アップデート : 2020-05-11
世界的に流行している新型コロナウイルス。その影響は韓国旅行にも…。日韓のビザは何が変わったの?これまでの流れを振り返りながら、現在の状況を整理。これからのことも含め、日韓のビザについて詳しく解説していきます!
世界的に流行している新型コロナウイルス。
日本でも外出自粛になったりと、生活に大きな影響が出ていますよね...
そんな中、日韓のビザの状況は今どうなっているのでしょうか?
韓国旅行や留学、ワーキングホリデーなど、どのような影響が出てくるのかと心配している方も多いはず。
今回は、これまでの状況を整理し振り返りながら、現在のビザ状況、そしてこれからのことについて詳しく解説していきます!
※この記事は現時点での情報となります。詳しくは在日本大使館にてご確認をお願いいたします。
3月9日より、日本人のビザの効力を停止するという発表が韓国外交部よりありました。
ポイントはビザがあり、なおかつ韓国に入国済みであるかどうかです。
効力が停止されるビザの対象となるのは、
「駐日韓国大使館よりビザを発行してもらい、日本に滞在している人」
つまりビザを受け取ったものの、まだ韓国には入国しておらず日本にいる人が対象となります。
ワーキングホリデービザや留学ビザを受け取っていても、韓国への入国がまだであれば現在そのビザは効力を持たないということです。
一方対象外となるのは
「ビザがあり、すでに韓国に滞在している人」
現在すでに韓国に入国、そして外国人登録(日本で言うマイナンバーのようなもの)を済ませている人は
ビザの満期まで滞在することができ、ビザの効力はそのままです。
ビザがあり韓国に入国済みであれば、日本に慌てて帰ってくる必要はないということですね。
このようにビザの効力が停止されたからといって、日本人全員のビザが無効になったというわけではありません。
また、日本と韓国はこれまでビザの発行なしで90日までの滞在が可能でしたが、こちらのビザ免除は3月9日より停止に。
旅行や短期留学なども含め、ビザなしでの入国は不可となってしまいました。
ビザなしでの入国が不可能となった韓国。
ではビザを申請すれば韓国に入国が可能ということでしょうか?
3月9日の発表時点では、短期訪問(C-3)ビザを申請することで、観光などの旅行や商用目的で入国は一応可能。
この短期訪問ビザは日本にある韓国大使館や韓国領事館で申請ができるのですが
申請には書類が必要、さらに実際に許可が下りるまでに3週間以上もの時間がかかっていました。
こうなると「ちょっと時間ができたから韓国旅行に行こう!」と計画するのは難しいですね…。
このようにビザ免除が停止となっても
短期訪問ビザ(C-3)があれば韓国への短期滞在が可能とされていましたが、その後以下のような報道がなされました。
13日から、すべての外国人に発給した短期ビザの効力を停止し、
韓国とビザ免除協定を締結したか、韓国政府がビザなし入国を認めた国・地域に対するビザ免除措置を暫定的に停止している
韓国政府は新たに、4月5日までに発行された短期訪問ビザの効力停止を決定・発表。
つまり4月5日までに短期訪問ビザを受け取っていても、入国がまだであればビザの効力は無効、入国ができないというわけです。
短期訪問ビザをもう一度受け取るためには、再度申請する必要となりますが、再申請の場合の手数料は免除となります。
これは世界的に感染が拡大している状況を見て、下された判断。
海外からのウイルス侵入を防ぐという、韓国政府の方針と対策です。
さらにまだまだコロナウイルス収束のめどが立たない中、ビザの申請は今後審査が強化されるとの見通しも。
具体的には、
・ビザ申請日から2日(48時間以内)に健康診断書の提出(医療機関で受けたもの)
・自身の健康状態に関するインタビューを受けなければならない
などの審査を通して、ビザを許可するか決定されるようです。
どのような場合に、短期訪問ビザが下りるのかははっきりと分かりませんが、
「不要不急でないと判断されれば、ビザは出してもらえない」
という情報も出ているため、韓国旅行や韓国の友達に会い行くといった理由ではビザが取得できない可能性が高いと言えるでしょう…。
また短期訪問ビザを申請する際は、必ず在日本大韓民国大使館で確認してください。
まだまだ油断できないコロナウイルス。
韓国が大好き♡
という方々にとっては気軽に旅行できないのは残念ですが…。
今はただウイルスが収束するのを待つしかないですね...!
1日でも早く自由に韓国旅行ができる日が来ることを願って、まずは今自分ができることを精一杯しましょう!