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ドラマ「気象庁の人々」で見る韓国文化を徹底解説!“アレ”ってドラマの中だけ?

アップデート : 2022-05-07

大人気韓国ドラマ「気象庁の人々」!韓国ドラマを見ていると、「これってどういうこと?」「韓国では本当にあるの?」と文化の差に疑問を持つことはありませんか?今回は、「気象庁の人々」に登場した韓国文化について詳しく解説!ドラマで起きていることは、韓国では普通なのか?詳しく解説いたします!

義母からお嫁さんに直接電話?

第9話で仕事中のユジンの元に、旦那の母である姑から電話がかかって来るシーンがありました。


内容は「姑の誕生日に一緒に食事をしよう」というもの。


緊急ではない用件で、姑から嫁宛に、しかも仕事中に電話がかかってくるというのは、日本人にとっては少しびっくりですよね。


しかし、韓国の嫁姑においては、実はよくある事なんです。


韓国では結婚をすると、“家族の一員になった”という意識が日本以上に強く、息子宛ではなく嫁宛に安否確認や、他愛のない話の電話がよくかかってくるようになるんです。


そもそも韓国は、仕事中にカカオトークを利用している会社も多く、仕事のやり取りのほか、家族との連絡も定期的に行うのが一般的です。


そうした家族との結びつきや、韓国の連絡文化の根強さから、義母から嫁へ仕事中にも電話がかかってくるようです。

母親お手製のおかずを持たせる?

ハギョンのお母さんがおかずを大量に作って、姉に届けさせるというシーン。


韓国の食卓は日本と比べておかずの量がかなり多く、小皿におかずを少しずつ入れて食べるスタイル。


そのため一人暮らししている自分の子供に、キムチやおかずを大量に作って冷蔵保管させることもよくある風景です。


実は、韓国で一人暮らしをしている学生や若者のほとんどが自炊をあまり行いません。


というのも、韓国では年々物価が上昇しており、外食したほうが安く済んだり、いわゆる“コストコサイズ”の商品が多いため、一人暮らしでの自炊は、むしろ高くついてしまうんです。


そのため、母親からおかずを届けてもらい、即席ごはんとともに食べる若者が多いです。


また、ペダル(デリバリー)サービスなども、頻繁に利用します。

オフィスでジーンズはアリ?

ユジンがジーンズを履いているシーンなどもありましたが、韓国はオフィスでの服装規定が緩い会社が多いんです。


韓国にもオフィスカジュアルというものはありますが、日本よりかなりカジュアルで、実際にジーンズやパーカーOKな会社もよく見かけます。


また、ピアスやアクセサリー、タトゥーなども厳しく規定のない会社がほとんど。


日本だと“ピアス〇ミリまで”や、“タトゥー・派手髪禁止”の会社も少なくないので、仕事でもおしゃれを楽しめる韓国オフィスは羨ましいですよね!


しかし、服装に厳しい規定はなくても、露出の高い服はNGとする会社などもあります。

 

また、飲食店などは衛生面の観点から、髪型や爪に厳しい会社も多いようです。

婚前同棲について

ユジンがシウと同棲をしていたことで大喧嘩になるシーン。


日本人的には「同棲していたぐらいでそんなに怒ること?」と思う方もいるかもしれませんが、韓国では「婚前同棲」に対するネガティブなイメージがかなり強いです。


アニヴェルセル総研によると、2017年の日本の婚前同棲率は、男性36.7%、女性31.0%でした。


対して、結婚情報会社デュオの2021年のデータによると、韓国の婚前同棲率は男性35.2%、女性17.2%という結果でした。


男性は日本とほぼ同数ですが、女性は約半数程度少ない結果となりました。


最近ではましになってきているようですが、とある韓国のカップルYouTuberが、“実は同棲していました”と謝罪動画を投稿したこともあるほど、韓国では“婚前同棲”が日本以上に重い意味合いを持っているようです。

この家電は何!?

キジュンとユジンの家が映ると、日本にはない家電がちらちら見えることが…!


そう、このピンクの丸が目立つスタイリッシュな家電は、なんと「生ゴミ処理機」!


