アップデート : 2022-05-13
みなさんは、さまざまな日本語が韓国に定着していることを知っていますか?韓国には、韓国人も知らず知らずのうちに使っている日本語がたくさんあるんです!今回は、韓国で日常的に使われている日本語を15個ご紹介いたします!ぜひ、韓国語勉強の息抜きにチェックしてみてくださいね!
“癖”は韓国語では「습관(スpクァン)」もしくは、「버릇(ボルッ)」と表現します。
“癖(쿠세)”は主に、爪を噛むことなどの悪い習慣に使うことが多く、「歌を歌う時の(嫌な)クセがある(노래 쿠세가 좀 있다)」といった時に多く使います。
また、野球文化の発達している日本を元に、投手の投げ癖なども用語として“癖(쿠세)”と呼ぶようです。
韓国語で「行ったり来たり」は本来“왔다갔다(ワッタガッタ)”なのですが、韻を踏むようなリズム感がウケ、“왔다리갔다리(ワッタリガッタリ)”と表現するようになりました。
あえて「り(리)」をつけて使うのは、日本語の行ったり来たりが由来になっているんだそうです!
なんとなくリズム感がいいので使用している方が多いため、日本語由来ということを知らない方が多いんだそうです。
韓国語では、“손톱깎이(ソントpカッキ)”と表現します。
若い方は“손톱깎이(ソントpカッキ)”と言う方が多いですが、日本統治時代の影響から、年配の方は“スメキリ(스메끼리/쓰메끼리)”を使用している方が多くいらっしゃいます。
また、“ツ”の発音が韓国人には難しい影響からか、日本語を韓国語で表記する際、“츠(チュ)”と“쓰(ッス)”で表記ゆれすることがあります。
日本語で草履と聞くと、下駄のようなイメージが強いですが、韓国ではビーチサンダルからスリッパタイプのものまで“ジョリ (쪼리/조리)”と呼びます。
これは若い方でも使う方が多く、今でも商品名などに”쪼리(チョリ)”が使われていたりします。
日本ではスーパーなどの広告の紙を指す“ちらし”。
韓国では根拠のない噂など、主にマスコミなどが売り上げを伸ばすために書く扇情的な情報の事を“チラシ(찌라시)”と言います。
2014年には「찌라시:위험한 소문(チラシ:危険な噂)」というスリラー映画も公開されるほど、浸透している日本語です。
味の素が販売している、日本でも人気の風味調味料「ほんだし」。
韓国でも「味の素」や「ほんだし」が長年愛されており、日本語のそのままの名前で”아지노모도(アジノモト)”や”다시(ダシ)”と呼ばれています。
また、味の素の韓国版製品「미원(味元)」というものも存在します。
さまざまな意味がありますが、日本では主に「タイヤに穴が開いた時」に使用する“パンク”。
韓国では、支出が多くてお金が足りない時に日本語発音の“パンク(빵꾸)”という言葉をよく使っていたようです。
もともと、タイヤがパンクすると、タイヤ交換にお金が多くかかったことが由来しているんだそう。
最近では使用する人がかなり減ったようですが、未だに広く浸透している単語です。
実は純韓国語で「かばん」を表す単語がなく、“バッグ”もしくは“かばん”と表現するしかない為、“かばん(가방)”を広く使用しているようです。
そのため、韓国のお店に行くと“가방”(かばん)とパネルなどに大きく書かれていたりします。
もちろん、日本語発音そのまま「かばん」と言って通じますよ。
また、日本語の「かばん」自体も中国語(漢字)を日本語読みした説や、オランダ語を日本語読みした説があるようです。
袖のない服…いわゆるタンクトップの事を、“나시(ナシ)”や“나시티(ナシティー)”と呼びます。
これは「袖が“なし”」という日本語が由来となっており、韓国で「ナシ」というと、これらの服の事を指します。
タンクトップと言う事も多く、もちろん通じますが、大型ファッションサイトなどでも、“나시”(ナシ)で商品登録されているものもとても多いです。
韓国で服などのカラーバリエーションを記載する際、水色のアイテムを”소라(ソラ)”としているところをよく見かけます。
ちなみに韓国語で”소라(ソラ)”は、サザエ(貝)のことを指します!
そのため、最初のうちは「なんでサザエ…?」と思う韓国人も少なくなかったようです。
最近では日本語の空色の意味の”소라(ソラ)”と広く認知されるようになりました。