こんにちは!
釜山在住のKate_Dです。
あっつい夏真っ盛りですね!
こんな時は、あっさり食べやすい冷麺が
おいしいですよね。
釜山には、『ミルミョン(밀면)』という名物が
あります。
今回は、ミルミョンの紹介と地元の人に人気の名店を
ご紹介します!
釜山の代表料理のひとつで、
1950年代初頭6・25戦争の時期に釜山で誕生したといわれます。
当時、米軍の援助などで手に入った、
小麦粉(밀가루)にデンプン(전분)を混ぜた麺を作って、
「ミルミョン(밀면)」(=小麦粉麺)という名前になったとか。
小麦粉を使った麺なので、韓国冷麺のような、
噛み切るタイミングが難しい(笑)ということもなく、
歯ごたえもスッキリとした食感です。
ミルミョンには、スープ、ユクス、
たれ(ダデギ、みじん切りの調味料)、
お店によってはゆで卵などの具が入っています。
一般的な冷麺のようにムル(水)と
ビビン麺の二つの形態がありますよ。
ミルミョンは、実は、1990年代後半から、
代表的な釜山の名物として認められ始め、
2000年代には、他の地域に広がったんだそうです。
また、2009年に釜山市の名物料理として
公式に指定されました。
冷麺屋さんや、ミルミョン屋さんで、注文をすると
必ずと言っていいほど、一緒に出てくるのが、
「ユクス」です。
お店によっては、セルフサービスで提供している
お店もあります。
その際は、保温用のウォーターサーバーみたいな
大きなポットからコップにつぐので、
やけどをしないように気をつけて下さいね。
「ユクス」は、韓国語で「육수」と書きます。
肉のスープという意味です。
主に、牛肉の首や、肩、しっぽ部分の肉を
臭みけしの野菜やハーブなどと一緒に長時間、
煮詰めた濃厚スープです。
少し濃いめの味つけですが、冷たい麺を食べて、消化を促すために
飲む栄養満点なスープです。
また、ガンガンに冷えた韓国の食堂で、温かいスープを飲むと
少しホッとしますよ。笑
なぜか、ミルミョン屋に行くと、
メニューに必ずあるのが、「マンドゥ」(만두)。
マンドゥは、肉饅頭という感じなのですが、
日本の餃子に比べると大きめな、丸い形のものが定番です。
手作りのマンドゥを蒸していただきます。
あつあつのマンドゥに酢醤油をつけて、食べるのが
美味しいですよ!
個人的には、ミルミョンよりもこのマンドゥの方が楽しみだったりします。笑
お店にもよりますが、ひと皿だいたい6~8個くらい
なので、ミルミョンとマンドゥをシェアして食べると
お腹もいっぱいになる、地元の人の食べ方です。
それでは、釜山の地元の人に愛されている、
ミルミョンの専門店を3つご紹介します!
のど越し良くもっちりとしたコシの小麦粉麺が、
牛の骨(サゴル)でダシをとった冷たいスープとよく合います。
ナンポドンの繁華街から少し外れた裏道にあるにもかかわらず、
夏は入店待ちのお客さんもたくさんです。
辛いもの好きには辛口混ぜミルミョン(ピビンミルミョン)もおすすめ。
【アクセス】
釜山広域市 中区 南浦洞2街 17-1
釜山地下鉄1号線南浦(ナムポ、Nampo)駅 7番出口 徒歩5分
10:10~22:00(ラストオーダー21:30)
年中無休
ソミョンから少し離れたところにあるので、アクセスは不便かも
しれませんが、地元のタクシー運転手さんにも人気の老舗です。
韓国の人気漫画『食客』にも登場したこのお店は、
祖父の代から初めて今は3代目が社長です。
見ためほど、タデギは辛くないので、
酢とカラシで調節してみて下さい。
大きく入っている豚肉がさっぱりしていて、
美味しいですよ!
【アクセス】
釜山広域市 南区 牛岩洞 189-671
地下鉄2号線チゲコル駅よりタクシーまたはバスの
利用をおススメします。
営業時間 10:00~20:00
夏のリゾート地といえば、ヘウンデです。
地方から来るお客さんもリピーターが多いのだとか。
観光客はもちろん、地元の人にも人気のお店です。
麺は韓国の冷麺と違い、柔らかいので、
ハサミで切るときは1回から2回ほどで十分です。
酸っぱめの味がお好きな人は、
一緒に出てくる、大根の酢漬けと食べると、
さっぱりとして美味しいですよ!
また、マンドゥも、酢醤油であっさりと食べれます!