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お祝いの日に食べる!韓国のわかめスープ 由来や本場レシピまで!

アップデート : 2019-07-26

韓国では特別な日、またはお祝いの日に食べられるというわかめスープ。 今回はそんなわかめスープの歴史的背景や、発祥、由来と一緒に、自宅で簡単に再現できるレシピをご紹介します! いつものわかめスープに一手間加えるだけで簡単に韓国本場の味を再現できるんですよ♪

みなさんこんにちは!
韓国文化を勉強中のsg_ieyです。

今回は韓国の「わかめスープ」について
ご紹介します!

本場の味をより再現できるメニューだけでなく、
わかめスープの発祥や由来なども併せて
ご紹介!
これを読めばわかめスープに詳しくなれること
間違いナシです。

わかめスープとは

まずは韓国のわかめスープについて
知っていきましょう!

わかめスープというと、材料として浮かぶのは
もちろん「わかめ」ですよね。
実は韓国では、わかめと一緒に牛肉やニンニク、
魚醤を入れて出汁を取るんです!

そのためあっさりしていそうなわかめスープですが、
意外にも栄養やスタミナが豊富!

レシピは後ほどご紹介しますが、
日本とは一味違うわかめスープを味わえますよ!
日本でよく食べられるわかめスープとは
少し違いませんか?

わかめスープの発祥

お次に気になるのが“わかめスープの発祥”。

韓国語でわかめスープは미역국(ミヨックク)、
日本でよくいうわかめスープは
日本の企業である「理研ビタミン」さんが
発売しているワカメを用いた食品の商標です。

韓国では料理名としてわかめスープがありますが
日本では企業の商品名としてわかめスープが
存在していました。

韓国でのわかめスープの歴史は朝鮮王朝時代に
遡ります。
当時、王家に男子が誕生すると
ワカメやノリといった海藻類を食べていたことが
記されています。

今では簡単に養殖できるようになり手軽に
調理に使うことが出来ますが、
当時の人々にとっては高級食材でした。

特別な日に食べるのはなぜ?

では、なぜ「特別な日」にわかめスープを
食べる文化があるのでしょうか?

実はこの「特別な日」という認識が
時を重ねるごとに少しずつ変化していました。

元々は「母乳の出が良くなる」ことから
朝鮮半島の女性が産後にミヨッククを食べる
習慣がありました。
それが転じて「母への感謝を込めて」誕生日に
ミヨッククを食べる文化が発展してきました。

先程紹介した歴史でも“誕生日に”食べていた
ということなので、お祝いの日に食べるという
文化が出来上がったのではないかと思われます。
誕生日の食卓でわかめスープを発見!
投稿には
「생일 축하 합니다.ㅎ」(誕生日おめでとうw)
の文字が!
当時の人々にとってわかめスープは
高級食材だったんですね。

逆にわかめスープNGの場面も!

お祝いの日に食べられるわかめスープですが、
“よく滑る”ということで受験や試験にはNG!

受験に落ちたら「わかめスープを食べた」という
ことも…

“滑る”、“落ちる”を気にする日本と似ていますね…

韓国本場の味を家庭で!わかめスープの作り方

わかめスープについて歴史的背景を
知っていただいたところで、実際に韓国の
わかめスープが食べたくなりませんか?

今回は韓国本場の味のわかめスープの作り方をご紹介します!

材料・下準備(2〜3人前)

・わかめ(50g)
・薄切りの牛肉(50g)
・ねぎ(約15cm)
・ニンニク(1/2~1片)

・薄口醤油(小さじ1)
・魚醤(小さじ1)
★魚醤はお好みで
・ごま油(大さじ1)
・塩(少々)
・こしょう(少々)
・すりゴマ(適量)
・だし(3カップ)
★煮干しと昆布ダシが◎


[下準備]
・わかめはあらかじめ戻しておく
・にんにくは薄切りにする
まずは牛肉でしっかり出汁を取る!

作り方

1.わかめは一口大に、牛肉は細かくカット。

2.鍋を用意し、そこに
・ごま油
・にんにく
・牛肉
を入れて、弱火にかける。

3.牛肉の色が変わり、水分が飛んだところでわかめを入れて炒める。

4.出汁を入れて沸騰させる
★アクが出たら取る

5.
・長ネギ
・薄口醤油
・魚醤
・塩
・こしょう
を入れて味を整える。

6.器に盛り付け、すりごまを振りかけたら完成!
出汁に使った牛肉もいただきます!
ムール貝や、アマダイ、ウニを使ったミヨッククも!

まとめ

いかがでしたか?
いつものわかめスープにほんの一手間で本場の味に!

今回はわかめスープの歴史とレシピを紹介しました。
今後も韓国料理のレシピと一緒に背景も
お伝えする予定なので、お楽しみに!

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