アンニョンハセヨ♡
韓国在住で日韓夫婦のbyeol08です。
「流行語」があるのは韓国も同じ。
韓国語では「유행어(ユヘンオ)」、または新しくできた言葉でしたら「신조어(シンジョオ/新造語)」といいます。
流行語を覗いてみたらその時々の韓国の風潮、流行りも知れるかも…?
今回は今年2018年の韓国語の流行語、新造語をいくつかご紹介します。
まず初めに紹介するのは「갑분싸(カップンサ)」。
これは「갑자기 분위기가 싸해진다」の略語で、「いきなり雰囲気が悪くなる」という意味です。
誰かがその場の空気に合わなかったり雰囲気を壊す話、または面白くないことを話した時に「야,갑분싸 됐어(ちょっと、雰囲気が悪くなったじゃない)」という風に使います。
「싫존주의(シルジョンチュイ)」は「싫음+존중하다+주의(嫌いなこと+尊重する+主義)」を合わせた造語で、意味は「自分の好き嫌い(好み、趣向)を尊重してほしい」または「自分の好き嫌いを堂々と明らかにする」です。
さらに広げて「個々の好き嫌いを認め、尊重しあう考え方」という意味も含まれているそう。
まさに多様化してきた現代の若者らしい言葉ですよね。
「1코노미(イルコノミ)」は「1인(一人)」と「경제(経済、エコノミー)」が合わさった造語。
一人住まいの増加によってもたらされる経済の状況のことを言います。
韓国でもここ数年、一人住まいをする人が増えてきており、特にマートなんかに行くとおひとりさま用のご飯やレトルトのスープなんかがたくさん売られています。
「혼바비언(ホンバビオン)」は「혼자 밥을 먹는 사람(ひとりでごはんを食べる人)」のこと。
ようは「おひとりさま」のことです。
1人でご飯を食べる文化があまりなかった韓国ですが、最近では1人でご飯を食べる人がだいぶ増えてきて珍しくなくなってきました(と言っても日本と比べたらまだまだですが)。
例えば「학원 중간 점심 시간엔 거의 혼바비언(塾の間の昼ご飯の時間はほぼおひとりさまだよ)」という風に使います。
こちらも「おひとりさま」に関連した言葉で「혼코노(ホンコノ)」です。
これは「혼자서 코인 노래방(ひとりでコインカラオケ)」という意味で日本でもよくある「ひとりカラオケ」のこと。
韓国の一般的なカラオケは複数人で、大きめの部屋で皆で歌って踊って楽しむスタイル。
料金は「一部屋1時間○○円」であることがほとんどで、少人数で行くと一人当たりの料金が高くなるんです(と言っても割り勘することはほぼありませんが)。
ところが2年前ぐらいに「コインカラオケ」が誕生し、専用のお店もありますしゲームセンターにもあります。
ワンコイン(500ウォン)払うと1曲歌えるというボックスのことなんです(もちろんお金を入れ続けると延長できます)。
ちょっとストレス発散にしたいな…なんて時にちょうどいいんですよね(笑)。
この「コインノレバン」にひとりで行くことを指します。
「톤어그로(トンオグロ)」は「顔の色のトーンに合ってない化粧品を使っていて不自然」という意味です。
最近に日本の雑誌で「パーソナルカラー」をよく見かけますが韓国でも徐々に浸透してきています。
イニスフリーでは去年あたりにパーソナルカラー別のパレットを売ってましたし、また「マイファンデーション」は保湿力×カバー力×肌のトーンで50種類の中から選べるということで有名ですよね。
エチュードハウスでは明洞のフラッグショップとカロスキルのお店でパーソナルカラー診断のサービス「カラーファクトリー」が受けられます。
「워라벨(ウォラベル)」は「일과 삶의 균형(Work-life balance)」のこと。
韓国でも仕事とプライベートのバランスの重要性が言われるようになってきて、特に若い世代はこのバランスを意識するようになってきました。
日本以上に残業や飲みが多い韓国だからこそ生まれた言葉でしょう。
韓国の人気番組「아는 형님」でも話題になった「애빼시(エッぺシ)」。
これは「애교 빼면 시체(愛嬌を抜いたら死体)」の略語で、「何をするにも可愛くて愛嬌が溢れている人」のことを指します。
愛嬌がなくなったら死体…っていうぐらい可愛いということなんですね。
行動や仕草が可愛い友達に「○○는 진짜 애뻐시네(〇〇は本当にエッぺシだね)」という風に使ってみましょう♪
最後にご紹介するのは「팬아저(ペンアジョ)」。
これは「팬이 아니어도 저장(ファンじゃなくても保存)」の略語で、ファンじゃなくても保存するぐらい面白かったり、可愛かったり、カッコいい写真や動画の事を言います。
NAVERで「팬아저 모음(ペンアジョコレクション)」を検索してみると、ファンじゃなくてもテンションがあがるような写真や動画がたくさんあがっています。
ファンの間でもよく使われる言葉です。