アップデート : 2020-11-30
新型コロナウイルス感染者の増加が止まらない韓国では、全国で社会的距離の確保が「1.5段階」へ引き上げられました。ソウル首都圏に関しては「2段階+α」で対応していくとのこと。詳細をお届けします。
新型コロナウイルスの感染拡大が勢いを増していることを受け、韓国政府は韓国全土に対し12月1日から社会的距離の確保を「1.5段階」に引き上げると発表しました。
社会的距離の確保は5段階まであり、ソウルを含む首都圏では11月24日から「2段階」に引き上げられています。
首都圏ではこのまま「2段階」を維持しますが、感染者が多く発生している施設に対し追加措置を行う「2段階+α」を実施。
最近、クラスターが発生したサウナ施設、エアロビクスなどを行うジム施設についてしばらく営業を停止するよう要請。
特に汗が飛散する可能性が高いキックボクシングなどの施設も営業が停止され、唾液による飛沫感染を防ぐために管楽器や歌のレッスンなども禁止されます。
これにより、声楽や国学、歌の教室などは学校や個人レッスン全てにおいて当分の間禁止されることになります。
しかし、大学入試のためのレッスンだけは禁止対象から除外するとのこと。(2020年は12月3日に試験実施予定)
また、アパートで共同施設として利用できるジム、サウナ、カフェ、読書室なども利用が禁止されています。
一方、軍隊では27日から休暇と外出が禁止されている状況です。(部隊復帰せずに除隊する者は除く)
今回の措置は韓国全土で12月1日から14日まで、ソウル首都圏においては7日まで適用されます。
参考情報元:연합뉴스
全体的な感染者増加は落ち着いているものの、再び微増しつつある韓国。これまでソーシャルディスタンスを3段階としていましたが、今後は5段階へと変更し、さらなる防疫対策を行っていくことが発表されました。詳細をお届けします。