アップデート : 2020-12-24
先日、兵役法の一部改正法律案が公布され、文化勲章・褒章を受けたアーティストの入隊延期が可能になりました。しかし、今の条件のままでは法改正の恩恵を受けることができる韓国アイドルは実質的にゼロ…?詳細をお届けします。
12月22日、韓国国防部は軍の徴集・召集を延期できる対象に「大衆文化芸術分野の優秀者」を追加し、韓国アイドルたちも入隊延期をできる可能性が高まりました。
しかし、それらの対象者を定める施行令では「文化勲章・褒章の受勲者で、文化体育観光部長官が推薦した者」に限定することが検討されています。
これまで文化勲章・褒章を受けたアーティストの平均年齢は67.7歳。
さらにこれらを受けるためには「当該分野の活動を15年以上継続している」ことが条件の目安となっています。
韓国アイドルの場合、10代後半でデビューしたとしても最短で文化勲章・褒章を受けられるのは30歳を超えてから。
すでにBTS(防弾少年団)は2018年、韓流を世界に広めたとして「花冠文化勲章」を受賞しているため入隊延期は可能です。
しかし、上記の条件のままでは法改正の恩恵を受けることができる韓国アイドルは実質的にゼロということに…。
韓国音楽コンテンツ協会は「国がK-POPを通じた国家ブランドの向上を認め、良い制度を作ってくれたことに感謝する」と伝えた上で「実質的に誰も適用が受けられないような法案に、どのような意味があるのか」と疑問を投げかけました。
そして「このまま施行令が進行された場合、“第2のBTS”が出てきても恩恵を受けることは不可能である」と述べています。
参考情報元:헤럴드경제
BTSの入隊延期を巡り、法改正が進められてきた「兵役法」。兵役法の一部改正法律案が公布されることを受け、BTSの入隊延期が可能になりました。詳細をお届けします。