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韓国DMZを徹底紹介!個人で観光できる?ツアーでの行きかたは?

アップデート : 2023-09-01

韓国映画などでも題材に取り上げられることが多い「DMZ」。韓国と北朝鮮の軍事境界線エリアであるDMZは、一般の方でも観光をすることができます。今回は韓国DMZの主要スポットと共に、個人での観光やツアーでの行き方などを徹底紹介します♪

DMZって何?

今回ご紹介するDMZは「De-Militarized Zone」の略で、「非武装地帯」を意味しています。


朝鮮半島を東西に横断している北緯38度線付近にある軍事境界線エリアから南北それぞれ2km以内がDMZに指定されており、そのエリアは京畿道・坡州(パジュ)と江原道・鉄原(チョロン)にまたがっています。


上記の画像ではオレンジ色の部分がDMZであり、武装はもちろん軍隊の駐屯や武器の配置、軍事施設の設置が禁止されているのが特徴。


また一般人の出入りも厳しく統制されていますが、その一方では美しい自然の宝庫として知られ、韓国を代表する観光スポットとしても有名です。

DMZの行きかたは?ツアー予約しないと入れない?

DMZは基本的に個人での観光が難しく、統制がおこなわれているため観光ツアーで参加する方がほとんどです。


臨津閣駅にはソウルから電車で約1時間半ほどで行くことができますが、臨津閣駅に向かう電車は1日に2回しか運行していません。


また臨津閣に到着した後は第3トンネル、都羅(トラ)展望台、統一村に行くコースのチケットを現地で購入できますが、訪問者が多いとすぐ売り切れるのだとか!


一方、観光ツアーに参加するとバスで約1時間で臨津閣まで向かうことが可能で、チケットの心配なく安心して観光することができます。

ツアーの予約はこちらから!

DMZには何がある?

京畿道・坡州

板門店(パンムンジョム)

板門店はDMZの中でも、一番有名なスポット。


韓国軍やアメリカ軍を中心とした国連軍、そして北朝鮮軍が共同で警備を行っている場所であり、映画「JSA」でも題材として取り上げられました。


ここは韓国も北朝鮮も行政管轄権を持っていない場所で、政府が認定したツアーだけで訪問することが可能。


また2018年4月には南北首脳会談が開催され、軍事停戦委員会本会議場に入ることもできます。


建物内では写真撮影もできますが、警備の軍人や備品には触れないように注意し、軍人を煽る行為などもしないようにしてください。

臨津閣国民観光地

臨津閣国民観光地は、坡州の最北にある平和公園です。


平和の大切さと南北統一の重要性を知らせるために造られた公園で、個人で訪れることも可能。


また敷地内にはたくさんの花が咲き誇り、展望台や展示館なども完備。


週末には広い芝生で走り回る子供の姿や、デートを楽しむカップルの姿も多く見られる人気のスポットになっています。

第3トンネル

第3トンネルは、軍事境界線の約200m地点まで近づくことができるスポットで、北朝鮮が韓国に攻め入るために掘ったと言われています。


ここは個人での見学は禁止されており、ツアーのみで参加が可能。


DMZの中でも特に多くの観光客が訪れるスポットで、見学用のトロッコ型シャトルエレベーターなども完備。


また展示館や映像館などもあり、ツアーではガイドによる日本語の解説も聞くことができます。

統一村

統一村は、1953年に軍事境界線から500m南の韓国側に造られた村。


ここはDMZにある唯一の村であり、一日中警護されているため犯罪なども起きないと言われています。


しかし、国境に一番近いということは最も危険が高い場所でもあるので、ここに住む住民は納税や兵役が免除される代わりに夜間外出禁止などの行動制限もあるのだとか…。


また村内には学校や農業施設などもありますが、村にはツアー客しか足を踏み入れることができません。


一方でツアーで立ち寄る休憩所には、ここでしか購入することができない農作物やお土産も並んでいるので旅の思い出に購入するのも良いですね。

自由の橋

1953年、朝鮮戦争で捕虜となった1万2,773人がこの橋を渡り、南側(韓国)へ帰還したことからその名前が付けられた自由の橋。(手前の木造の橋)


元々は京義線で使用されていた橋でしたが爆破によって破壊され、捕虜を帰還させるために仮設の橋を建設。


そのため見た目的に美しいとは言えませんが、朝鮮戦争においては“自由への帰還”という大きな意味を持っているスポットになります。


なお写真奥に見える白い橋は、2002年に京義線の臨津江駅と都羅山駅を結ぶ鉄道橋として開通しました。

江原道・鉄原

江原道・鉄原は“渡り鳥の楽園”と呼ばれているスポットですが、朝鮮戦争では激しい戦いが行われていました。


当時、1時間で約3万人の兵士が移動していたという「第2トンネル」の他、生々しい砲弾跡が残っている「労働党舎」などが見どころのひとつ。


またソウルから北朝鮮まで続いていた京義線の廃駅「月井里駅」の他、DMZや北朝鮮の風景を見渡せる「鉄原展望台」もこのエリアを代表するスポットになります。

韓国DMZは男性にも人気が高い観光スポット♪

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