アップデート : 2023-03-21
K-POPの基盤を築いてきた第一人者である、元SMエンターテインメント統括プロデューサーのイスマン。これまで数多くの功績を残してきたイスマンですが、経営権紛争や買収問題を巡り大きな議論が勃発しています。今回はイスマンのプロフィールと共にこれまでに業績や議論、騒動などを振り返っていきましょう!
経営権紛争を巡って、イスマンに関する暴露を続けているイソンス、タクヨンジュン共同代表。
その中で、イスマンは不動産事業を行っており「持続可能性(サステナビリティ)」をaespaの歌詞の中に入れるよう指示したと伝えました。
また「多くの観光客がカジノとミュージックフェスティバルを楽しめるよう大麻の合法にまで云々していた」とし「会社と職員、アーティストを広報として活用し、各国のイスマンワールドを作るのが彼の意図だった」と暴露。
どこまでが本当に話なのかは分かりませんが、この暴露によって世間からは「SMを捨ててしまったのか」「自分の欲のためにSMを利用したの?」という声が上がりました。
現在ではその数が減ってきたものの、一昔前までSM所属アーティストたちの曲は「どれも似ている」と言われることが多かったですね。
その理由は同じ作曲家やプロデューサーが、ヒット曲と同じような“工場型音楽”を組み合わせて制作していたため。
そして売れて認知度を上げることで、練習生やアーティストたちが事務所の力を上手く利用してドラマや映画にも出演できるという「工場式アイドルシステム」を構築したのもイスマンと言われています。
しかし、これはあくまでも一部からの推測で、SMエンターテインメントでは練習生時代から歌とダンスの他、演技とバラエティーのレッスンを行っています。
またSMエンターテインメントは元々、音源よりもアルバム販売量に強い会社であるため「矛盾している」という声もあるようです。
過去には奴隷契約も大きな問題となりました。
SMエンターテインメントは、韓国アイドル界で初めて契約書を制作した事務所。
しかし、そこには「契約期間は13年、アルバムが50万枚以上売れなければ収益を受けられない」という項目が含まれていたと言われています。
これに対し2009年、東方神起のジェジュン、ジュンス、ユチョンは専属契約効力停止仮処分を申請。
その後グループから脱退し、この裁判をきっかけにアイドルの最長契約期間は「7年」に定められました。
また過去にSMエンターテインメントに所属していた神話は、退社後に商標権を巡りイスマンと裁判になったことも。
現在は全ての所属事務所がグループ名やファン名を商標登録していますが、アイドルグループの商標権を特許庁に登録したのはSMエンターテインメントが始まりでした。
最終的には神話という名前を手放したイスマンですが、これもまた奴隷契約のひとつと言われています。
イスマンのプロフィールと共にこれまでに業績や議論、騒動などをご紹介しました。
これまでK-POP界に多大なる功績を残してきたイスマン。
芸能界に関わらず、どこの会社でも上に立つ者には斬新的なアイデアが求められる一方で、常に批判のターゲットになりがちです。
またエンターテイメントは時代と共に求められるものが変化していくため、イスマンの考え方とSMエンターテイメントの考え方、お互いが求める理想に相違が生まれることも不思議ではありません。
今後は大きな騒動なく、所属アーティストが満足に活動できる場、そしてファンが安心して応援できる場を提供して欲しいと思います。
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