アップデート : 2022-02-23
韓国人のFacebookやTwitterに現れる"あの画像"…!韓国人のSNSを見ていたら、同じ画像を何度も見かける事はありませんか?実はその画像、韓国人なら誰もが知ってるネットミームかも知れません!今回は韓国のネットミームを詳しくお伝えします!
TwitterやInstagram、Facebookなどで韓国人が使ってるあの画像…
「最近よく見るけど、いったいあれは何だろう…?」と思った経験はありませんか?
日本でもネット上でのみよく使われる画像やネタがあるように、韓国でもネット上で人気の画像やネタが存在します!
今回は、韓国人のSNSでよく見る“あの画像”について詳しく解説いたします!
ぜひ、この記事を読んでみなさんも使いこなしてみてくださいね!
「ミーム(meme)」とは、もともと生物学者のリチャード・ドーキンスが自身の著書の中で使っていた用語です。
行動や物語・習慣などが人の脳から脳へ伝達され、模倣されていく事を指します。
転じて、インターネット上で人から人へ模倣され、広がっていくメディアやコンテンツの事をインターネットミームと呼びます。
これは、世界的に使われている言葉で、もちろん韓国でも「ミム(밈)」と使われます。
日本では、ミームというよりも「ネタ」と呼ばれることが多いですが、近年では「ミーム」という言葉も比較的周知されてきました。
2021年に大ブームを巻き起こしたムヤホ(무야호)。
これは韓国放送局MBCのバラエティ番組「無限挑戦」の、2021年6月3日の放送にて登場したセリフです。
「無限挑戦を見た事ありますか?」というMC達の問いに、「たくさん見ました」と答えるおじいちゃん。
本来ならば、MCが「無限~」と言って、他の人たちが「挑戦~」とタイトルコールをするはずが、おじいちゃんが謎の言葉「ムヤホー」と掛け声をした事が、この流行語の始まりです。
もともとただの面白いシーンの1つでしかありませんでしたが、2018年に「無限挑戦」の公式ファンインスタアカウント(이토뭐)に、ムヤホシーンが再掲され、インターネットミームとして広がっていきました。
ムヤホ自体に意味はない為、韓国のSNSなどでは、感嘆詞として使われたり、無意味に画像をはられる事が多いです。
また、MCの一人がムヤホの後に「それだけ楽しいって事だよ」と付け加えていることから、楽しい時に使われることが多いようです。
韓国の人気アニメ「ポロロ(뽀로로)」のキャラクターとして知られるピンク色のビーバー、「ルーピー」が近年ミームとして人気になっています。
もともと、靴下の表面と裏面を上手く利用した「よだれが出る(군침이 싹 도노)」というミームがきっかけで、ルーピーのミームは誕生しました。
「よだれが出る(군침이 싹 도노)」は、靴下のかわいい表面を「キャー!イケメン!」と言っているのに対し、裏面が「へへへ…よだれが出ちゃう…」と言っている、表の顔と本音を表現した投稿です。(画像2枚目参照)
この「よだれが出る(군침이 싹 도노)」を、ルーピーの画像で投稿したものが一躍有名となり、以降、ただただルーピーを加工し、投稿する事が流行していきました。
邪悪に微笑むルーピーや、泣いているルーピー、RAIN(ピ/비)のGANG(깡)のコスプレをしたルーピーや、マドンソクの顔を合成したルーピーまで存在します!
この加工ルーピーのあまりの人気っぷりに、ついにはポロロ公式から「残念なルーピー」というカカオスタンプまで販売されました!
スタンプは2020年7月に販売されましたが、2021年4月までTOP10に入り続けるほど、驚異的な人気だったようです。
関連情報:
いじめ予防として、いじめを発見した時に叫ぶ「止まれ!(モムチョ/멈춰!)」という標語が、インターネットミームとして広がりました。
韓国では、2011年に起きた、大邱集団いじめ自殺事件をきっかけに、学校暴力に対する対策を立てようという声が大きくなりました。
そこで2012年から、当事者以外もただの傍観者にならないよう、いじめを発見した際に「止まれ!(モムチョ/멈춰!)」という「Stop Bullying!」プログラムが導入されました。
実際に、韓国以外でも導入されているプログラムで、ノルウェーではこのプログラムを導入してからいじめが50%も減少したそうです。
本来ならば、しっかりとした事前教育を経て、傍観者が事件に直接介入するよう誘導する物ですが、韓国ではプログラムの形だけを持ってきたもので、うまく活用できませんでした。
そのため、生徒たちがセリフだけを覚え、無理やりさせられている姿がシュールで「止まれ!(モムチョ/멈춰!)」がインターネットミームとして広がっていきました。
本来ならば効果のあるプログラムであるため、ミーム化されている事に批判の声もありますが、動画の一部分だけが独り歩きし、何かをやめさせたい時に、この動画や画像が貼られるようになりました。
「シュシュッシュシュッシュッ…(슈슉 슈숙. 슉…)」は、2018年にTwitchという動画配信サイトで生まれたミームです。
韓国の動画配信者は、コメントの音声読み上げソフトを導入している方が多く、視聴者からのコメントが自動音声で読み上げられるよう設定されています。
自動音声は便利ですが、人間ではないので、たまにおかしな発音をしたり、上手く読み上げてくれなかったりという事がありますよね?
そういった不思議な発音がクセになると生まれたのが、この「シュシュッシュシュッシュッ…」というミームです。
もともと一部のネットユーザーのみに人気のミームでしたが、ある投稿者が、刀を持ったトルハルバン(済州島の有名な石像)の画像と共に投稿したことで、一躍有名となりました。
この石像の画像自体もインパクトがあり、また、「シュシュッシュシュッシュッ…」というセリフと画像が絶妙にマッチしているため、韓国人たちのツボにハマったようです。
「カエルのぺぺ」は、マットフュリー(Matt Furie)による2005年の漫画「ボーイズ・クラブ(Boy's Club)」に登場するキャラクターです。
カエルの顔と人間のような体を持っているキャラクターで、哀愁漂う、その独特の表情が多くの人々から愛される要因となっています。
もともと英語圏の大型掲示板、4chanで多く使われていましたが、その圧倒的な人気から、自然と韓国でも使われるようになりました。
基本的には、ぺぺの表情のような気分になった時、もしくは、そういった出来事が起きたときに、ぺぺの画像と共に文章を投稿します。
さまざまなバリエーションがありますが、韓国での一番人気は悲しい表情のぺぺ。
何か悲しいことがあったとき、主に「絶対に○○は起こらない」という状況の時に、この画像を使用するのが一般的です。
日本ではあまり多く使われていませんが、2019年ごろからじわじわと認知されるようになり、ぬいぐるみなどのグッズも販売されているようです。
ここまで韓国人のSNSでよく見る、ネタ画像・ネットミームをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
「韓国人のSNSでよく見たけど、何だか分からなかった画像」の謎は解決できたでしょうか?
日本でも日々さまざまな情報が更新されるように、韓国ネットの世界もさまざまな情報やネタで溢れています。
コロナでデジタル化が進む今、ぜひ韓国のネット事情にも注目して見てはいかがでしょうか?
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