韓国はゴミの分別が細分化されており、生ゴミは生ゴミで分けて捨てなくてはなりません。


しかし、生ゴミ回収の日まで家にゴミを貯めておかなければならず、臭いや衛生面も気になるため、この「生ゴミ処理機」が重宝するんだそう。


生ゴミ処理機は、防臭・脱臭機能やゴミの体積を削減してくれるほか、処理し終わったゴミは肥料として再活用も可能なんだそうです。


日本での正式販売はまだ行っていないようですが、ゴミ捨てがかなり細分化されている地域にお住まいの方は、ぜひこの家電をチェックしてみてはいかがでしょうか?

こんな会話実際にあるの?

ゴミ捨てに行こうとするユジンに「汚いものを持たせたくない」と言って、ゴミを奪うシウのシーン。


「こんなロマンティックなこと言うのは、ドラマの中ぐらいだろうな…」と思うかもしれませんが、本当に現実で言ってくれる韓国人男性も少なくありません…!


韓国人男性は、ドラマのように「パートナーを些細なことからも守ってあげたい、汚いものを触らせたくない」という思考を持っている方が多い印象があります。


そのため自然とシウのような言葉を言ってくれたりすることも。


相手への純粋な思いやりだけでなく、彼女を守っている自分自身に酔っている側面も少なからずありますが…(笑)


それでも、ドラマのような優しい言動には、少しドキドキしてしまいますよね。

同僚の前で奥さんをお世話

キジュンとユジンと同じ職場の人が昼食を食べているシーンで、キジュンがユジンのお世話をかいがいしくしていました。(この場面では仲良く見せるための演技でしたが)


しかし実際に韓国では、こういったシーンをよく見かけます。


日本はどちらかと言うと、人前でパートナーに対する愛情表現をすることは恥ずかしいというイメージがありますよね。


また、女性のほうが男性にサラダを取り分けたり、気を遣ったりなんて事も少なくありません。


しかし、韓国では人前であっても愛情表現を怠らず、自分の彼女や奥さんの自慢もよく行います。

 

また、男性から女性にお肉を切り分けたり、箸やスプーンを準備してあげたり…という事が当たり前になっています。


こちらも自分自身を第三者へ良く見せたい気持ちから来る部分もあるのですが…(笑)

 

周囲の人へも伝わるように愛情表現をしてもらえるのは、嬉しい気持ちはもちろん、安心感も得られますよね。

家に大きな写真を飾る

ドラマなどでよく見かける、新婚家庭に大きな結婚写真を飾る風景!


実はこれも韓国では比較的よく見る光景です。


もともと写真好きな人が多い韓国では、家族との写真や友達と撮った写真を部屋に飾ることがとても多いです。


中でも、フォトスタジオなどで撮影した結婚写真や家族写真は特別な思い入れがあるため、大きな写真に現像したり、パネルにして飾ります。

 

また、韓国の結婚写真のクオリティは年々上がっており、まるで芸能人やモデルになったかのように美しく撮影してくれるため、国内外から多くの注目を集めているようです。

婚姻届を遅らせるってどういうこと?

ユジンが婚姻届を出すのをためらうシーン。


結婚式も挙げたのに婚姻届を出していないってどういうこと?と思った方も多いと思いますが、韓国では「結婚式を挙げる=結婚した」という認識が強いんです。


以前naverが行ったアンケートによると、結婚式後に入籍を行ったカップルが61.92%、結婚式前に入籍を行ったカップルが28.32%という、圧倒的に結婚式後の入籍が多い結果となりました。

 

先ほどの同棲の話とつながるのですが、韓国は結婚前に同棲期間を設けるカップルが多くない為、結婚式後~入籍届を出すまでが、いわゆる同棲期間(結婚お試し期間)と考える方が多いようです。

 

また、新婚家庭への給付金などの手当てを受けるために、タイミングを見計らって提出するという方もいらっしゃいます。

 

そのため、結婚後1年以内に婚姻届けを提出するカップルが多く、中には、遅ければ遅いほど良いと考える人もいるようです。

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