【追悼】星になったASTROムンビン……一体何があったのか？早すぎる突然の死に涙

2023年4月19日。

悲しすぎるニュースが飛び込んで来ました。

それは人気ボーイズグループASTROのメンバーであるムンビンが自宅で死亡しているのが確認されたというものでした。

報道によると、同日午後8時10分頃、ムンビンと連絡がつかないためソウル市内の自宅を訪れたマネジャーが亡くなっているムンビンを発見し警察に通報。

ムンビンの死は自殺によるものだと推定されたということです。

まだ25歳という若さで。

人気絶頂の中一体なぜ？

なぜムンビンは自ら命を絶ったのか……。

本当にいまだ信じられない気持ちでいっぱいです。

残されたご遺族そしてファンの気持ちを考えると胸が苦しく、耐え難い痛みが押し寄せます。

幼い頃から子役として活躍してきたムンビン。

韓国語で『モンニャンイ』という猫のようにクールな表情と犬のように人懐っこい笑顔、その両面の魅力を持ち合わせるキャラクターとしてみなに愛されてきました。

見た目のとおり明るく穏和で誰にでも優しかったムンビン。

しかし自分には厳しく完璧主義な一面もあり、常にファンの期待に応えられるようにと仕事に対しては非常にストイックだったといいます。

人に優しく自分に厳しいムンビン。

弱いところを見せて人に心配をかけまいとする、そんな彼の強さと優しさが、今回は悲劇を招いてしまったのかもしれません。

そんなムンビンがボーイズグループASTROのメンバーとしてデビューしたのは2016年のこと。

練習生期間が一番長かったムンビンは同じ年で後に大人気メンバーとなるチャウヌと特に親密になります。

グループでもビジュアル担当だった2人は爽やかな石鹸を意味する『ビニコンビ』として人気を博します。

子供の頃から芸能活動をしていたムンビンは、ウヌがどうしたらもっとかっこよく見えるのか、その表情管理やポージングまで一緒に考え、影ながら常に彼をサポートしていたといいます。

自分の人気を一番に考えるのでなく、人一倍メンバー想いで面倒見のいいところ。

これもムンビンを語る上では外せない彼の美点です。

そんなムンビンが一時期活動を休止していた時期がありました。

今回の件でその活動休止期間とムンビンの死に関係があるのではないかと再び話題になっています。

ムンビンが活動を休止したのは2019年の11月〜2月の約3ヶ月間。

活動休止の理由は『原因不明の体調不良により十分な休養が必要だと病院で告げられたため』とされ具体的な病名などは明かされてはいませんでした。

3ヶ月の休養期間を終えムンビンは無事にグループに復帰。

ファンを安心させました。

しかし今になって思えば、たしかにその頃から心身に不調が出ていたのかもしれません。

今となっては知る由もないことですが……。

今回の件で7年以上もの間苦楽を共にしてきたASTROのメンバーが悲しみにくれていることは想像に難くありません。

ASTROの年長組にあたるジンジンとMJは現在兵役中であり、そこでムンビンの死を知ることになったでしょう。

またASTROのマンネであるサナとはMOONBIN＆SANHAとしてユニット活動をしており、2人は現在初のワールドツアーの真最中でした。

5月20には東京、22日23日には大阪での日本公演も決定していた矢先、ムンビンは帰らぬ人となってしまいました。

来日を待ち望んでいたファンにとっても、このニュースは本当に辛いものです。

最近では実の妹であるBilllieのムンスアがデビューしたことにより、2人の仲睦まじい姿を見ることを楽しみにしていたファンも少なくありません。

ムンビンとスアは何度か共演を果たし、仲良し兄妹として注目を浴びました。

またインスタにもたびたび2人で写した写真が投稿され、互いのファンを喜ばせていました。

スアはムンビンについて『年齢は1歳差だけれど、アイドルとしては6年先輩にあたる。兄は最高のロールモデルで最も尊敬する人』と公言しており。

その言葉だけでも、どれだけムンビンを慕っていたかが分かります。

ムンビンが亡くなった今、2人が共演した番組内でムンビンがスアに残した言葉が注目されています。

ムンビンは『おまえが長い間練習生じゃなければ芸能人になるのを止めていたと思う』と厳しい世界を知る兄として妹を案じていたことを告白。

そして『もっと甘えてもいい歳だったのに』と練習に打ち込んでいた妹を思いやる言葉。

最後には『スア、いつも幸せでいてほしい』という言葉を残しています。

そんなスアはスケジュールをすべてキャンセルし兄の葬儀の喪主を務めることに――。

最も尊敬していた先輩であり最愛の兄であるムンビンを失ったスアの心のケアを最優先でしてあげてほしいとファンたちは訴えています。

ムンビンの所属事務所Fantagioは公式Twitterを通じて以下のように発表しました。

『4月19日、ASTROのメンバーであるムンビンが突然私たちのそばを離れ、空の星になりました。

愛する息子と兄弟を送ったご遺族の悲しみとは比べ物になりませんが、長い時間共にしてきたメンバーたち、私たちFantagio同僚アーティスト及び役職員みな、あまりにも大きな悲しみと衝撃の中で故人を心から悼んでおります』

後には残されたファンを思いやる一文と、推測や悪意ある報道の規制を求める言葉が添えられていました。

また今回のムンビンの死が自殺であると警察から推定されたことにより。

『また韓国アイドルが……』

『死ぬほどに追い込まれる姿をもう見たくない』

という嘆きの声も多々上がっています。

日本でも人気の高かったSHINeeのジョンヒョン、KARAのハラ、f(x)のソルリらの自死を知るK-POPファンは度重なる悲劇に落胆の色を隠すことができません。

完璧を求められる世界だからこそ常に韓国アイドルたちは努力し、だからこそ彼ら彼女らは素晴らしいものを私たちに提供してくれます。

しかし時にその努力が度を越して糸がぷつりと切れてしまうことがあります。

ムンビンの死因に関しては今のところまだ明らかにされてはいませんが、もう2度とこのような悲劇が起こらないことを祈るばかりです。

今日は突然の悲しいお知らせをしなければならず非常に心苦しい中、また私自身まだ実感のない中でASTROのムンビン死去についてまとめてきました。

ここでもう一度謹んでお悔やみ申し上げます。

ムンビンがどうしてこのような道を選んでしまったか悲しくもあり悔しくもあります。

ファンの皆さんにとってはまだまだ心の明かりが消えたような状態でしょう。

どうか無理をなさらずに健康に気を付けてお過ごしください。

誰よりもファン想いで優しかったムンビンが、一番それを案じ望んでいることと思います。