アップデート : 2020-05-13
世界的に大きな問題となっている新型コロナウイルス。比較的成功したと言われる韓国のコロナ対策のうちのひとつが「監視」です。どのような方法でコロナの流行を抑え込んでいるのか、その驚きの方法をご紹介します!
韓国のコロナ対策は、まず隔離対象者の監視を徹底することでした。
それに役立ったのがアプリなんです!
IT大国ならではのアプリ対策について。
また、それに伴い出てきた問題点とその解決策までわかりやすく説明します。
韓国コロナによる感染のさらなる拡大を防ぐため、韓国政府は新たな試みをしています。
それがコロナにかかり自宅での隔離を要請した市民の皆さんを監視できるスマホアプリなんです!
韓国では2020年3月7日からコロナ対策の一つとして「自宅隔離者安全保護」というアプリが使われています。
最初はGPSによりまるで監視されるようなこのアプリに対し、韓国国民の不安も大きかったようです。
しかし大邱(テグ)での大感染が人々の意識を変えました。
コロナ感染の疑いがあったある女性が、医師の言うことを無視して、行動。
症状がみられたにも関わらず、いつも通りで歩いてしまったためスーパースプラッターに!
そこから監視がある程度必要だ、という世論に変わっていきました。
ではこのアプリは新型コロナを広めないためにどのような部分で力を発揮したのでしょうか?
このアプリは、自宅での隔離者とその人を担当する公務員が使うアプリです。
健康状態の自己申告もこのアプリ1つでOK!
また隔離中にも関わらず外に出ると、アラームで公務員へ知らせが来るシステムにもなっています。
アプリについている機能は以下4点です
・個人情報と自宅隔離住所(位置情報)の登録機能
・自宅での自己診断を担当公務員に自動報告する機能
・隔離場所から離脱時にお知らせが行く機能
・自宅隔離生活ルールと担当公務員の連絡先提供機能
自宅隔離の対象者は個人情報(隔離されている場所など)をアプリに登録します。
その登録場所から離れると、隔離者のアプリと担当公務員のアプリに
「この人隔離場所から離れてますよ!!」といった旨の知らせが届くようになっており、外出などはすぐにばれます。
また隔離者が自分の健康状態をアプリにて診断すると
1日2回、自動で担当公務員にその健康状態の報告が送られます。
もちろん症状が変わったなど、すれば、追加の診断も可能。
都度アプリから提出ができるのです。
しかしこのアプリにも欠点がありました!ㅜㅜ
なんとこのアプリに必要不可欠なGPS機能を切ってしまう人が現れたのです。
GPSをオフにして外出したり、アプリの入っているスマホを家に置いたまま外出してしまう人が増えていき、
さらに監視を強化しなくてはならないことに…。
そこで、アプリ機能を追加!
動作機能なるものを追加し、スマホが一定時間動かされてない場合にはアラームが行くような仕組みとなりました。
加えて毎日の電話確認、抜き打ちでの点検などの管理システムも強化!
ちなみに内緒でお出かけしてしまった人、そして見つかった人は手首に“安心バンド”と呼ばれるリストバンドを付けられ監視を強化…!
違反をした場合30万以下の罰金が科せられる可能性も!
防疫総括班長の以下の発言からもかなり徹底しているようです。
一日に2度健康状態を確認するのに加え、無作為に健康状態を追加確認し、不意の点検も強化する
自宅隔離指針の違反が摘発された場合は即告発し、損害賠償および求償権の請求など、無寛容原則を徹底的に履行する
今回は韓国のコロナ対策のなかから
アプリによる監視について紹介しました。
世界的にも割と早い段階でコロナ患者を減らすことに成功した韓国。
その裏側ではこのようなアプリの開発がされていたんですね!
とにかく!一刻もこのコロナ騒動が収まることを願っています。