アップデート : 2020-12-31
「オッパ」という韓国語、韓国ドラマや映画で耳にしたことはありませんか?韓国では日常的に使われる呼び方なんです。どんな人に使えるの?呼び始めるタイミングは?またオッパ病って何?オッパという言葉にまつわる疑問はこれを読んで解決♪韓国語「オッパ」を使いこなしましょう〜!
「オッパ」、韓国語で「오빠」と書きます。 日本語では「お兄さん」という意味。
女性が年上の男性に対して使う呼び方で、
血のつながった兄妹以外にも、親しい男友達や彼氏、結婚したあとも夫に対して使うことがあります。
日本語では、兄弟でもない人に「オッパ」と呼ぶのはとても違和感がありますが、韓国では一般的。
それだけ人と人との距離が近い韓国らしさが現れている言葉なんです。
韓国にもいくつか方言がありますが、その中でも特に強い方言がある慶尚道(キョンサンド)。
韓国の南東に位置し、釜山や大邱がある地域です。
慶尚道の方言は、イントネーションの波が激しく、怒ってる?と思うほど強い印象を与えることも。
慶尚道で使われるオッパには、最後に「や」を付けて、標準語より振れ幅を大きく発音します。
「 ⤵⤴⤵ 오빠야(おっぱや) 」
特に慶尚道の女性がこのように話すと、田舎っぽさがありながら、すごく可愛いそうです!
女性から見て”年上の男性をオッパと呼ぶ”のはご紹介した通りですが、では実の兄を呼ぶ時はどうすれば良いの?と思われる方も多いと思います。
基本的には、自分の兄を呼ぶ時も「オッパ(오빠)」です!
しかし、実の兄のことを他人に話したりする場合には、分かりやすいように違う呼び方をします。
「チンオッパ(친오빠)」:実の兄
※オッパに親しいという意味の「チン(친)」という文字を頭につけます。
また実の兄が複数いる場合にはこんな言い方もあります♫
「クンオッパ(큰오빠)」:長男
※大きいという意味の「クン(큰)」
「チャグンオッパ(작은오빠)」:次男
※小さいという意味の「チャグン(작은)」
では、実の兄ではない年上男性を「オッパ」と呼び始めるタイミングは、いつが良いのでしょうか?
初対面でいきなりオッパと呼んでしまうと、馴れ馴れしい印象を与えてしまうので、少し控えた方が良さそうです。
一般的には、何回か会って話しをしたり、お互いのことが何となく分かってきて、距離が縮まってきたら呼び始めます。
また憧れの年上男性なら、アタックするタイミングで「オッパ」と呼び始める人も多いようです。
この「オッパ」という言葉…
言い方によっては年上韓国男子を、メロメロにする魔法の言葉になることも…(笑)
下の動画を見ていただくと分かるように、『オッッパ〜♡♡』とぶりっ子モード全開で言うのがポイント。
「普段のキャラと違いすぎて難しい」というあなたも、好きな人の前で1度だけ挑戦してみてください!
時には例外もありますが、きっと喜んでくれること間違いなしです。
ただし、挑戦する時にはTPOや、事前の関係性はしっかりと築いてから、トライしてみてくださいね(笑)♡
可愛く振舞う「愛嬌(エギョ)」は、KPOPアイドル達がよく使う必殺技でもあります。
様々な愛嬌の形がありますが、中でも代表といえば、この歌『オッパヤ』ではないでしょうか。
TWICEなど、人気アイドル達がテレビ番組で披露しているのを見た、という方も多いと思います。
恥ずかしながらも完璧な愛嬌を振りまけるのは、さすが世界的アイドルですよね!
『オッパヤ』の歌詞は、「オッパ〜、私本当に好きな人ができてね。1人でクヨクヨして、病んで死んじゃいそうだから話すね。」といった感じで、オッパのことが好きすぎるとアピールする曲です。
こんな歌詞を愛嬌いっぱいで歌われたら、韓国の男性がメロメロになるのも納得ですよね。
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このように韓国ドラマや番組を見ていると、韓国の男性は「オッパ」と呼ばれ喜んでいる姿がよく出てきますが…
実はそうでもない場合もあります!
「オッパ」とは、女性が年上の男性を呼ぶ際に使うただの呼称に過ぎないので、「オッパと呼ばれても何も感じない」という人も結構いるそうです。
特に妹がいる人など、普段から呼ばれ慣れている人は、特別感を感じないのかもしれないですね。
でもやはり可愛い年下の女性に「オッパ♡」と呼ばれて悪い気はしない…というのは大多数の意見だと思います…(笑)
いつどこでも年上男性に向かって、「オッパ〜」と呼べばいいのかというと、それは違います!
「オッパ」は、”実の兄のように”親しい間柄の人に対して使う呼び方。
会社などオフィシャルな場面では、もちろん使わない方が良いです。
日本と同様に仕事場であれば、「〇〇先輩」や役職名で呼ぶのが一般的ですよね。
また、言う側も聞く側も「オッパをつけて呼ぶ=間柄が近い関係」と自然と受け取りますよね。
実の兄ほどの間柄でなくても、少なくとも「初対面でのぎこちない壁はない、またはそれ以上の間柄」というニュアンス。
そのため好きな年上男性がいる場合は、誰に対してもすぐにオッパと言わず、本命の人にだけ「オッパ」を使うことで間柄に特別感も出て、自分の気持ちがさりげなく伝わるかもしれません♡
さて最後に「オッパ病」についてご紹介します。
「オッパ病」とは、
男性が年下女性と会話する中で、自分のこと(第一人称)を「オッパ」と呼ぶこと。
例えば…
「オッパが手伝ってあげるよ」
「オッパとご飯食べようよ」
「オッパが迎えに行ってあげようか?」など
全て第一人称をオッパと呼ぶことを指します。
必ずしも、自分自身のことをオッパと呼ぶ男性全員がそうとは言えませんが、
韓国女性の間では、この「オッパ病」にかかっている男性には要注意、という認識が少なからずあるようです。
それは、人によっては「いつも年上感を出してくる」「”〇〇してあげる”のように口調が上から目線」と感じてしまうからなんだそう。
韓国の女性は例え彼氏が年上でも、対等に接してくれる関係を好む人も多いようです。
反対にこの「オッパ病」は、好きな女性に対しての思いやりや、面倒見の良さからきている言動なので、頼りになるという意見もあります♡