アップデート : 2020-10-20
授賞式でのコメントで思わぬ論争に巻き込まれているBTS(防弾少年団)。中国のネットユーザーらの批判が増す中、中国大手の配送会社3社がBTS関連の製品を配送していないことが分かりました。詳細をお届けします。
中国の大手配送業者・3社がBTS関連製品の配送を中断していることが分かりました。
まず初めに、大手配送会社・韻達(ユンダー)がBTS関連製品の配送を中断すると決定。
さらに本日、現地のメディアにより円通(YTO)と中通(ZTO)も配送を中断していることが明らかとなりました。
大手配送会社・韻達(ユンダー)は「BTS関連の問い合わせが多く来ている。現在、BTS関連の配送をしばらく中断している」と明かしています。
具体的な理由は説明していないものの「原因は私たちみんながよく知っていることだ」と述べています。
一方、大手配送会社・円通(YTO)は「われわれが配送を拒否しているのではなく、海関総署(税関)で新たな制度が施行されたためBTS関連製品が届かない」と状況を説明しています。
中通(ZTO)も取材に対し「BTS関連製品の配送は難しい」とコメント。
しかし、これらの配送中断が「不買運動」によるものなのか、海関総署(税関)の制度によるものなのかは分かっていません。
また、BTS関連製品の幅はとても広く「アルバム1枚でも配送できないのか」「モデルを務めているブランドの製品は配送可能なのか」など、多くの疑問が上がっています。
先立ってBTS(防弾少年団)は10月7日、「2020 Van Fleet Award」を受賞した際に「今年は朝鮮戦争70周年であり、我々は米韓両国が共に経験した苦難の歴史と多くの男性、女性の犠牲を永遠に忘れてはいけない」と受賞のコメントを伝えました。
しかし、「両国が経験した苦難の歴史」という部分が「朝鮮戦争の当時、多くの中国人が韓国軍(北朝鮮側)に援護し犠牲となっているのに、そのコメントの中に中国が含まれていない」と批判され、中国のネットユーザーを中心に議論が巻き起こってます。
「2020 Van Fleet Award」を受賞し、コメントを発表したアイドルグループ・BTS(防弾少年団)。しかし、この受賞コメントを巡り中国のネチズンたちが激怒。一部のファンからはファン脱退宣言まで出され、不買運動なども起こっています。詳細をお届けします。
朝鮮戦争を巡る発言に対し、中国で大炎上を巻き起こしているBTS(防弾少年団)。過去には歌手・イヒョリやTWICE・ツウィなども炎上騒動に巻き込まれました。そこには中国の愛国主義が関係しているのだとか?詳細をお届けします。