アップデート : 2020-03-12
新型コロナウイルスの感染拡散で、マスクを着用する機会が増えた韓国人。口元が隠れることで、化粧品の売り行きにも変化が起きています。韓国での報道をご紹介します。
新型コロナウイルスの影響が、化粧品の売れ行きに変化をもたらしています。
マスクの着用が生活化し、肌トラブルを訴える人が増え、スキンケア用品の需要が増加しています。
一方、口紅をはじめとするカラーコスメの需要が減少。
口紅はマスクにつくためつけるのが難しく、最近は在宅勤務が普及していることもあり、あえてリップを塗る必要がないという、現実的な理由も影響を及ぼしているようです。
10日、韓国の大手ネット通販サイトのGMarketによると、先月7日から8日までの基礎化粧品部門のうち、化粧水・ローション・クリームの販売数は、前年同期比29%と142%増加。
同じ期間に、エッセンス・ミスト・クレンザー販売量もそれぞれ108%・52%・84%増えたそう。
その一方で、カラーコスメの需要は減少しており、同じ期間のGMrketのアイメイクとリップケア・チーク販売量はそれぞれ6%、15%減少。
また、新型コロナウイルスが拡散し始めた先月1日から4日までに、ドラックストア大手のオリーブヤングの売上高を調べた結果、「トラブルケア」関連商品の売上も、前年同期比42%増加したことが分かっています。
新型コロナウイルス予防のためのマスクの着用で、皮膚刺激を受けトラブルの悩みを訴える人々が増え、ニキビ・吹き出物など肌の悩みが増えたことが原因と言われています。
早く新型コロナウイルスが落ち着くことを、祈るばかりです。