アップデート : 2024-08-02
NewJeansの生みの親であるミンヒジン氏によって浮上した“ILLITのパクり疑惑”。いわゆる「ILLITがNewJeansをパクった」という主張ですが、その真相が気になるところ…。そこで今回はNewJeansとILLITを様々な面から徹底比較してみましょう♪
2024年5月、NewJeansの生みの親であるADORのミンヒジン代表によって「ILLITがNewJeansをパクった!」という主張が繰り広げられました。
ミンヒジン代表は4月、HYBE宛てにメールを送信しており、そこには「HYBEの他のレーベルに所属する新人グループ(ILLITを意味)の楽曲やビジュアルが、NewJeansを模倣している」という内容が書かれていたとのこと。
具体的にはコンセプト写真、スタイリング、ミュージックビデオの演出、ダンスの振り付けなどが挙げられ「まったく同じ動作の振り付けを行うことをADORは許可していない」という主張も含まれていました。
では早速、ミンヒジン代表が主張するILLITのパクり疑惑を様々な面から比較していきましょう。
まずはNewJeansとILLITの人数や構成を比較してみましょう。
NewJeansは5人組のガールズグループで、韓国人メンバー3人、オーストラリアと韓国のハーフ1人、ベトナムとオーストラリアの二重国籍メンバーが1人という構成になっています。
一方、ILLITも5人組のガールズグループで、韓国人メンバー3人、日本人メンバー2人という構成。
どちらも多国籍グループですが、これは現在の韓国アイドル界では珍しくありません。
またセンターポジションを作るために5人、7人、9人と奇数の人数で構成されているのも、韓国アイドル界では定番です。
続いてはNewJeansとILLITのグループコンセプトを比較してみましょう。
NewJeansというグループ名は洋服のジーンズに由来しており、“毎日つい手に取ってしまう、いつ穿いても飽きないジーンズのような時代のアイコンになる”という意味が込められています。
一方、ILLITというグループ名は“自主的で積極的な意志”という意味を持つ「I WILL」と、“特別な何か”を意味する代名詞の「IT」を組み合わせたもの。
そこには“何にでもなれる潜在力と期待感”が込められているということで、NewJeansとはそもそものコンセプトが違うことが分かります。
続いてはNewJeansとILLITのビジュアルやファッションを比較してみましょう。
NewJeansのファッションは、Y2Kのレトロカジュアルが多め。
可愛いよりもかっこいいスタイルが多く、メイクもそこまで派手ではありません。
もちろん楽曲のコンセプトによって可愛らしい衣装や派手なメイクをすることはありますが、基本的には可愛いよりもかっこいいという印象が強いですね。
一方、ILLITのファッションはカジュアルなゆるふわスタイル。
女子中高生っぽい雰囲気のファッションが多く、メンバーの多くが黒髪のロングです。
NewJeansのメンバーたちも以前はメンバーの多くが黒髪のロングだったため、パッと見ると「似ている」と思われてしまうのだとか。
しかし、メイクやヘアスタイルを見てもILLITは可愛い系の印象で、NewJeansのようなかっこいい雰囲気ではないことが分かります。
続いてはNewJeansとILLITのグラビアコンセプトを比較してみましょう。
このグラビアコンセプトについては、ADORのミンヒジン代表が「パクられた!」と指摘をしています。
上記はどちらもミュージックビデオのワンシーンですが「5人が寝ている」という設定、「上に3人下に2人」という構図まで本当によく似ていることが分かります。
これにはK-POPファンの一部からも「さすがにパクりかも」という声がある一方、「他のグループでもこのようなシーンはありえそう」という声が。
このシーンだけでパクりと断定はできませんが、パッと見た限りではかなり似ていることが分かります。
ダンスの振り付けに関しても、ミンヒジン代表はパクりと主張しています。
確かにワンシーンだけを切り抜いてみると、パクりというどころか「ほぼ同じ」であることが分かります。
しかし、このポーズは決して珍しいものではなく、これまで他のガールズグループでも似たような振り付けは多く見られています。
そのため、このポーズだけでパクりと断定することは難しく、K-POPファンからは「よくある動き」「この程度ででパクりと言っていたら、みんなパクりにならない?」という声が多く上がっています。
NewJeansとILLITは、曲の雰囲気が似ているとも言われています。
中でもK-POPファンの間で多く聞かれたのが「ILLITのLucky Girl SyndromeがNewJeansっぽい」という声。
これはNewJeansのどの楽曲に似ているというものではなく、あくまでも雰囲気などが似ているという意味になります。
一方、NewJeansがこれまでリリースしてきた曲は1990年代から2000年代のポップスとR&Bの要素を組み合わせたものが多く、どこかレトロさやノスタルジックな雰囲気を感じられるのが特徴でいわゆる“エモい系”。
しかし、ILLITの楽曲は同じノスタルジックな雰囲気でもファンタジー要素やゆめ可愛い要素が含まれており、こちらは“ドリームコア
”や“キラキラ系”と表現されることが多いです。
フレーズやMVの演出だけを見ると「似てる!」と思う部分もあるかもしれませんが、実際にいろいろな楽曲を比較してみると両者の楽曲は似ていないと感じるはずです。
NewJeansとI'LL-ITを様々な面から徹底比較してみました。
今回のパクり疑惑を巡り、K-POPファンからは「I'LL-ITはNewJeansのパクリではない」「パクりと言うには無理がある」という声が多く聞かれています。
実際にI'LL-ITをデビューさせる過程で事務所側がNewJeansを参考にしたのかは分かりませんが、このパクリ疑惑による一番の被害者はNewJeansとI'LL-ITのメンバーたち…。
同世代で音楽番組などで顔を合わせる機会も多い2組だからこそ、今後の関係性などを心配する声も上がっています。
ミンヒジン氏とHYBEの紛争はまだ続いていますが、NewJeansとI'LL-ITがそれぞれ安定した活動を続けられることを願いましょう♡