アップデート : 2020-10-06
アイドルグループ・BLACKPINKが先日発売した新曲「Lovesick girls」。発売と同時に各種音源配信サイトで1位を獲得するなどヒットを記録している一方、看護師たちが所属する保健医療労働組合などからMVに対して批判が…?最新情報をお届けします。
アイドルグループ・BLACKPINKが先日発売した新曲「Lovesick Girls」で、思わぬ議論が巻き起こっています。
韓国・保健医療労働組合は10月5日、BLACKPINK「Lovesick Girls」のミュージックビデオについて「看護師の性的対象化を促している」と批判。
さらに「ナースキャップ、タイトなミニスカート、ハイヒールなど現在の看護師の服装とはかけ離れているが“コスチューム”という言い訳の下で、典型的な性的イメージを演出している」と指摘しました。
問題となっているのは新曲「Lovesick Girls」のミュージックビデオの、1分32秒から40秒までの「8秒間」のシーン。
ジェニがラップを披露するシーンであり、看護師を連想される白いナース服とハートが描かれたナースキャップを被って登場します。
保健医療労働組合は「看護師は病院で働く労働者の中で、もっとも高い割合で性的対象に晒されている」とし、「大衆文化によって、ねじ曲げられた看護師のイメージが繰り返し流されれば、このような状況はさらに悪化する」と批判しました。
また、BLACKPINKの新曲が各種グローバルチャート上位にランクインしていることに触れ「その人気と影響力に相応しい責任ある取り組みを、YGエンターテインメントに促すつもり」だと明かしています。
これらの主張に対し、ネットユーザーたちからは様々な意見が挙がっています。
その多くは「行き過ぎた解釈だ」「また性的対象化の話か…うんざりするね」「何かにつけて批判をしたがるんだな」という意見。
実際、医療現場で働く看護師たちからも「(性的対象化について)そんなこと全く思わなかった」「(MVを見ても)別に嫌な気持ちにならないけど?」という意見が相次いでいます。
現在、YGエンターテインメントは公式立場を発表していませんが、看護師の演出については特別な意図がなく、「愛に陥った時でも医者は何も助けてくれない」という歌詞に合わせて、作られたことが予想できます。
※追記
MVにおいて該当シーンの削除が決定しました。
BLACKPINKの新曲「Lovesick girls」の中で、ナース服を着用したシーンが議論を呼んでいるYGエンターテインメント。先日、公式コメントを発表し釈明しましたが、騒動は収まらず…正式にミュージックビデオの該当部分を削除することが発表されました。詳細をお届けします。