
本の中にはBIGBANGのG-DRAGONや、『パスタ』『椿の花咲く頃』などのドラマ出演で日本でも人気の女優コンヒョジン、『オールド・ボーイ』や『お嬢さん』などで世界的にも著名な映画監督パク・チャヌクなどの直筆も掲載されています。
また元Wanna Oneのパクジフンは、発売と同時にこの本を購入し認証ショットを投稿。
心に寄り添うメッセージが数多く収められており、“自分の心の在り方”を探ることができる一冊になっています。