韓国でポケモンパンが大流行！？韓国の若者が“ポケモンパン”を買い占める理由とは？

いま韓国で、とある商品が“社会現象”となっているのをご存知ですか？

そのとある商品とは…なんと「ポケモンパン」！

韓国人たちは、なんとしてでもポケモンパンを手に入れるため、コンビニやマートを駆け巡り、一部では買い占め騒動まで起きているんだとか…！

日本でも人気な商品ではありますが、一体なぜ韓国で社会現象にまでなっているのでしょうか？

今回は、現在品薄状態にまでなってしまっている、韓国と「ポケモンパン」の関係について、詳しくお伝えいたします。

「ポケモンパン」は、日本の製パン会社、第一パンから販売されている商品です。

テレビアニメ「ポケットモンスター」のイラストパッケージや、キャラクターモチーフのパンが特徴の商品で、子供はもちろん、ポケモンマニアの大人たちからも愛されている商品です。

中でも一番注目のポイントは、1商品につき1枚ずつ“ポケモンシール”がついてくるということ！

ランダムでついてくるステッカーを集めるために、何度もパンを購入したという方も少なくありません。

実際、1998年の発売から2014年12月までの16年間で、約12億9000万個という莫大な数のパンを売り上げているようです。

では、そんな日本で大人気のポケモンパンが、なぜ突然韓国で話題になったのでしょうか？

韓国では、1999年よりポケットモンスターのアニメが地上波で放送開始されました。

日本同様その人気は凄まじいもので、韓国語化されていないポケモンゲームまで多くの韓国人が買い求めたほどでした。

そうして、韓国でポケモンが社会現象となっていく中で発売されたのが「ポケモンパン」です。

当時、子供たちは目当てのシールを手に入れるため、何個も何個もパンを買ったんだそうです。

パン自体も比較的おいしかったそうで、より一層人気を集めていきました。

また、一部ではシール欲しさにパンを買い、パンが大量に廃棄されてしまったという問題も浮上していたようです。

韓国でも大人気なポケモンパンでしたが、熱狂的なブームが下火になっていくと共に、韓国でポケモンパンの生産は終了してしまいました。

しかし、23年の時を経て、ついに2022年2月24日より再販が決定！！

当時、ポケモンパンに夢中だった現在20代~30代の韓国人たちが、「これ好きだった！」と懐かしさから買い集め、再び韓国の社会現象となっているんです。

当時は小学生でなかなかたくさん購入できなかった少年少女達も、現在は社会人になり、当時の夢を追うように、パンを大量買いしているんだとか…。

また、現在韓国ではZ世代を中心にswitchゲーム「ポケットモンスターアルセウス」が人気を博しており、当時を体験していない若者やポケモンファンもパンを買い求めているようです。

1週間で150万個という売り上げを叩きだし、現在、韓国のマートやコンビニでは、品切れ状態になっている店舗も少なくありません。

実際に「コンビニを8件はしごしたけど、1個も買えなかった」という方もいらっしゃるそう。

あるコンビニでは、「ポケモンシールを確認するために袋をねじったり、ひっくり返したりしないでください」という呼びかけまで行っています。

また、ネット上ではパンを処理するための方法が共有されたり、パンの無料配布、ポケモンシールの交換取引なども活発に行われています。

最近では、BTSのメンバーであるRMが、インスタグラムのストーリーにポケモンシールを投稿したことも話題となりました！

今回販売されたポケモンパンは全部で7種類。

全ての商品にランダムで1枚ポケモンシールがついています。

また、以前の販売ではポケモンシールは全151種類でしたが、今回は159種類にまで増えているそうです。

①ピカピカチュッチュチーズケーキ

②ヒトカゲのホットソースパン

③ゼニガメのあまサクッゼニガメパン

④帰ってきたロケット団チョコロール

⑤帰ってきたゴースチョコケーキ

⑥ディグダのいちごカスタードパン

⑦プリンのふわふわいちごクリームパン

「最近韓国人の投稿で、ポケモンをよく見かけるけど、なんでだろう？」と思っていたみなさんの謎は解決できたでしょうか？

日本のアニメがこうして韓国で大人気になっているのは、何だか不思議な気分ですよね。

ポケモンは先日、ゲームの新作も発表されたばかり！

まだまだ韓国でも市場を広げるポケモン。

興味のなかったみなさんも、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか？