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熱愛説がでるまでは幸せだった…ソルリ・ドキュメンタリー番組 母親が明かした苦悩とは?

アップデート : 2020-09-11

昨年10月、25歳という若さでこの世を去ったガールズグループ・元f(x)のソルリ。ソルリの生前の姿を納めたドキュメンタリー番組「ドキュフレックス ソルリがなぜ不快だったんですか?」が放送され、大きな波紋を呼んでいます。詳細をお届けします。

元f(x)・ソルリの知られざる真実に視聴者も涙…

子役から注目を浴びて…スターダムへ駆けあがったソルリ

昨年10月にこの世を去った元f(x)・ソルリのドキュメンタリー番組が放送されました。

 

9月10日に放送されたMBCドキュメンタリー「ドキュフレックス ソルリがなぜ不快だったんですか?」は2部制で構成され、1部はソルリの生い立ちからスターになるまでを紹介。

 

2部では熱愛説が浮上してから、悪質なコメントや誹謗中傷に苦しみ命を絶つまでが描かれました。

 

ソルリの母は「(ソルリが)7歳の時に離婚をして、生活が苦しくなった。幼稚園に通わせるお金で釜山の演技塾を訪ねてみた」と回想。


演技塾では高評価だったソルリ。「ソウルでもうまくやっていけるのでは?」と考えながら上京したものの、「6カ月が過ぎたころには授業料やその他の経費も払えなくなっていた」と当時の苦しい生活を語りました。


演技塾をやめさせなければいけないと考えた母親でしたが「ソルリが涙を流しながら、もっと学びたい」と懇願。


その1カ月後、長編時代劇ドラマ「ソドンヨ(薯童謠)」への出演が決定し、ドラマの演出を担当したイビョンフン監督は「ソルリは演技が上手だった」、そして「堂々としていて明るく、顔が王女のように輝いていた」と当時の思い出を打ち明けました。


その後、ソルリは記者の提案を受けて本名・チェジンリではなく「ソルリ」と芸名を改め、本格的な芸能活動をスタート。


ソルリの記事を見たSMエンターテインメントから「SMエンターテインメントの看板スターを育てたい」と連絡を受け、幼い頃から宿舎生活を始めたと説明しました。


当初、SMエンターテインメントとの契約は「女優業」のみでしたが、ソルリの身長が急に伸びてしまい子役としての位置づけが大変になったことからガールズグループでのデビューを目指すことに。


当時、ソルリと共に宿舎生活を送っていた少女時代・ティファニーは「ソルリと初めて会った時、すでにソルリはよく知られている子役であった」と語っています。


ソルリは生前、自分の練習生時代を「生き残るために、本当にたくさん顔色を伺っていた」と述べています。

 

また、練習生はスタイル管理も厳しくされており「急に伸びた身長に比例して増加していく体重に、頭を悩ませていた」と母親が打ち明けました。

熱愛説が出るまでは幸せだった・ソルリの母が語った心境

しかし幼い頃からソルリの夢を応援し続けてきた母親と、ソルリの間に亀裂が生じ始めます。


それはソルリの熱愛説が浮上したことがきっかけでした。


ソルリは2014年にDynamic Duo(ダイナミックデュオ)のメンバー・チェザとの熱愛説が浮上。


ソルリとチェザには13歳という歳の差があり、母親は当時のことを「熱愛写真を見ても、誤報だと思った」と回想しました。


また「突然13歳も年上の男性と出会った後、遊びの文化や酒の文化などあらゆる中間過程がなくなった。私が交際に反対したため、ソルリは怒っていた」と母娘の間に亀裂が生じたことを告白。


母親は「私もがっかりして気持ちが落ち込み、怒りが込み上げてきた」と明かし、その後はソルリが母親を通さず、所属事務所から直接お金を受け取るにようになっていったと明かしています。


さらに当時のことをよく知る記者は「ソルリの最初の熱愛説の相手が、(すでにブームが過ぎ去っている)チェザだったことが問題だった」と明かし、「口にすることも出来ないような悪質な書き込みが増えていった」と述べました。


少女時代・ティファニーは当時のことを「どこへ出かけても隠し撮りされ、平凡なデートがしたいと思っていたはず。その時、まだソルリは20歳だったから」と残念な気持ちを告白。


その後、交際期間3年を経て破局を発表したソルリとチェザ。


ソルリのお母さんは「2016年、所属事務所からソルリが手首を切ったという連絡が来た。緊急治療室に運ばれたが、記事は出ないので心配しないで欲しいと言われた」と語りました。


「ソルリがお風呂で滑ってケガをしたという記事が出たが、病院を訪れることも出来ず一週間が過ぎていった。しかし、これはソルリ本人だけがあがいていたことだ。愛した男性はすでに去っていたのだから」と涙を流しました。


チェザと破局して以降、さらにソルリへの誹謗中傷は大きくなり、友人とのパーティーや何気ない写真の一枚すら議論を呼ぶことに。


ノーブラ写真を投稿した際にも、ソルリは自分の意見を堂々と述べたものの非難が相次ぎました。


このようなソルリの姿に、少女時代・ティファニーは「表現したい、自由になりたいというソルリの考えに拍手を送ってあげたい」と述べています。


その後、2019年10月に自ら命を絶ったソルリ。


ソルリの母親は「ソルリの自宅に薬の入った袋がとても多かった。いたるところに置いてあって消化できないほどの量であり、歌手としてステージに上がる恐怖からパニック障害とうつ病を患っていた」と告白。


そして「どれほど寂しかったのだろう。それに私が今頃気付いたことを後悔している。遅くなってごめんね」と涙を流しました。


番組内で、ソルリがこの世を去ったことに初めて言及した母親や記者、友人たち。


その一方で、放送終了後から元恋人・チェザには誹謗中傷の声が相次いでいます。

繰り返される中傷…?元恋人・チェザへの悪質コメント

番組の放送内容が「チェザがソルリが命を絶ったきっかけであった」という風にも捉えられ、一部のファンたちがチェザのSNSに誹謗中傷コメントを投稿。

 

51分間の放送の中で、チェザに関する言及が7分45秒にあったことから、チェザを加害者のように放送しているという批判も相次いでいます。

 

さらに番組内ではソルリとチェザの歳の差についても何度も言及されています。

 

またソルリの母親が2016年にソルリが自殺未遂を図ったことに関し、「おそらく両者(ソルリとチェザ)の間では、それが最後の悪あがきだったのかもしれない」と回想する場面も。

 

チェザへの悪質コメントが増える中、「結局ソルリの時の何も変わっていない」、「こうしたコメントを残すことに対してもう少し注意を払い、熟考しなければならないのでは?」というコメントも上がっています。

 

MBCドキュメンタリー「ドキュフレックス ソルリがなぜ不快だったんですか?」は、ソルリの生前の明るい姿と共に命の大切さを問いかける内容として放送されましたが、今後も大きな波紋を呼びそうです。

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