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アップデート : 2021-10-07
韓国のファストファッションブランド・SPAOが、国民の実際のサイズデータに基づきマネキンを制作することを発表しました。その理由とは？詳細をお届けします。
韓国のファストファッションブランド・SPAOが、国民の実際のサイズデータに基づきマネキンを制作したことを発表しました。
SPAOは今回、韓国で初めて“サイズ差別のないマネキン”を店頭に設置。
これはボディポジティブ運動の一環であり、クラウドファンディングを通して制作されたマネキンです。
制作されたマネキンは韓国国民25歳から34歳の男女の、実際のサイズデータに基づいて制作されているのが特徴。
これまでSPAOで展示されていたマネキンの身長は男性190cm、女性184cmでしたが（画像両サイドの2体）、今回のマネキンでは男性172.8cm、女性160.9cmに（画像中央の2体）。
また実際の体重データに基づいて、胴回りは男性が2.3インチ（5.842cm）、女性が5.9インチ（14.986cm）大きく制作されています。
SPAOの関係者は、今回マネキンを制作した理由として「SPAOは老若男女、誰でもファッションを楽しむことができるよう様々なサイズを展開してきた」と前置きした上で「誰もが自分のありのままの姿を愛せるように、平均体型のマネキンを展示して応援していきたい」と説明しました。
現在、韓国のみならず世界中でルッキズム（外見至上主義）を廃止する、ボディポジティブ運動が進められています。
特に韓国ではアイドルの影響から「痩せている＝美しい」という概念が強く、街中のアパレルショップではとても細いスタイルのマネキンが展示されている傾向に。
今回、SPAOがリアルなサイズ感のマネキンを設置したことで“サイズ差別”が少しでも減ると良いですね。
参考情報元：인사이트
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