アップデート : 2020-05-14
新型コロナウイルスの流行により普段マスクを付けない韓国人の間でも買占めが発生!?マスクや消毒剤がお店から消えて買えない?マスクは枚数制限?韓国でのマスク、消毒剤事情はどうだったのか、韓国在住の筆者が実体験も交えてお伝えしていきます!
新型コロナウイルスの流行により、店頭からもネットショップからも一斉に消えたマスクと消毒剤....。
日本でも購入が困難となりましたよね!
韓国ではマスク、消毒剤が買えたのでしょうか?
マスクは1週間に2枚?韓国政府が打ち出した政策などをまとめてご紹介します。
韓国政府が行ったのはマスクの買い占め!
「え、政府が買い占め?」と思われるかもしれませんが、多くの人により平等にマスクをいきわたらせるためでした。
1日に国内生産されていた1,000万枚のうち、政府は800万枚を確保。
そのうち200万枚を医療機関と感染病特別管理地域などへ配分。
また残り600万枚は全国の薬局、郵便局、農協マートなどで一般の人に向けて販売する
としました。
600万枚のマスク。
それらは行けばすぐに買えるというものではありませんでした。
その後政府が打ち出したのが「マスク5部制」です。
これは生まれた年の数字によってマスクを購入できる曜日を5つに分けるというものでした。
生まれた年の末尾が
1または6であれば月曜日
2または7であれば火曜日
3または8であれば水曜日
4または9であれば木曜日
5または0であれば金曜日のみマスクを買うことができます。
また土日は平日に購入できなかった人のみが買うことができます。
(平日にすでにマスクを購入した人はNG)
マスクは1人2枚まで!価格は一律1枚1,500ウォンでした。
その後4月27日よりマスク3枚に緩和されています。
マスクの購入には身分証明証の提示が必須でした。
韓国人の購入方法は、身分証明証(日本でいうところのマイナンバー)
または運転免許証を持参することでした。
重複購入防止のため、販売店となる薬局や郵便局では販売履歴システムにて情報を管理。
これで買い占めを防止していたんです。
では外国人の場合はというと…。
外国人は最初、外国人登録証と健康保険証の持参が必須との発表でした。
その後健康保険加入が必須ではあるものの、3月9日より外国人登録証のみで購入可能と変更に。
しかし薬局などの販売店まで変更点が浸透せず、買えなかったという苦情もあったと言います。
ちなみに筆者は薬局で購入しましたが、買えなかったなどのトラブルはなく、韓国人同様スムーズに購入できました!
その後4月20日より、健康保険に未加入の長期滞在外国人も、外国人登録証または永住証または居所証持参で購入可能になりました。
二転三転した外国人へのマスク供給の基準。
状況として良くはなったものの、情報変化に疲れたという人も多かったようです。
消毒剤もマスク同様、店舗では一時購入困難になりました。
しかしバスや地下鉄(改札前の係員センター)、タクシーなどに消毒剤を設置。
さらにデパートやマンションなど建物入口やエレベーターに消毒剤、さらにサーモカメラなども設置されました。
デパートなどの入口では係員を配置。
都度体温測定(またはサーモカメラでのチェック)、マスクをつけてない人は入場規制等厳しく対応。
飲食店でも席に着くと消毒剤を持った店員さんが来て、手指消毒をするようお願いされるなどしていました。
購入はできなかったものの、どこかに行けば必ず消毒剤がある!という状態が作られていたように感じます。
全ての路線ではありませんが、1月~2月ごろには箱マスクがバス内に設置され
乗車客は1枚ずつもらうことができました。
その後は運転手さんに言えば1枚もらえるようになりました。
窓があるとはいえバスも密閉空間、ありがたい処置ですね。
「マスク5部制」が始まった頃は、朝の8時半に薬局へ行っても長蛇の列!
すでに完売するなどの状況が続いていましたが、現在は夕方に行っても購入可能になりました。
買占め防止のためマスクの価格は下がらないものの、大型マートやネットショップでも購入可能になりました。
また消毒剤も同様、今では購入ができる状態です。
やむを得ず外出しなければならない時は、マスク着用とアルコール消毒を徹底し感染拡大を防ぎましょう~^^