皆さんは「結婚」に対してどのようなイメージをお持ちですか。
楽しそう?華やか?大変そう?
こんな結婚式がしてみたい、こんな新婚生活を送ってみたいと思っている方もいらっしゃると思います。
でも日本なら想像できるけれど、韓国の結婚はどうなのでしょうか?
韓国好きの方なら韓国の事情も知っておきたいですよね。
今回は「韓国人の平均結婚年齢は?」など、韓国の結婚事情に迫っていきたいと思います。
皆さんの考える結婚適齢期は何歳ですか。
2017年の日本人の平均初婚年齢は男性が31.1歳、女性が29.4歳。(『人口動態統計』厚生労働省)
では韓国ではどうでしょう。
韓国の未婚の男女が考えている結婚適齢期は30代前半。
これは私たち日本人の平均初婚年齢と似ていますね♪
そして韓国の未婚女性が考える理想的な男性相手の年齢は30代前半。
また未婚男性が考える理想的な女性相手の年齢も30代前半がもっとも多いそうです。
初婚の年齢は、男性が32.8歳、女性が30.1歳。(韓国統計庁の2017年の資料)
これは前年と比べ僅かに年齢が高くなっています。
女性の初婚の年齢が30歳に達した事で、韓国では晩婚化が進んでいると言われているようです。
日本では結婚まえに一緒に暮らすカップルが7割と言われています。
結婚前のお試し期間や相手をよく知りたいという理由でするカップルが多いとか。
では、現在の韓国ではどうでしょう。
韓国ではあまり「同棲」が一般的ではありません。
「結婚前の男性と女性が同居するなんておかしい。」は現在も残っている風習。
しかし最近では、結婚前にお互いのライフスタイルが合うかどうかを知る方法として、「同居」を取り入れている若い人はかなり増えているようです。
ただ・・そこまで堂々と言えることではないようです。
昔の上流階級の家では、結婚しても男女が別々の空間で暮らしていた韓国。
しかし現代の夫婦は一緒の空間で生活をしています。
結婚後の生活にも変化が出てきたように、結婚前の二人も同居を考えるカップルが増えたのではないでしょうか。
日本と似ているといわれる韓国。
果たして若者の結婚に対する意識も似ているのでしょうか。
韓国の未婚率、30歳~34歳男性が56%、30歳~34歳女性が38%。
日本の未婚率、30歳~34歳男性が47%、30歳~34歳女性が35%。(保健社会研究院の2019年の記事)
実は、韓国の青年層の未婚率が日本を上回っているのです!
また、日本より少し進んでいるのが晩婚化。
この現象は、経済的要因が大きく影響しているようです。
「経済的に厳しいから、仕事が忙しいから。」と結婚をしない若者が増加。
特に社会で働く韓国女性が増えたのも、未婚率・晩婚化を促進させていると言われています。
それに伴い少子化にも繋がってきています。
労働時間の見直しや結婚や育児を支える企業の在り方が問われているのは、日本も韓国も同じですね。
日本と韓国、結婚式ではどのような違いがあるのでしょうか。
まずご祝儀です。
日本では、友人だと3万円が相場とされていますね。
韓国では30,000ウォンか50,000ウォン(3千円か5千円)くらいが妥当だそうです。
次に服装。
日本ではドレスアップが当たり前ですが、韓国では華やかな感じの服装であればOK♪
ちなみに、チマチョゴリは親族のみが着られるものだそうです。
また式の所要時間を見てみると、日本では2時間~3時間はかかりますよね。
ですが韓国は全部合わせても30分~1時間。
かなりスピーディー!
日本では披露宴中に食事をしますが、韓国では終わった後にバイキング形式の食事会が開かれるそうです。
また演出としてよく行われる「ブーケトス」。
韓国は日本と違い、特定の友人にブーケを渡すのが一般的。
なぜかというと、半年以内に結婚しないと6年結婚できないというジンクスがあるので、誰にでも渡すことができないのです。
既に近々結婚予定のある人がターゲットになるそうですよ♡
5. 韓国で「妻」が乗り越えなければならない家族行事
家族や親族をとても大事にし、家族行事は毎年必ず行う韓国。
韓国では「妻」が乗り越えなければならない家族行事があります。
それは秋夕(チュソク)と旧正月。
①秋夕は旧暦の8月15日に祖先祭祀や墓参りをする行事です。
秋夕当日の朝、親族一同綺麗に洗濯した韓服を着る事から始まります。
新米で炊いたご飯とお酒、三日月型のお餅、ソンピョンをお供えものとして準備。
その後先祖が眠る墓地へ出向き、家族総出でお墓の掃除をし、お供え物を捧げていきます。
お供え物の準備は当然ですが、部屋の掃除をしたり食材の買い出し、また人数分の料理を作るのは当然妻の仕事です。
②次に紹介するのは旧正月。
旧暦1月1日の旧正月の事を韓国語で「설날ソルラル」と言います。
日本と違い旧暦重視の韓国では、旧暦の1月1日にあたる日の前後3日間が祝日となります。
来年は2020年1月25日(土)が旧正月です。
この時は日本と同じように家族、親族で集まります。
20種類以上の食べ物をお供えし、先祖の霊を迎え入れる儀式「茶礼(チャレ)」。
旧正月も秋夕同様、お供えの準備や掃除は妻の仕事です。
韓国の妻が家族行事を乗り越えることで、家族の一員となっていくようですね。
韓国のリアルな結婚事情を徹底分析!韓国も独身層が急増中?まとめ
「韓国のリアルな結婚事情を徹底分析!韓国も独身層が急増中?」と言うことで、韓国のリアル結婚事情を紹介してきました。
韓国が日本よりも晩婚化が進んでいるとは・・とても意外でした。
近年ますます、キャリアウーマンの女性たちが増えてきたのかもしれません。
日本と似ているところもあれば、全然違うところもあった韓国の結婚事情。
家族や親族を大切にする韓国だから、日本人にとっては想像できないところもあるかもしれません。
もし、韓国の結婚式や伝統行事に参加する機会があればぜひ参考にしてみてください。