アップデート : 2022-09-03
『江南スタイル』で世界的スターになったPSY(サイ)。最近はBTSのSUGAとコラボ曲を発表しましたよね。「意外と知っていそうで、楽曲しか知らなかった」と言われるPSY。実は面白い人生を歩んでいる人物でもあります。今回はそんなPSYのデビュー秘話や、ある事件、結婚などについて紹介していきます!
名前:PSY(サイ)
本名:パクチェサン
ハングル表記:싸이(박재상)
ニックネーム:赤ちゃん
生年月日:1977年12月31日
身長:170cm
体重:不明
血液型:B型
星座:山羊座
出身地:ソウル特別市
趣味:ダンス、旅行
事務所:YGエンターテインメント(~2018年5月)→P NATION(2019年1月~)
職業:ラッパー、音楽プロデューサー、ソングライター
学歴:バークレー音楽大学(中退後→名誉卒業生)
家族構成:両親、姉、奥さん、娘(双子)
『江南スタイル』で世界的スターになったPSY。
日本では『江南スタイル』しか知らないという人もいるでしょう。
実はとてもすごい人なんです!
なんと2021年8月の段階で5つのギネス世界記録を保持しています。
・最大レビュー動画(『江南スタイル』MV)
・レビュー10億回を超えた初めての動画(『江南スタイル』MV)
・最も多く”イイネ!”がついた動画(『江南スタイル』MV)
・一日で最も多く閲覧されたオンライン動画(『ジェントルマン』MV)
・最大規模の”江南スタイル”ダンス
果たして天才アーティストと呼ばれるPSYはどんな人なんでしょうか。
本人曰く、華々しいデビューを飾ったわけでも、デビュー後順調に活動していたわけでもないそうです。
韓国含め、世界的に見てもアイドルや歌手たちは華奢な人が多いイメージ。
その中でPSYがデビューした当時は、「あれは誰?」よりも「あれは何だ」と言われていました(笑)
無名時代、自分の音楽と向き合い空回りしていると感じたPSYは、このまま音楽を続けていくのをきっぱり諦めビジネスの道に行くか悩んだそうです。
「できないことも、できることも全てやろう」と決めたとき、PSYはある行動に出ます。
当時の韓国国営放送のビルには、ディレクターやプロデューサーが集まるオフィスが多くありました。
オフィスへ行ったPSYは、「見て!」と叫びながら踊り始めたそうです。
当然セキュリティを呼ばれ追い出されそうになりながらも踊り続けるPSYに、一人のプロデューサーが目をつけます。
プロデューサーから自分の番組に出ないかと提案を受けたPSYは、人生初めての韓国国営放送に出演し、今までにない奇抜なパーフォーマンスで会場を魅了。
2000年代の“猟奇的な歌手”PSYの原点となったステージでしょう。
ラッパーのJessiは、PSYが創立した会社「P NATION」に2022年7月まで所属していました。
そんなJessiが語るPSYとは…「おせっかいがすごくて疲れる…アルバムの準備期間はたくさんケンカする」。
この言葉を受けて「Jessiとは特にケンカが多い。あ、キムヒョナともケンカする(笑)」と返しました。
PSYは親友のパクジニョンについて「情熱の男。自分が見たアジア人の中で、1日のルーティーンが本当に多い。」と語っています。
ただパクジニョンもPSYの情熱や音楽的才能を認めている半面で、自分とは性格が正反対だと話していました。
「複数人でいるときにPSYは全員の表情や、状況を把握している。自分にはできないこと」と笑いながら話し、「そういう部分は、みんなに知られていないPSYの一面だ」と締めくくりました。
ダンスミュージックで、ラップもとても聞きやすい曲です。
PSY自身はデビュー当時を無名時代と語りますが、大衆の反応は違います。
楽曲発表当時からセンセーショナルで、ただ単にアメリカポップスを真似せずPSYだけの世界を表現している。
歌詞の内容もストレートで、当時の若者にはその刺激が刺さったのでしょう。
PSYの代表曲、そして最大の転機と言えば…誰もが知っている『江南スタイル』です。
エレクトロサウンドとラップがクセになりますよね。
富裕層の贅沢な暮らしぶりをイメージした曲で、元々韓国には乗馬をしているイメージの「江南お坊ちゃま」という言葉があるそうです。
この楽曲の特徴的なダンスは、その言葉とイメージを皮肉った乗馬ダンスと言われています。
イギリスやカナダ、ドイツなど計14か国において公式チャート最高1位を獲得!
