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韓国第三の都市、大邱のグルメ「大邱(テグ)の10味」をご紹介♡

アップデート : 2021-03-23

韓国第3の都市だと言われている大邱(テグ)。気になってはいるけど足を踏み入れたことのない方も多いのではないでしょうか?大邱ならではの味を味わえる、郷土料理があるんです!ここでは、大邱の味10選をご紹介します。普通のメニューと何が違うのか、日本との違いまで詳しくお話します♡

タロクッパ(大邱ユッケジャン)

韓国の中でも、辛口で多様な形態の牛肉スープがある都市は、大邱(テグ)が唯一だそうです。

 

テグユッケジャンの特徴の一つは、赤くとろみのあるラー油で、スープを煮るときに、唐辛子粉ではなく、溶かした牛脂で作ったラー油を調味料として加えます。

 

牛骨と牛モモ肉を一晩かけて煮出したスープに、ネギと大根、唐辛子粉とみじん切りにしたニンニクをたっぷり入れて、スパイシーですっきりとした後味が逸品。


タロクッパは、朝鮮戦争の勃発により、全国各地から避難民が大邱に集まり、クッパ(スープかけご飯)を嫌う人々が「ご飯とスープを別々に」と注文したことに由来し、特徴のひとつ。

 

タロクッパは、ユッケジャンの定食スタイルを指すものであり、「辛口、熱々」な大邱ならではの味を代弁する最高の郷土料理です。

ふぐプルコギ

フグ料理といえばせいぜいスープくらいだった頃、ややスパイシーな味付けと、モヤシ、タマネギ、ネギを入れてピリ辛に炒めていただくふぐプルコギが、大邱のある飲食店で開発されました。

 

現在では、大邱にあるほとんどのフグ料理店で提供されているメニューであり、シャキシャキとしたモヤシとふっくらとしたフグの身が口の中で一つになり、ユニークな味を演出。

 

ピリ辛の調味料がしみ込んだフグの身に野菜を添えて食べながら酒を酌み交わし、残ったソースにご飯を入れてチャーハンにしていただくのが一般的です。

 

モッチリとした食感ながらも脂肪は少なく、すっきりとした味わいの中にほのかな甘味と旨味が感じられます。

焼きうどん

焼きうどんは、1970年代に大邱で初めて開発されたスパイシーな大邱スタイルの炒めうどんです。

 

唐辛子粉とニンニクの辛味をベースに、タマネギ、白菜、ズッキーニ、緑豆モヤシ、キクラゲを入れて、夏にはニラ、冬にはホウレンソウにエビ、イカ、豚肉を入れます。

 

強火で炒める汁なしの麺料理で、およそ40年前、イタリアのパスタに匹敵する大邱スタイルの辛口うどん炒め料理として誕生しました。

 

適度な辛さの後には甘味の余韻が残り、野菜を強火で手早く炒めてから麺を入れるため、素材の香りがそのまま生きているんです。

 

甘辛い味はやみつきに!

マクチャン(牛のホルモン焼き)

マクチャンは、焼酎と最も愛称が良い肴として有名で、牛の第四胃(ギアラ)を練炭や炭火で焼いて、特製の味噌ソースとニンニク、ワケギを添えて食べるのが特徴です。

 

高タンパク・低脂肪で、カルシウム含有量が牛肉よりもよりはるかに高いため、子供の成長発育にも良いんです。

 

全国でも特に大邱で発達したマクチャン文化が、近年では全国に爆発的に広がる傾向にあり、最近では豚のマクチャンも好まれています。


さまざまな場所で、大邱ならではのジューシーでモチモチとした歯応えのマクチャングイを味わうことができます♡

なまずのメウンタン

昆布と大根でとったスープに、水田で養殖した活ナマズとニンニク、唐辛子粉をたっぷり入れてピリ辛味に煮込んであるのが大邱スタイルの辛味スープ。

 

手頃な値段でたっぷり楽しむことができ、ピリ辛のスープの味が逸品の料理なんです。

 

特別な香辛料を使わなくても生臭さがなく、丁度良いピリ辛さがあります。

 

特にすいとんを入れて食べると、スープと絡み合ってさらに深い味を楽しむことができます。

ムンティギ(牛刺し)

「ムンティギ」とは、親指の第一関節のサイズにぶつ切りにした生の牛肉を意味する慶尚道の方言なんです。

 

チョジゲ肉(牛モモ肉の一種で、牛の後肢の内側のモモ肉)をぶつ切りにして、ゴマ油、ニンニク、粗く砕いた唐辛子などを混ぜた調味料でいただく料理を指すのですが、牛の生肉をこのように提供するのは、全国で唯一、大邱だけです。

 

新鮮でなければ販売できないメニューであり、新鮮な韓牛の味をそのまま堪能することができるんです♡

 

全国的には、ユッケが酒の肴として広く人気を得ているんですが、韓牛の生肉のムンティギは、大邱が元祖なんです。

 

肉に味付けをしなくても、肉自体に風味があって物足りなさは感じない。薬味がコクを加え、肉のモチモチとした食感と柔らかさが調和して、複合的な味が演出されています。

ムチムフェ(刺身の和物)

大邱は内陸地方であるため、1980年代以前には新鮮な活魚を味わうことができない地域でした。

 

活魚の代替食品として、茹でイカやサザエ、タニシ、アナゴなどに大根の千切りやセリを加え、唐辛子粉、ニンニク、ショウガで和えたムチムフェは、40年以上前から大邱でしか味わえない独特な名物料理なんです!

 

海でとれるイカ、サザエと、水田でとれるタニシを茹でて、アナゴは生のまま入れるのが特徴。

 

ボリューム満点ながら手頃な価格と、ピリリとパンチの効いた味で、老若男女を問わず、すべての人に愛される料理です。

ヌルングクス(韓国式手打ちうどん)

大邱は、全国的にククス(麺)の消費量が最も多い地域として知られるほど、大邱の人々の麺へのこだわりは格別だそうです。

 

ヌルングクスは、慶尚道スタイルの韓国式手打ちうどんの別名で、牛骨、海鮮などは使いません。


全国で唯一、濃厚にとった煮干しのだしをスープに使う大邱地域を代表する麺料理で、小麦粉と適量のきな粉を混ぜて薄くのばし、重ねて細切りにした麺を、煮干しのスープで煮込んで食べます。

チムカルビ

ぼこぼこのアルミ鍋にじっくり煮込んだ牛カルビを入れて、唐辛子やみじん切りにしたニンニクを主な薬味として調理したことから始まったチムカルビ。

 

醤油だけで味付けするカルビとは全く別物で、大邱だけで味わえるスタイルです。

 

食事後に残った薬味にご飯を入れて混ぜると、刺激的な辛さが口いっぱいに広がります。

 

醤油で味付けしたカルビとは異なり、舌がひりひりするほど辛い中にも甘さがあり、やみつきになる一品です。

ナプチャクマンドゥ(ぺたんこ餃子)

ほとんど味がしないのが特徴です。

 

薄い餃子の皮に少量の春雨の具を入れ、半月のように形を整えて、一度茹でた後、醤油をかけて食べる大邱だけで味わうことができる料理です。

 

大邱で既存の中国スタイルの餃子の脂っこさをなくすために、少量の春雨、ニラ、ニンジン、キャベツ、ネギなど、野菜中心の具を入れて作った新しいスタイルの餃子。

 

最近ではトッポッキや唐辛子などの辛い野菜と混ぜて辛さを楽しむこともできるローカルフードだそう。

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