アップデート : 2022-03-11
みなさんは、韓国の「心霊スポット」って聞いたことありますか?映画「コンジアム」が映画化されて以降、韓国の心霊スポットに興味をもつ外国人がとても増えたんだとか…そこで今回は、韓国の心霊スポットを徹底調査!あちこちで噂されている都市伝説や心霊体験はもちろん、その真相まで詳しくお伝えいたします!
映画にもなり、ホラー好きなら知らない人はいない「コンジアム精神病院」。
コンジアム精神病院は、1992年12月9日、京畿道広州市昆池岩邑(キョンギド クァンジュシ コンジアムウプ)にて開院しました。
残念ながら経営上の理由により、1996年7月2日に閉院し、以後2018年まで、韓国でもっとも有名な“心霊スポット”として知られることとなります。
有名になったのには様々な理由がありますが、精神病院であった事、山の中にぽつんと建てられている事、老朽化が進み、気味の悪い雰囲気がある事などから、徐々に噂を広げていったようです。
コンジアム精神病院では、医療事故があった、精神病院の前は死刑場だった、患者や医師が謎の死を遂げたなど、心霊スポットらしい噂が数多くありますが、実際のところ、そういった事実はなかったそうです。
コンジアム精神病院は、2018年5月30日に完全撤去され、現在では物流団地として開発が進んでいるようです。
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韓国3大心霊スポットとして知られる「ヨントッヒュンガ(영덕흉가)」。
「ヨントッヒュンガ(영덕흉가)」は、慶尚北道盈徳郡(キョンサンブッド ヨントックン)にある廃墟です。
ここはもともと、海辺にある平凡な刺身屋でした。
しかし1980年代半ばになると、刺身屋の店主が商売をやめてアメリカに渡り、それ以降この建物は手つかずのまま放置されてしまいます。
管理がされない為、建物は破損が進み、その不気味な雰囲気からさまざまな噂が飛び交うようになりました。
「韓国戦争の際に、多くの死体をこの建物の下に埋めた」「刺身屋の店主はこの建物で心霊現象を体験したためアメリカに逃げた」といった噂が有名なようですが、こちらも事実確認は取れていないようです。
しかし依然として知名度と人気の高い心霊スポットで、今もなお、毎年多くのホラーファンが訪れています。
忠清北道堤川市鳳陽(チュンソンブッド ジェチョンシ ボンヤン)にある「ヌルボムガーデン」。
「ヌルボムガーデン」はもともと、ある夫婦が運営していた有名なカルビ店だったそうです。
夫婦には植物状態の娘がいましたが、彼女は4歳という若さで亡くなってしまいます。
まもなくして妻は交通事故で死亡し、愛する家族を1度に失った夫は、厨房のガスで自殺してしまったそうです。
これ以降、このお店を購入した者には不可解な現象が起こるのだとか…。
実際には経営不振で店を閉じたところ、心霊スポットとして有名になってしまった…と創設者が語っているそうです。
しばらく廃墟でしたが、数年前から改装工事が行われ、現在は「韓食ビュッフェ店」として賑わいを見せています。
しかし、ビュッフェ店の前に入っていた店舗たちは数年と持たず閉店してしまったため、未だに心霊現象の噂は絶えていないようです。
KPOPアイドル達のMVなどでも知られる廃墟遊園地「龍馬ランド」。
龍馬ランドは1983年に開園し、地元民たちを中心に多くの人から愛されている遊園地でした。
1990年にはリニューアルの話が進み着工し始めていましたが、開発途中でさまざまな問題がでてきたことや、通貨危機などの影響で工事は中断。
こうして韓国イチ有名な廃遊園地が誕生しました。
この廃遊園地に真っ先に目を付けたのが、ホラーゲームマニア達でした。
ゲーム「サイレントヒル」に出てくる、ホラー遊園地が現実に存在する!と話題に。
事実、雨の日や夜の「龍馬ランド」はかなり迫力があり、これがきっかけで少しずつ心霊スポットとして認知度を上げていったようです。
しかし、もちろんの事ながら特に事件や事故は起きておらず、現在は観光・撮影スポットとして人気を博しています。
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韓国で“幽霊駅”と話題の「シンソルドン駅」。
実はシンソルドン駅の地下3階には、使われていないプラットホームが存在しています。
というのも、地下3階にあるシンソルドン駅は、もともと5号線として使う予定でした。
しかし、完成と共に1号線の開通が決まり、5号線の話が白紙に戻ってしまったため、駅だけが取り残される形になってしまったそうです。
その後、使われなくなった5号線用のシンソルドン駅は、誰の手も付けられないまま長期間放置。
いつしか「シンソルドン駅には使われていない駅がある」「使われていない駅には幽霊がでる!」と噂されるようになっていきました。
2017年には期間限定で一般公開も行われ、現在は、TWICEやB.A.PのMVや、ドラマ・映画など撮影地として使用されています。
過去かなり有名な心霊スポットとして恐れられていた「黄金牧場」。
「黄金牧場」は、もともとソウルに住む家主の別荘として使われていました。
しかし時代が通貨危機に入り、別荘へ赴く余裕がなくなった頃、別荘は町の不良少年たちのたまり場となってしまったそうです。
ガラスは割られ、部屋は荒らされ、金目の物は持ち去られてしまったのだとか…。
そうして家が荒れ果てていくうちに、2005年ごろから「本物の心霊スポット」として話題に上がるようになりました。
家主は後にこの事実を知り激怒。
家を修理し、噂はデマであると訴えましたが、その後も“度胸試し”の不法侵入が絶えず、2009年には別荘を売却してしまいました。
その後、建物は取り壊され、現在はカフェが建っているようです。
日本統治時代に発見された、慶山にある「コバルト鉱山」。
「コバルト鉱山」はもともと軍事用のコバルトを採掘するための場所として使われていましたが、1945年日本の敗戦とともに廃鉱。
その後この鉱山跡地に繊維工場や眼鏡工場が建つも、次々と原因不明の火災や自殺により廃業したという噂があります。
実は、この場所は廃鉱になった後すぐ「慶山コバルト虐殺事件」が起きた現場です。
「慶山コバルト虐殺事件」とは、朝鮮戦争期間中、韓国の軍警が民間人を大量虐殺した事件のことです。
約2500名もの民間人が虐殺されたと推定されており、あまりの犠牲者の多さにこの地域の川は1年間もの間、血の色をしていたそうです。
現在は慰霊祭などを行い、2016年には一般人が侵入できないよう入口を封鎖しました。
ここまで韓国の心霊スポットについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
ご紹介したスポットの他にも、自殺者が多いことや、戦時中に亡くなった方が多いことからか、漢江や済州島にまつわる怪談も多いようです。
また「光化門前の横断歩道で誰かに手を引かれた」という心霊体験をした方も、何名もいらっしゃるんだとか…。
どの心霊スポットもあくまで噂話ですが…
信じるか信じないかは、みなさんの判断にお任せいたします。
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