2013年Big Hitエンターテイメントから
満を持してデビューした防弾少年団。
2010年にBig Hitの創立者である
パン・シヒョク氏が防弾少年団のメンバーを
集めるためのオーディションを
開催してから約3年。
長いメンバーは3年、短いメンバーは数か月の
練習生生活を経てデビューすることになりました。
無名の会社からのデビューでしたが
当時珍しいヒップホップスタイルで
「ヒップホップ戦士」という
言葉(2000年初期の頃の流行語)を復活させ、
新人にしては長めのデビューステージを
獲得しました。
ヒップホップという珍しいコンセプトで
デビューしたBTSはこの年の年末の歌謡祭で
・メロンミュージックアワード
・ゴールデンディスクアワード
・ソウル歌謡大賞
で新人賞を獲得。
しかし新人賞は獲得したものの
アルバムの販売実績はなかなか伸びず、
デビューアルバムもあと1歩の所で
1位を獲得することはできませんでした。
デビューから9か月経った3月7日に
既存曲の日本語版で日本デビューすることを発表。
その3か月後の6月4日に
待望の日本デビューを果たしました。
日本での1枚目のシングル
『No More Dream (Japanese Ver.)』は
週間チャートで8位にランクイン。
ここまでBTSの活動の流れは順調のようにも
見えますが、なかなかアルバム販売での
実績を残すことができず、
BTSメンバーはかなり焦っていたそうです。
2月10日:日本初正式ライブ‘‘防弾少年団1st JAPAN TOUR 2015「WAKE UP:OPEN YOUR EYES」‘‘開催
昨年の日本デビューに続き、
日本で初の単独公演を行ったBTS。
メンバー自身も
SNSも投稿するというマーケティングと、
他のグループとは違ったコンセプトや
迫力のあるダンスで日本でも
ファンは着々と増え続けていました。
韓国での正式アルバムを発売しながら
それを日本版に収録し直し、
さらに日本オリジナル曲を収録するなど、
この時から精力的に音楽活動を行っています。
2015年5月には3枚目のアルバム
『DARK&WILD』を発売し、
単独コンサートなどを精力的に行ってきた
BTSですが記録がなかなか伸びないため
‘‘公演型アイドル‘‘と呼ばれるほどでした。
そんな中デビューから694日、
BTSは初めて音楽チャート1位の座を獲得しました。
学校をメインにしたコンセプトから
続くように制作された青春メインの
「花様年華(人生で最も美しい瞬間という意味)」
シリーズですが、路線の変更に伴い
ビジュアル面も派手で反抗的なメイクから
素を活かし、青年らしいメイクにするなどして
異例の売り上げを記録。
BTSにとって人気に火を付ける大きな
転機となりました。
2015年から完全に軌道に乗ったBTSの勢いは
この年にさらに加速することになります。
2016年10月に発売した正規2集『WINGS』では
初めてメンバーそれぞれのソロ曲を収録。
最年長JINは元々ミュージカル学科に通っていたことから、歌手としての発声方法に悩んでいた時期がありましたがソロ曲『Awake』では完全に克服し、高音から低音まで、生歌でもブレることのない歌唱力を見せつけました。
メインダンサーのJ-HOPEはデビュー前から馴染みのあるダンスミュージックをソロ曲『MAMA』に取り入れ、軽快なリズムに乗せて母への感謝の気持ちを歌いました。
5月:ビルボード・ミュージック・アワードで賞を獲得
この年の5月、BTSは6年連続受賞の
ジャスティンビーバーを破って
「トップソーシャルアーティスト賞」を獲得。
韓国や日本、中国などのアジア圏のみならず
米国を含む世界中から愛されるようになったのは この頃からです。
さらに勢いはとどまることなく、
YouTubeの動画再生数でもランクインし、
アジア発のグループが賞を受賞したと
現地のメディアからも大きな脚光を浴びました。
10月:BTSに7年ジンクスは通用せず、Big Hitと再契約
韓国アイドルと言えば
契約更新の7年目で解散することが多いことから
‘‘7年のジンクス‘‘という言葉があるほど、
デビューから7年目は重要な瞬間となっています。
BTSの契約更新まではあと1年。
しかしBTSメンバーたちは迷うことなく
所属事務所であるBig Hitエンターテイメントと
再契約を交わしました。
Big Hitといえば
所属アーティストの管理体制の良さや、
新しいマーケティング方法などが
度々話題になりますが、
契約期間を1年残して再契約を交わしたBTSには「K-POP界にまた新たな道が開けるのではないか」と期待が寄せられました。
6月28日:ユニット曲含むオリジナルゲームサウンドトラック『BTS WORLD Soundtrack』発売
今までプロからアマチュアまで
自由に曲を投稿できるアプリ「SoundCloud」を
通して個人的な音楽活動を行ったり、
毎年6月のデビュー日を記念して行われる
Home Partyでユニットを組んだりしてきた
BTSですが
アルバムとしてユニット曲を発表するのは
これが初めてです。
メンバーはそれぞれ
・SUGA&RM
・VOPE(V&J-HOPE)
・JIN&JIMIN&JUNGKOOK
でユニットを組み、
ザラ・ラーソンやジュースワールド、
チャーリー・エックス・シー・エックスの3人と 共同で制作した曲を発表しました。
4月にコラボしたホールジーに続き、大物アーティスト達とのコラボが増えています。