アップデート : 2020-03-24
皆さんはK-POPの曲の中で洋楽をカバーしたものがあるということをご存知でしたか? 今回はそんな洋楽をカバーしたK-POPをまとめてご紹介! 大好きなK-POPの曲をぜひ別の視点から楽しんでみてください♪
まずはサンプリングという音楽の表現技法についてご説明します。
サンプリングとは過去の曲や音源の一部を新たな楽曲の一部に再構築すること。
K-POPは洋楽のパクリだと言われることがありますが、許可さえとっていれば違法行為ではなく、むしろ革新的な技術だとも言われています。
簡単に言うと古い良い音楽の上にさらに新しい音を重ねて、よりよい音楽を作るという技法なんです!
まずはI.O.Iの『What a Man』
こちらは1993年にリリースされたリンダ・リンデルの『What a Man』をサンプリングして作曲されました。
実はこのリンダ・リンデルの曲も1963年にビルボードR&Bチャート曲をサンプリングして作られた曲なんです。
I.O.Iの『What a Man』では全体的にポップでアップテンポな曲調に仕上げています。
曲冒頭から同じリズムを使っているのでよく耳を澄ませて聴いてみてくださいね!
2つ目はSHINeeの『Juliette』
こちらはアメリカの俳優兼歌手のコービン・ブルーが2007年にリリースした『Deal With It』をサンプリングしています。
全体的に同じリズム、曲調で作られていますが、英語の歌詞の部分を韓国語に変えたり、音の重なりを増やしてより重厚感のある曲に仕上げたりしています。
元の曲もダンスミュージックのようなノリがあり、MVでも一部のシーンでダンスが披露されていますがSHINeeも同じようにMV全体でダンスを披露しているのがポイント!
同じくSHINeeの『Hit Me』もサンプリングして作られた曲。
『Hit Me』のサンプリング曲はマーカス・ヒューストンの『Case of You』。
2009年にリリースされた曲です。
全体的に同じリズムで作られていますが、SHINeeの『Hit Me』と大きく異なる点は曲調の違い。
よく聴き比べてみると、SHINeeの方が若干明るく、原曲は落ち着いた曲調になっているのが分かります。
続いてご紹介するのはf(x)の『Danger』
クリスティン・エレザイの『Razor』が原曲で、実はこの『Razor』自体多くの曲のサンプリング元となった曲なんです!
f(x)の『Danger』はエレクトリックな部分を残しながらもポップスやK-POPの要素を取り込んでいますが、原曲はエレクトリックさが満載!
原曲の勢いを少し弱め、f(x)っぽさを取り入れながらサンプリングした感じですね♪
続いてご紹介するのはMAMAMOOの『gogobebe』
こちらは洋楽ではなく韓国のポップ歌手キム・ゴンモの『짱가(zzanga)』をサンプリングしています。
先ほどまでは曲全体をサンプリングしている曲をご紹介してきましたが、『gogobebe』ではサビの部分を主に使用しました。
最初曲を再生した時、サンプリングした部分が全く分からなかったのですが、『zzanga』のサビの部分を聴いてびっくり!
『zzanga』は『gogobebe』よりもより陽気でリズミカルな曲調になっているので、2つの曲を何回もリピートしたくなる中毒性があります…