そして何より当時のK-POPにとって高すぎる壁だったアメリカビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で2位を記録!
アメリカにK-POPというジャンルを広め、その後の後輩たちのアメリカ進出・世界進出の道を大きく切り開いたと評価されています。
2006年に3年間の交際を経て、同い年の恋人と結婚しました。
知人の紹介で出会い交際に発展した2人は、主にドライブデートを楽しんでいたそうです。
そして2007年10月1日に待望の娘が誕生!しかも双子!
2012年に放送されたSBSの『良い朝』で、娘のエピソードを公開しました。
世界的アーティストになり、週末すら楽曲制作に追われるPSYに対して寂しさを伝えたそうです。
「家に帰ってくる僕を見て2人の娘が『お父さん、一緒に暮らそう』と言った」と語るPSY。
大衆から期待されるアーティストPSYと、旦那であり双子の父親であるパクチェサンの間で葛藤する時間が多くあったでしょうね。
ちなみにPSYは、自分が一番セクシーに見えるときは「頑張ってコンサートをしている途中。汗をたくさんかいているとき」だそうで、シャツの脇に大きな染みを作るほど(笑)
その脇の話をすると娘さんたちは、何とも言えない表情で泣くんだとか(笑)
PSYは学園祭で最も愛される歌手のひとりです。
韓国の学園祭は、日本の学園祭とは違い多くのアイドルや歌手がライブを行います。
日本は芸人さんのお笑いライブが多いイメージです。
私の通っていた学校にも今年の5月にPSYが来てくれて、招待が決まり学生総会から発表された時点で大盛り上がりネットニュースにもなるほど(笑)
当日ももちろん盛り上がり、公演開始数時間前から場所取りをしている生徒もいたそうです。
2-3曲しか歌わないアイドルや歌手とは違い、1時間に7-8曲歌いステージや会場を盛り上げ、スケジュールの都合がつけば2時間以上パフォーマンスすることもあるというから驚き!
学園祭は、観客のモラルへの温度感の違いから秩序を保つのは難しんだとか。
そういったステージでは「正しい場所で安全に聞くか、家に帰るか」と観客に声を掛けます。
ただ観客席やステージが安定すると「叫ばなければ踊らない!」と煽り、観客の熱を冷ますことは絶対にしません。
インスタグラムで「#싸이축제(サイ祭)」と検索すると学園祭の写真が出てくるので、韓国の学園祭に行った気分になれますよ♪
知っている方も多いと思いますが、PSYには逮捕歴があります。
まだデビューして間もない頃、大麻吸引の疑いで緊急逮捕されました。
友人である作曲家の自宅や自家用車で、複数回にわたり吸引したPSY。
警察の情報によるとPSYは、「アメリカにいたときは何回も吸っていたが、今年初めに人気が出始めた頃はやめていた。アルバム制作でストレスが溜まり、再び大麻に手を出した」と語っていたそうです。
まだ若く初犯だったことから500万ウォンの罰金刑を受け、芸能活動の自粛をせざるを得ませんでした。
そして大麻問題だけでなく、徴兵問題も起こしたPSY。
当時PSYは軍服務の代替服務の一つである「補充員(産業技能要員)」として服務していました。
一定の資格や学歴を有する人、技能がある人は産業分野で従事することができます。
代替服務も軍服務と同じで服務期間中は、芸能活動を一切してはいけません。
しかし服務期間中に歌手としての公演を行ったPSYは、除隊しテレビでその話をしてしまいました。
その結果再度入隊することになり、今度は軍に入隊し訓練を受ける軍服務に…
これは韓国芸能界で初めてのことだったそうです。
InstagramもPSYワールド全開で、投稿に統一性がないです。
ただこれはPSYらしいと言えば、PSYらしく。
言葉で聞くより、見た方が一番早いくらい表現が難しいページになっています。
これはPSYにしか出せない世界観で、ファンを絶対に裏切らないでしょう。