アップデート : 2024-01-13
日本でも残忍な事件がたびたび発生していますが、韓国でも同様に凶悪な殺人事件が発生しています。特に2023年は通り魔事件なども多く、事件の内容や動機を知った国民は震撼…。今回は2023年に韓国国民を震撼させた凶悪な殺人事件をご紹介します。※一部、センシティブな写真が含まれますのでご注意ください。
2023年5月に発生したチョンユジョン殺人事件。
23歳の無職の女性チョンユジョンは、家庭教師をあっせんするスマホアプリで自分と同じ年頃の20代の女子大生と知り合い、「私は中学生の娘がいる母親だ」として女子大生に接触。
「子供に勉強を教えて欲しい」とし、女子大生の自宅を訪問した際に刃物で数十カ所を刺して殺害しました。
韓国国民を震撼させたのはその後のチョンユジョンの行動で、チョンユジョンは女子大生を殺害した後、その遺体を切断。
さらに遺体をスーツケースに詰め、タクシーで近隣の草むらに行って放置したということです。
チョンユジョンは殺人をテーマにした小説や映画を好んでおり、犯行の動機について「実際に人を殺してみたかった」と供述。
のちにチョンユジョンが父親に電話した音声も公開され、その際には何事もなかったかのような声のトーンで父親に嘘をついており、この点も韓国国民に衝撃を与えました。
2023年3月に発生した江南・拉致殺人事件。
江南区にあるマンション前で40代の女性が男性3人に拉致され、殺害されたという事件です。
この事件ではなんと7人もの犯人が逮捕されており、犯人の中には北朝鮮に派遣される「北派工作員」の人物もいることが判明。
犯行の動機については「(被害者の)仮想通貨などの財産を奪おうとしただけで、殺すつもりはなかった」としていますが、遺体を大田にあるダムに遺棄するなど凶悪な犯行であることが分かります。
なお、事件が起きた江南区駅三洞はソウルの中で最も安全な居住地域と言われており、周辺には700世帯規模のマンションも立っているエリア。
それでも犯行時間が午前0時近くだったため、人通りもなかったと考えられます。
2023年6月に発生した京畿道広州市・日本刀殺人事件。
70代の男性Aさんは、広州市のアパートの駐車場で隣人の50代男性と「駐車の仕方」を巡って口論。
その後、Aさんは自宅から日本刀を持ち出し、Bさんを切りつけ殺害しました。
日本刀は長さ1メートルで、2015年に日本刀(真剣)の所持許可を得ていたとのこと。
画像2枚目は日本刀のイメージ画像のように見えますが、実はこの男性こそが70代の男性Aさん(犯人)です。
Aさんは過去に日本刀に関するメディアにも多数登場しているため、韓国国民を震撼させました。
2023年2月に発生した11歳・児童虐待殺人事件。
日本でも児童虐待のニュースが絶えませんが、韓国でも凶悪な児童虐待のニュースが増えています。
当時、11歳の男児イシウ君は、実の父親、父親の再婚相手(継母)、父親と継母の間に生まれた2人の妹と共に生活していました。
イシウ君の父親は元妻(イシウ君の実の母親)と家庭内暴力や浮気などで離婚しているにも関わらず、親権は父親に。その際に元妻に「息子を頻繁に会わせる」と約束。
しかし、継母が元妻を脅迫し接近させないようにするなど、何かと問題が多かったようです。
実の父親が再婚した後、イシウ君の環境は変わり、寒い夜に玄関の外に立たされたり、家族の雑用などをさせられていたとのこと。
幼い頃はとても無邪気な笑顔が可愛らしかったイシウ君ですが、だんだんと笑顔もなくなり顔にはアザや傷が目立つようになりました。
そして2023年2月、イシウ君は自宅で心肺停止状態で発見され、病院で死亡を確認。
身体にはたくさんのアザが見つかり、その後父親と継母が児童虐待殺人の疑いで逮捕されています。
なお、継母は事件当時妊娠中であり、2023年5月に獄中で第3子を出産したということです。
2023年7月に発生した新林駅・通り魔殺人事件。
30代の男性は、新林駅4番出口周辺で通行人に凶器を振り回し、20代の男性1人が死亡、30代の男性3人がケガを負いました。
犯人は前科3犯で、少年部(地裁または家裁のひとつ)に送致された経験が14回もあるとのこと。
その動機は「他人を不幸にしたかった」という身勝手なもので、同年代の男性に強い劣等感を抱いていたと分析されています。
この通り魔事件をきっかけに、韓国内では多数の通り魔事件が発生。
また「〇〇駅の近くで女性20人を殺害する」と言った、殺人予告も相次ぎました。
最近韓国では通り魔や殺人予告が各地で起きており、それによる怪我人や逮捕者も多発しています。今回は今まで起きた事件の詳細に加え、韓国で開発された殺人予告チェックサイト「terrorless」についてもご紹介。韓国旅行を控え不安に思われている方も、この記事をぜひ参考にしていただけたらと思います。
2023年8月に発生した書峴駅・通り魔殺人事件。
現場となったのは大型商業施設「AK PLAZA 盆唐店」で、韓国国民を震撼させました。
20代の男性Aさんはまず、書峴駅近くで軽自動車を運転して歩道に突進し、歩行者に衝突。
この事故で5人が重軽傷を負い、その後「AK PLAZA 盆唐店」に移動して刃物を振り回しました。
刃物によって負傷した方は9人で、男性が4人、女性が5人、年齢は20代から70代までと無差別であったことが分かります。
犯人は精神的な病気を抱えていたと言われていますが、先に発生した新林駅・通り魔殺人事件を模倣したという声も。
夜道などに比べると人通りの多い大型商業施設はなんとなく安心感がありますが、そんな中で起きた事件に多くの国民が不安を募らせました。
2023年に韓国国民を震撼させた凶悪な殺人事件をご紹介しました。
凶悪な殺人事件は韓国だけでなく、日本でも日常的に発生しています。
しかし、四六時中、常に注意を払って生活をすることは不可能…。
それでも旅行中は女性の一人歩きをしない、人の気配がない夜道は歩かない、治安の悪い街には近づかないなど「自分ができる範囲」の行動を心がけることが大切です。
また韓国は日本に比べると、街中で巡回している警察官の数が多いため、警察官の近くを歩くだけでも少しは気が休まるかもしれません。
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