こんにちは〜!
最近韓国料理を作るのに夢中なkaulです。
どんなことでも変化の激しい韓国では今、
60代以上と20〜30代の間でジェネレーションギャップが激しくなっています。
そのためお互いが理解できず社会的な葛藤も生まれています。
そこで今回は、今韓国で起きているジェネレーションギャップの真相に迫ります!
これを読めば韓国社会についてもっと理解が深まるはずです。
最近20〜30代の若年層は、朝にパンを食べたり朝食を抜いたりする人が多い韓国。
出勤や登校で朝は忙しく時間がないので、簡単に食べられるものが人気です。
その一方で60代以上では、朝にパンを食べることをあまり好みません。
朝からきちんとご飯を炊いて、汁物や複数のおかずと一緒に食べるべきと考える人が多いのです。
結婚した息子が嫁から朝食を準備してもらえず、パンで済ませている姿を見るのをとても嫌がります。
そのため、親子間はもちろん嫁姑の問題にまで発展してしまうことも。
皆さんは毎日両親に電話をしますか?
帰宅時間を知らせる「帰るコール」以外ではあまりしないのではないでしょうか。
親元を離れて一人暮らしをしている人は、特に連絡する頻度が少ないと思います。
韓国では家族の絆が強いと言われるように、毎日子どもが親へ連絡をするのが当たり前でした。
ところが最近は、会社や学校で忙しく毎日連絡をするには無理があります。
ここで連絡を頻繁にほしがる60代以上と、20〜30代の間で葛藤が起きています。
それでも毎日数回連絡をする若者もいます。
何を話すことがあるのか?と疑問に思うかもしれませんね。
お昼は何を食べたか?
何をしていたのか?
お昼寝をしたか?
など、会話の内容は他愛のないこと。
それでも頻繁に連絡を取ることが「気にかけていますよ」という証になるようです。
いくら変化が早いとはいえ、まだまだ保守的な考え方が強い韓国。
結婚前の同棲は、ほとんどの60代以上の人は反対です。
ところがおもしろいのは、妊娠がきっかけで結婚するのは比較的歓迎ムード。
最近の晩婚化や少子化を受けて、子どもは早く産んで結婚した方がいいという考え方が強まったからです。
日本では「できちゃった結婚」「授かり婚」と呼びますが、
韓国では「속도위반(ソクド ウィバン)速度違反」といいます。
自動車に例えたユニークな表現です。
日本では早ければ高校卒業と同時に親元を離れる人も多いですよね。
地方の人が進学や転勤などで引っ越すケースを除き、韓国では結婚するまで親と同居することが一般的です。
最近は晩婚化が進んでいるので、40代になっても親と同居している人も珍しくありません。
これには親の老後を子どもがみると言う意味も含まれています。
でも最近20〜30代の若年層では、結婚前に独立しようとする人も少しずつ増えています。
結婚するまでは同居してほしいという親の希望との間でジェネレーションギャップが生じてしまうのです。
いかがでしたか?
街の移り変わりが早いように、人々の意識も数年であっという間に変わってしまう韓国。
急激な変化で世代間のギャップも開きを見せているようです。
旅行や留学では60代以上の韓国人と関わることがあまりないかもしれませんが、
例えば
学校の先生
ホームステイ先の家族
アルバイト先の上司
など大人と接したときに何か意識の違いを感じたら、それは文化の違いではなくジェネレーションギャップかも!?
このような世代間の意識の違いを事前に理解しておけば、
悩まず上手に人間関係を築くことができるかもしれませんよ。
韓国生活ではぜひ参考にしてくださいね!